ネットをしていると「ヤフオク」の広告が入ります。模型飛行機とか見ていたらドンドン出て来ますね。その中にソリッドモデルというのがありました。木の塊から削り出して作るという。職業柄、後学のために完成品を一つ求めてみた。
1930年代のデハビランド社の機体ではないかと出品者は言っております。製作は名人の伊神氏という方らしい。全幅184㎜ 37g。
手のひらに載る大きさです。
星形8気筒のエンジンは一つが米粒大。そこに排気管とヘッドのバルブを動かすロッドが2本付いています。一部塗料が剥がれていますが樹脂で自作したんだろうか?
前方に客室があり遊覧飛行したのでしょうか?内部にシートも付いています。
コクピットには操縦桿も。
信号灯は0,5ミリくらいの太さでしょうか。
美しい~。全ての翼に布張りの凹凸が付いている。尾翼は控えめ。
機体の中央下に小さな穴。どこをどう省略するかが腕の見せ所なのでしょう。センスいいですね。やっぱり美意識が大事よ。
ちなみにWikipediaから拝借したソリッドモデルのキット!マジかよ、こんな部品だったら作業場にいつでも転がっているぞ。設計図もこれじゃ~どうしようもないから資料も集めなければならなかったでしょう。
しかし、割とリーズナブルに購入出来ました。これは陶芸の大先生の器がヤクオフで1/10で購入出来るのと同じなのでしょう。手作り職人つらいな。
コメント
尾翼あたりの形はD.H.風ですが、確かに正確な機体名はわからないですね。
プラモデル以前、模型と言えばこうしたソリッドモデルで、たまごパックを風防にしたり、糸半田をエンジンの配管に使ったりと作り手の個性が見えて楽しいものです。
木ベースではないですがオートバイなんかもココまでスクラッチしちゃう人もいるので趣味の世界は奥深いです。
http://kimshouse7015.com/
おお、キャノピーは型作って卵パックを熱しながら掃除機でバジューム成形とかしたんだろうな。
バイクもやるもんですね。
でも、買ってはみたものの不用意に触ると張り線が外れたり余りにも精密に出来ているので、どうしてよいか分かりません。
絵文字がなくなったな。そこまで厳しいのか nifty!
ググってみたら主翼・車輪周り・全体の雰囲気からするとDH社で間違いないでしょう。