昨日は精出して仕事をしたが、本日はまた調子が悪い。しかし、新作の模型を作ったりと、それなりに仕事をした・・・・程でもないんですけど。
大工さんは柱を本来木が生えていたように立てます。反対にするのは逆柱と言って忌み嫌われます。まあ、元の方が硬いので理にかなっている。宮大工なんかは東西南北まで生えていたように設置する。これにも理由があります。
大工さんは見た目ですぐどちらが元か分かるという。建築用の柱は長いので分かり易いのでしょう。しかし、私は分かりません。
木工の場合、使用するのは元に近い部分で材質も比較的均等です。長さ2mだと全然分からない。例えば箱を組む時は天地より木目を考慮して組みます・・・というのが普通だと思います。
この場合は枝が出ていたので明白ですね。
ところで、私は生えているように材を立てかけたのですが、ネットで調べてみると材木屋は下から湿気を吸うので天地を逆さまにするのだそうです。ホンマじゃろう~か?まあ、昔からそうしているので根拠はあるのでしょう。
この話は掘り下げるときりがないので此の辺で止めておきます。
もう廃業しましたが、近所の古い印刷屋は立派な木造建築ですが、大黒柱が逆柱だそうです。だから事あるごとに、ご近所は「逆柱だから・・・。」と噂しておりました。しかし、何十年も続いたので大勢に影響はないのでしょう。