なんか、だんだん根が続かなくなってきました。年じゃし、単純作業だし。
背もたれは一本一本、鉋でナグリ仕上げして、ペーパーで磨いています。全部で42本・・・大したことないか?
明日から、これに漆をかけていきます。また、指がつるな。あ~、木工はほんまに儲からん上に、地味な仕事じゃ。でも、リストラされる人よりはましかも。
来世はグラビアアイドルに生まれ変わって、南の島で服を脱ぐだけの商売がしてみたいです。
昨日は、栗の板を雨にさらしてアクを抜く乾し台を作っていました。
栗は表面にシミが出来ていることからもわかりますが、タンニンという成分が多く含まれていて、これが、塗装後もシミになったり、漆を乾きにくくします。
ただ、腐りにくいので家の土台にはいいです。昔は鉄道の枕木はクリでした。
小さな板で実験しましたが、本当は川などの流水に浸けておくのが一番いいです。しかし、このような材を浸けておくような場所は近所にはありません。
雨にあてると意外なようですが早く乾きます。多少痛みますが、味の内と考えます。
干している板は、ごく薄く挽いていますので、反っています。これを私は”ナチュラルベンディング”と呼び、この反りをそのまま生かした製品を作るつもりです。
左に並んでいる板は、世話してくれた銘木屋さんが「なんちゅうことをする!!」と止めに入って、自分としても自信がなく、通常どうりに挽いたものです。
この、乾し台は1年も前から計画していたのですが、腰が重く、でもやってみたら半日で出来ました。「案ずるより産むが易し」の典型でした。
カゼが治らずどうもいけません。熱はないのですがのどが痛いです。朝、咳とともに青タンが出ます。すごくネバネバで黄色いのでなんか捨てるのがもったいないです。テーブルトップの板剥ぎに使えそうです。写真をUPするのは・・・・・・こらえてあげます。
おかげで読書は進みます。配達とか雑用はしているので、治りにくいのかな。いつまでもグズグズしているわけにもいかないので、今日はとうとうお医者さんに行って強力な薬を頂いてきました。Y内科はお得意様でもあるんですが、この前の個展には来てくれなかったな・・・・・悪い患者に見込まれたな。
お客様に医者は多く、精神科から泌尿器科まで網羅している。最悪、金がないなら、家具で治療してもらえるかも。でも、そんなに医者にかかりたくないしな。どちらかというと、鍼灸師、祈祷師、太夫さん、狸の油が好きだしな。
先日作った、靴べらの取り付けの模様です。椿の細い枝を使っています。
ここが、市販の金具だと淋しいでしょう。
自宅での個展と言っても、やはり疲れるな。本日はほとんどお客さんは来ず。近所で陶芸をしているMさんが山歩きの帰りに寄ったくらいだ。暇なんで、前の道でオートバイを洗車していた。早めに配達の段取りをしたり。普通、最終日は割合売れるのにな。みんな、購入意欲がなくなったんだろうな。不況の影は最終日に出たな~。
でも、今回の個展、まずは成功で、今度の名古屋のグループ展で、豪遊は出来ないけど、居酒屋で一杯は可能だ。
こんなご時世ですから、お勉強はしましたが、精根傾けた高杯が売れたのは嬉しかったな。ちょっと自信がつきました。Kさん有難うございました。
モモの後ろの座卓も売れたよ。何でもいつかは出ていくな。いつも思うけど、お客さんが御代だけ置いていったらいいのにな。そうもいくまいが。
そんなことで、今日はHさんと「駅前酒場」で打ち上げをするので、会場を空けたまま、ブログを早めに仕上げました。
土曜日だったので、地元のお得意様に誘われて、6人で山中の居酒屋「やまぶき」に行ってきました。
ここの、カツオは、いつも旨いですが、いつお客さんが来るかわからないのによく仕入れるな。トマトも絶品じゃ。
海老フライを頼むと土佐ジローのゆで卵が付いていました。よくわからない取り合わせですが、すべて平らげました。ビジュアル的にもユニークです。
皆さん、よく飲み(ビール、焼酎とは別に、濁り酒を一升空にしました)食い、飲まなかった奥さまの運転で帰りましたが、私はいつものように車でキャンピング。もの好きじゃ。
朝はゆっくり寝て、7時に出発。個展期間中のキャンプは初めてだ。
酔狂したせいか、本日の販売は好調で何とか目標に届きそうだ。
明日一日頑張るぞ!!
