パソコンでデザイン (7)

今日は、集中的にウインドウズ版イラストレータをやっておりました。忙しさにかまけて、いつまでも放っておくのは、もったいないですから。

Butu_2 こんな感じ。仏壇の金具のデザイン、大きさ、レイアウトにかなり使えます。デザインは、パスの使い方に習熟がいり、一朝一夕には出来ませんが、ごまかしながらもなんとか。

蝶番は厚紙に実物大でプリントすればそのまま型紙に使えて便利でした。最後の取り付けの位置決めも、こりゃ楽じゃ。

着色は簡単ですから、お客様に見せるときは重宝しそう。私は、そんなにまめじゃないけど。それに、ちょっと安っぽいか?

パソコンはオタクのものだったのが、安くなったし、使い勝手も良くなり、だんだん元を取れるようになってきました。それでも出来ればやりたくないが。

*Vistaは悪評が高かったけど、私のような素人には使いやすかったです。今の機械なら遅くもありません。Officeも使いやすいと感じました。


拭き漆終了 (6)

Dsc_0005 拭き漆が終わりました。今回は6回塗りです。もう、2回ぐらい塗っても良かったんですが、キリないですから。自分で言うのもなんですが、結構迫力あります。まあ、使ってる材の力なんですが。

栃は、導管がない分、ケヤキなんかに比べると、塗は楽でした。以前は多く塗り残していましたが、最近はかたく拭き取ります。

Dsc_0009 現在は、赤く焼けて、どぎついですが、3か月もすれば薄く、透明に近い感じになります。

さあ、これから金具作りですが、これがまた一仕事です。

夏場に、このような大作を引き受けるのは、金輪際止めます。もっと、ショボイ仕事を数こなすようにしたいです。


帰宅後も充実。

Dsc_0003_4 日曜の朝の、入野松原。こうやって見ると、のんびりしているようですが、海は結構混んでいます。

お盆のときは、県外サーファーの放置したゴミがひどく、ローカルが他府県のショップに「もう来ないでくれ!」と通達を出したそうです。本当の遊びは、楽しいばかりじゃないいんです。ゴミを持ち帰って、分別して出すことも含まれます。彼等は地元に金を落とすことは殆どなく、ホントに迷惑です。

Dsc_0007 ところで、波乗り後の土曜の夜は、”いのチーム”は漁港で、夜釣りをしたんですが、ゴンズイとかの釣果を撮影したデータを誤って消してしまいました。失敗じゃ~!何事も経験じゃ~!!

日曜の夜、家に帰って、近所のO夫妻の家で一杯やりました。これは、帰りに私が採った陣笠貝の炊き込み。クッキングも私です。

Dsc_0010 夜釣りの釣果、香草蒸し。上がモンツキ、下がグレ。はっきり言って雑魚ですが、丁寧に調理して皆で食べれば御馳走です。生姜に味がしみて、いいツマミになります。

Dsc_0009 ニコニコ市で買ってきたムール貝。慌てて食べたので、撮影を忘れました。

貝類は、残念ながら、すでに旬を外していました。7月中やな。いい勉強になりました。

波乗りして、潜って、食って、飲んで、また休日が終わりました。今晩も飲みに行くけど。


仏壇の製作 (5)

Dsc_0017 今日は、涼しく、これから海に行きますので、簡単にすまします。すみません。

仏壇は拭き漆の段階に入りました。最初の塗りで、500gも吸い込みました。大食いじゃ~。写真は2回目が終わったところ。栃の場合、最初の塗りでは、ケバくて下品に見えますが、回を重ねるごとに、しっとりと落ち着いてきます。でも、ちょっと派手かも。

写真中央に見えるのは、板物を立て掛ける櫛。今回専用に作りました。この辺がプロのテクニックじゃ~。機械があれば、誰でも出来るんですが。左手前に見えるのは、茶托というか、コースター。端切れでたくさん作っていて、余った漆はチューブに戻せないので、これを塗ります。

Dsc_0006 高杯もなんとか出来ました。栃はたっぷり肉厚にする方が良いようです。


引出しの底板。

今、ちょっとだけ雨が降り始めました。このままでは、四国は干上がってしまう。それから、本日、また雀が落ちてきた。この調子だったら、むしって冷凍しておいて、屋台「六平ちゃん」に卸そうかな。

