初ガツオの季節になりました。カツオ食いにとっては、トロ鰹よりやっぱり今の鰹の方が好みです。五十両程しますけど。
近所の「魚兼」で、後で食うからと“柵”で頼んだら皮も骨も付いたままでした。聞くと「なるだけ触らない方がやっぱり美味しい」そうです。
ほんで、夜になってj塾長嫁Mちゃん奮闘。
流石「魚兼」、量販店の鰹とは別物でした。事前にニンニクを漬け込んだ薄口醤油で頂きました。
最後にズケ風にしてご飯で頂くと、これも絶品。
旨いものを食べると元気になりますね。
やる気もないので、午後から市場に杉を買いに出かけた。
途中、仁淀の河口に寄ったらM原の親父とK君がいた。
懲りんね~、君たちは。
波は風が入って良くないけれど、十分遊べる。しかし腰痛持ちは止めた方が無難です。
すぐに杉材が必要なわけではありませんが、木工の場合、先へ先へ段取りしておかなくてはなりません。
杉の世界も奥が深く、気に入った材はありませんでしたが、手ぶらで帰るわけにもいきません。
もう銘木には興味がありません。その辺に捨ててある材で、うんと高い家具を作りたいと思います。
考えてみたら、杉なら近所の製材にもあったんじゃないかな?杉も意外に高いな。
いつものように、ドックの船を眺めて、プールで水泳とウォーキングをして帰りました。
日曜も仕事をしたから、これでいいのだ。
昨夜、寝ていたら、早くも蚊の襲来があって、手の甲が痒くてたまりませんでした。でも朝起きるとそうでもなくて、どうやら夢であったようです。
私の作業台には穴があります。憶えていませんが、意図したものではなく、材料の都合だったと推測します。ここにクランプを突っ込んで固定するにも便利かなと・・・・・。
しかし、ゴミや鉛筆は落ちるし、丁度椅子の足も落ちる。クランプを使ったのは10年で2度ほどかな。ほんで潰しました。
脱着式ですが、アー!スッキリした。10分の作業でした。なんで今まで気が付かなかったのか不思議です。謎じゃ。
ここからは木工家専用です。
研磨に出していた、兼房のラフィングビット。やっぱり良く切れます。他のストレートビットは使わなくなりました。もう一本用意しておくかな。
なんかのついでに買っていたモノタロウのエンドミル。今回、6ミリを使ってみましたが調子いいようです。もう少し使ってみてから評価します。
静岡の販売店で買ったJesadaのスパイラル・1/2インチ。数年前に買ってから一度も使っていませんでしたが、兼房を研磨に出した際に使いました。
アリ組一ヶ所加工する間に切れ止んで、この有様。なんじゃこりゃ~!折れる可能性もあります。フェイスマスクしてないと危険じゃがな。
ルータービットの二流メーカーはかなり品質にバラツキがあるような気がします。返品出来るかな?
華道家の中川幸夫さんが亡くなった。93才。
若い頃はあまり好きではありませんでしたが、年とともに段々惹かれてゆきました。考えてみれば、成年男子で「お花」に傾倒する人はあまりいないと思います。
凡々とした華道家の中で、傑出した存在です。その割には世間の評価はいま一つのような気がします。また、外人には理解出来ないかもしれません。
今後、再評価の動きがあるかもしれませんが、絵画や彫刻と違い、写真でしか残らないのが残念なところです。
昨日は背に腹は代えられず、腰痛をおして奈半利町に納品に出掛けた。
立派な神棚。ご主人の話では、140年前に家を建てた大工が作ったものではないかということ。
同感です。少しも手慣れた所がないし、柱に恐ろしく目込みの魚梁杉を使っているあたり、建築のスケール感を分かっている人だと思います。
良く見ると凄いんだけれども、厭味な所が全くない。
昔は、棟梁が夜なべして神棚をプレゼントしていたのかもしれませんね。
今時の機械で作ったペラペラの神棚と比べると、文明は進んでも文化は廃れたというか、人間は馬鹿になりました。
懐が暖かくなったので、ホテル「なはり」でイカと野菜の天ぷら定食を頂く。流石にアオリイカを使っているようでした。
帰りに、田野町の「二十三士の墓」を訪ねました。
大した抵抗もせずに捉えられ、ポンポンと首をはねられたそうですが、追手は自国の藩士であり、複雑な心境ではなかったでしょうか。