現在制作しているコレクションボックスの蝶番が曲面に取り付くため、ぴったり曲げるのに苦労していました。なんとか、自力でごまかせましょうが、ここは次の仏壇の金具のこともあり、曲げの基本を習うために、造形師の藤田君を訪ねた。
彼は鍛金が得意のようだが、彫塑もするし大工仕事も出来るので、時々手伝ってもらっている。今回、初めて仕事場にお邪魔したが、ウ~ン、やっぱり道具が一杯いるんだな~。
鉄の角材を削って、叩き出すため雌型を作っているところ。しかし、この方法では、上下で形状が違うため、片側2枚分の型しかできなく、手間がかかり過ぎるのでやめる。でも、少量だったら堅木で代用することも出来、使えそうだ。
結局、さほど特殊な道具を使うことなく叩き出して曲げてしまう。ハンマーは何種類か揃えなくてはならないな。先に心棒の入るパイプ部分を作ってしまったのが失敗のようだった。何事も経験じゃ。
今回は大変良い経験になりましたが、本業は木工ですので、こんな所で足踏みしているわけにいかず、とっとと品物を仕上げて、次の仕事をしなければ飯が食えません。職人はつらいジョ~!!
かといって、外注するほど予算はなく、微妙な部分は自分でやるしかありません。でも暑すぎてそんなに頑張れません。