昨日は背に腹は代えられず、腰痛をおして奈半利町に納品に出掛けた。
立派な神棚。ご主人の話では、140年前に家を建てた大工が作ったものではないかということ。
同感です。少しも手慣れた所がないし、柱に恐ろしく目込みの魚梁杉を使っているあたり、建築のスケール感を分かっている人だと思います。
良く見ると凄いんだけれども、厭味な所が全くない。
昔は、棟梁が夜なべして神棚をプレゼントしていたのかもしれませんね。
今時の機械で作ったペラペラの神棚と比べると、文明は進んでも文化は廃れたというか、人間は馬鹿になりました。
懐が暖かくなったので、ホテル「なはり」でイカと野菜の天ぷら定食を頂く。流石にアオリイカを使っているようでした。
帰りに、田野町の「二十三士の墓」を訪ねました。
大した抵抗もせずに捉えられ、ポンポンと首をはねられたそうですが、追手は自国の藩士であり、複雑な心境ではなかったでしょうか。