反省点。

Dsc_0040 普通の人は、何のことかわからないと思いますが、文机の脚が天板に4枚の貫通ホゾで組まれています。

これがちょっと失敗でした。5枚は必要ないと4枚にしたのですが、強度的には問題ないのでしょうが、見た目、どうも間延びした印象です。

結局、正直なところ5枚は面倒だったのです。ア~、手抜きはいけません。反省。

全体の手間から見れば、微々たる労力です。アリ組みの組み手の数も、手間を考えて決めてはいけません。一番いいバランスの数にしなくてはなりません。

16年もやっていても、なかなか学習は尽きないものですね。Dsc_0051

これは、使い切った漆のチューブを解体して、残った漆を取り出しているところです。

お頭を切り離して、胴体は背開きにして立てます。これで殆ど無駄なく回収できます。

漆は粘度があるようで、水のようにサラサラしています。刷毛で塗るのにも、拭き漆で伸ばすにも、拭き取るのも非常に作業性がいいです。あまり知られていませんが、これが漆が優秀な塗料である一つの理由です。