昨夜は、高級居酒屋で、当社のお得意様のK社長に御馳走になった。こういうのは、貧乏木工家の役得やね。しかし、どうも場末の赤ちょうちんに慣れ親しんでいる者には、居心地が悪く、遠慮もあって・・・・・・・いっぱい飲みました。
6時から飲み始めて、社長と別れて、一人で「ノア」に顔を出して家に帰ったのは2時だったような。明日はまた6時から花見だ。
お得意様から靴べらを頼まれた。このところやる気がないし、二日酔いなんで、ちょっと、新しいことにチャレンジする。
椿の木を半割にして作る。椿なら柄を相当細くできる。
作り始めると、もとよりそのまま請求するつもりはないが、面倒で「こりゃー高くつくわ」
しかし、そこはプロ、3本目に取り掛かると、ツボが分かってきて、意外に商売になるかも。
普通の板材でもできるかもしれない。柄の部分に旋盤が使えたら楽だな。
しかし、どうも本格的な革靴に縁のない私は、ちょっとピンとこないのである。
でも、違いのわかるビジネスマンが、匠の技なる靴べらでピカピカの革靴をセットし、今日の戦場に出発する。クゥ~!イイカモ、イイカモ。
普通の人は、何のことかわからないと思いますが、文机の脚が天板に4枚の貫通ホゾで組まれています。
これがちょっと失敗でした。5枚は必要ないと4枚にしたのですが、強度的には問題ないのでしょうが、見た目、どうも間延びした印象です。
結局、正直なところ5枚は面倒だったのです。ア~、手抜きはいけません。反省。
全体の手間から見れば、微々たる労力です。アリ組みの組み手の数も、手間を考えて決めてはいけません。一番いいバランスの数にしなくてはなりません。
これは、使い切った漆のチューブを解体して、残った漆を取り出しているところです。
お頭を切り離して、胴体は背開きにして立てます。これで殆ど無駄なく回収できます。
漆は粘度があるようで、水のようにサラサラしています。刷毛で塗るのにも、拭き漆で伸ばすにも、拭き取るのも非常に作業性がいいです。あまり知られていませんが、これが漆が優秀な塗料である一つの理由です。
実際は、本日から漆塗りに入ってるんですが、
文机の脚の形はこうなりました。何気ないようで、実は末広がり、写真の末すぼまり、それに、それぞれに円弧状のふくらみを持たしたもの、カットの入ったもの2種。計6種類を試しました。
このような、カットは仏法臭いと言って嫌う人もいますし、確かにない方が素朴で力強いかもしれません。ただ、あまりにも素朴でありすぎるので、そこに意匠を注入するのは業師としては意義のあることだと考えます。
ずーっと、素朴でいるより次のステップアップにつながるというか、虎穴に入らずんば虎子を得ず・・・・・ちょっと違うか。まあ、失敗すればぶち壊しになりますのであながち大げさではないです。
でも、お客様がきて
「これ貰うわ。でもカットなしで仕上げて」
とおっしゃったら、当然・・・・
「御意!私もかねがね、何もしない方がいいと思ってたんです」
と言うでしょうけど。
左は角が腐っていましたの接ぎ木しました。木目は見事に合ってますが、色が違いました。
右はカミキリムシの穴に埋木しました。普段は楕円にしますが、初めて四角にしました。これもいいな。
どちらも、鋸目の傷も付けるという凝りようです。
初めて、Photoshop Elementsで組写真に挑戦してみました。