kira-osamu一覧

初鰹

初ガツオの季節になりました。カツオ食いにとっては、トロ鰹よりやっぱり今の鰹の方が好みです。五十両程しますけど。

Dsc_9362

近所の「魚兼」で、後で食うからと“柵”で頼んだら皮も骨も付いたままでした。聞くと「なるだけ触らない方がやっぱり美味しい」そうです。

ほんで、夜になってj塾長嫁Mちゃん奮闘。

Dsc_9365

流石「魚兼」、量販店の鰹とは別物でした。事前にニンニクを漬け込んだ薄口醤油で頂きました。

Dsc_9371

最後にズケ風にしてご飯で頂くと、これも絶品。

旨いものを食べると元気になりますね。


イタドリ

Dsc_9340

イタドリ(イタズリとも言う)は、高知県ではこの時期、タケノコと並んでよく食べられる食材です。他ではあまり食べないらしい。

日当たりの良い山道の脇に普通に生えています。タケノコと同じで、放っておくとどんどん伸びて硬くなります。

Dsc_9344

採るのは簡単ですが、皮を剥くのが大仕事です。

生のままでも、ポリポリ食べられます。子供のころは良く食べました。スカンポとかも。

Dsc_9345

炒めて食べることが多いと思います。大好きな料理の一つです。

近所に生えている方は、是非食べてみて下さい。


Dsc_9315

やる気もないので、午後から市場に杉を買いに出かけた。

途中、仁淀の河口に寄ったらM原の親父とK君がいた。

懲りんね~、君たちは。

Dsc_9316

波は風が入って良くないけれど、十分遊べる。しかし腰痛持ちは止めた方が無難です。

Dsc_9334

すぐに杉材が必要なわけではありませんが、木工の場合、先へ先へ段取りしておかなくてはなりません。

杉の世界も奥が深く、気に入った材はありませんでしたが、手ぶらで帰るわけにもいきません。

もう銘木には興味がありません。その辺に捨ててある材で、うんと高い家具を作りたいと思います。

考えてみたら、杉なら近所の製材にもあったんじゃないかな?杉も意外に高いな。

Dsc_9338

いつものように、ドックの船を眺めて、プールで水泳とウォーキングをして帰りました。

日曜も仕事をしたから、これでいいのだ。


枝のベンチ

Dsc_9312

枝のベンチ出来ました。

自分で言うのもなんですが、実物の方がずっといいです。大き過ぎて上手く撮影出来ません。

Dsc_9306

中央にY型の枝を入れると、組み立ての難易度が飛躍的にUPします。実際、この部分の接合は完璧ではありません。

Dsc_9216

後ろ姿も写真ではイマイチ。

Dsc_9220

両側の主柱は立体感を増すために前方に寝ています。

背もたれの枝は、笠木に直接肩が当たらないように、弓なりに反ったものを使っています。

Dsc_9224

胴付は、たまたま完璧に出来ました。

Dsc_9227

カミキリ虫の穴の埋木は上面だけで20ヶ所。

腰も痛くて難義でしたが、やれば出来るものですね。


昨夜、寝ていたら、早くも蚊の襲来があって、手の甲が痒くてたまりませんでした。でも朝起きるとそうでもなくて、どうやら夢であったようです。

Dsc_9170

私の作業台には穴があります。憶えていませんが、意図したものではなく、材料の都合だったと推測します。ここにクランプを突っ込んで固定するにも便利かなと・・・・・。

しかし、ゴミや鉛筆は落ちるし、丁度椅子の足も落ちる。クランプを使ったのは10年で2度ほどかな。ほんで潰しました。

Dsc_9171

脱着式ですが、アー!スッキリした。10分の作業でした。なんで今まで気が付かなかったのか不思議です。謎じゃ。

Dsc_9172

ここからは木工家専用です。

研磨に出していた、兼房のラフィングビット。やっぱり良く切れます。他のストレートビットは使わなくなりました。もう一本用意しておくかな。

Dsc_9174

なんかのついでに買っていたモノタロウのエンドミル。今回、6ミリを使ってみましたが調子いいようです。もう少し使ってみてから評価します。

Dsc_9177

静岡の販売店で買ったJesadaのスパイラル・1/2インチ。数年前に買ってから一度も使っていませんでしたが、兼房を研磨に出した際に使いました。

アリ組一ヶ所加工する間に切れ止んで、この有様。なんじゃこりゃ~!折れる可能性もあります。フェイスマスクしてないと危険じゃがな。

ルータービットの二流メーカーはかなり品質にバラツキがあるような気がします。返品出来るかな?


定点観測

突然の発射ならともかく、予告しているミサイルの警報すら出せないとは恐れ入ります。素直に失敗を認めた北朝鮮の政府の方がましなんじゃないかい。

「Wチェック」ち、各駅停車の旅じゃないんですよ。1分で大気圏を出たら、後はどえらい速度で進むんですがね。

Dsc_8989_2

先日のムサシアブミ。

Dsc_9061

展開完了。

Dsc_8998

裏山の山桜は、

Dsc_9129

終了しました。現在、ソメイヨシノが美しく散っています。

Dsc_9137

アケボノツツジは満開を迎えております。

腰はまだ痛い。


ベンチの仮組

ア~、高知は急に暑くなって来ました。寒いのもイヤじゃが、暑いのも嫌いです。

「お天気ドンよ~、暑いか寒いかどっちかにしてくれんかな。」

「旦那~、そんな殺生な。うちらかて好きでやってるわけじゃありませんぜ。」

Dsc_9128

遅れに遅れていた枝のベンチがやっと組上がりました。

久々にやると失敗の連続でした。しかし、笠木(背もたれの横棒)等はそうそうスペアがあるわけではなく、一度のミスが命取りです。こればっかりやっていれば、スパスパ決まるのでしょうが。

腰の痛い時に、こんな重たいものは難義です。仕上がりまで、もう一仕事、二仕事あります。


タケノコの思い出

正確には“タケノコの皮”の思い出です。

小さい頃、祖父母の家では、いつも食肉用の土佐赤牛を1~2頭飼っていて、遊びに行ったら餌をやるのが楽しみでした。

特にタケノコの皮は大好物らしく、実に旨そうに食べるのです。

Dsc_9123

配合飼料も混ぜてはいましたが、ワラや野菜クズ、雑草と与えるものはふんだんにありました。糞の使い道もあるんですよ。

祖父母は大の動物好きでしたから、いずれ売られていく牛の目を見ることはありませんでした。

百姓にしてはハイカラだったのか、仲良く牛を使って田起しをしている写真が残っています。残念ながら、私が物心付いたときにはトラクターでした。


中川幸夫

華道家の中川幸夫さんが亡くなった。93才。

若い頃はあまり好きではありませんでしたが、年とともに段々惹かれてゆきました。考えてみれば、成年男子で「お花」に傾倒する人はあまりいないと思います。

凡々とした華道家の中で、傑出した存在です。その割には世間の評価はいま一つのような気がします。また、外人には理解出来ないかもしれません。

今後、再評価の動きがあるかもしれませんが、絵画や彫刻と違い、写真でしか残らないのが残念なところです。


神棚

昨日は背に腹は代えられず、腰痛をおして奈半利町に納品に出掛けた。

Dsc_9082

立派な神棚。ご主人の話では、140年前に家を建てた大工が作ったものではないかということ。

Dsc_9095

同感です。少しも手慣れた所がないし、柱に恐ろしく目込みの魚梁杉を使っているあたり、建築のスケール感を分かっている人だと思います。

良く見ると凄いんだけれども、厭味な所が全くない。

昔は、棟梁が夜なべして神棚をプレゼントしていたのかもしれませんね。

今時の機械で作ったペラペラの神棚と比べると、文明は進んでも文化は廃れたというか、人間は馬鹿になりました。

Dsc_9101

懐が暖かくなったので、ホテル「なはり」でイカと野菜の天ぷら定食を頂く。流石にアオリイカを使っているようでした。

帰りに、田野町の「二十三士の墓」を訪ねました。

大した抵抗もせずに捉えられ、ポンポンと首をはねられたそうですが、追手は自国の藩士であり、複雑な心境ではなかったでしょうか。