愛知県の木工仲間、齋田 さんのブログで引出しの底板のことが取り上げられていて、昔の話を思い出しました。コメントするには長過ぎるのでここで紹介します。

もう、10年以上前ですが、高知市のギャラリーで西日本では結構名の知れた、中堅の木工家の個展が開かれていた。私も好きなタイプの仕事で、ギャラリーのオーナーに紹介してくれるよう頼んで、出かけた。

その中に、、太いクスノキの丸太を立てて、そこに、背もたれと座を彫り込んだ一品モノの椅子があった。背は絶妙にカーブしていて、鑿跡も鮮やかだ。片方にガッチリと肘掛がはめ込まれている。価格は¥80万。このような商品はすぐ売れるわけではないでしょうが、他にないので、悪くない価格設定だと思います。

その肘掛には、小さな引出が付いていて、文庫本や喫煙具をしまうことが出来る。ただ、その底板が、白いシナべニアだったんです。全体が濃い色の作りだったんで、目立ちます。非常に口の悪い私は、まだ駆け出しだったにもかかわらず「え~!!¥80万の椅子の引出がべニアですか~!?」と言ってしまったんです。もちろん、しばらく談笑した後のことですが。まあ駆け出しだから言えたんでしょう。先生はややひきつっておられました。でも後でオーナーによれば「アイツはことが分かっているので、モノになるかもしれん」と言っておったそうです。

この場合、底板はすごく変わった杢板を選ぶとか、ブラックウォルナットに卵の殻で髑髏を象嵌するとか、遊びがあったら、すごく良かったんですね。先生は大作を完成させるのに一杯一杯だったんでしょう。素人の方が冴えてる時もあるんです。

しかし、私は”お口”で人生大分損をしています。悪気はないいですがね。口が上手かったら、もっと家具も売れてるだろうし、そもそも、こんな地味な仕事はやってないでしょな~。でも、最近結構商売上手かも。


招かれざる者

昨日、はじめてエアコンつけずに仕事をしました。今日、はじめてエアコンつけずに昼寝をしました。どうか、このまま夏よ、去れ!! 海辺のロマンスもいらないジョ~!以前は、秋の訪れは、寂しくもありましたが、もうそんな事、言っとられんジョ~!!

体は正直なもので、昨日から仕事がはかどります。毎年このような暑さなら、作業の段取りを考えなければなりません。高原のサナトリュウムで療養するか。肝臓の数値が悪いので。

Dsc_0046 先週は、この暑さのせいか三日続けて、薪ストーブの煙突から雀が落ちてきた。取り付けて10年余りで数羽だったのに、異常な高率だ。

こんなことなら、むしって食べれば良かったな。まあ、身は親指位しかありませんが。どうせなら、カモか七面鳥が落ちてこないかな。鴨なら煙突掃除に丁度いいし。

Dsc_0022 雀が落ちると、煙突が、カサコソいうのですぐわかります。最後の1羽はストーブの扉を開けても飛び出さず、首を突っ込んだ瞬間に出てきたので、肝をつぶしました。窓を開けてもなかなかうまく飛んでかないので厄介です。ススまみれですので、天井に印を付けてくれます。いい迷惑です。

クリスマスの日に、鴨が自分で羽をむしって、バターをたっぷり塗って、投身自殺してほしいです。七面鳥は煙突が詰まりそうなのでやめておきます。


河原の植物誌

昨日の仁淀川でのキャンプ、早起きは3文の得で、カメラを持って河原を散策してみました。とはいっても、波乗り組は暗いうちから出発していましたが。

Dsc_0116 葦(よし)と言うのでしょうか、岸から川に向かって勢力を拡げています。

Dsc_0122 在来種の酸漿(ほおずき)か?沢山生えていたので、抜いてきてガラスの花瓶に生けています。

Dsc_0125 多肉植物もチラホラ見られます。温暖化の影響でしょうか?実際、河原とはいえ、今年は雨が少な過ぎます。形はオニヒトデみたいですが、黄色い花を咲かせたのもありました。

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これは、なんかわかりません。直径は8㎜ほど。

Dsc_0139 なんたら朝顔と紫露草。普段、何気なく見ている河原の植生は意外に豊かです。やっぱり種が流れて来るからでしょうか?


仁淀川ベース。

Dsc_0043 お盆は暑いし、人も多いので、海には行かずに仕事をしようと決意していたところ、波乗りチームから、家から車で5分の仁淀川でキャンプをしようと電話があった。

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釣ってきた天然もののウナギで、うな丼じゃ~。養殖とは全く別の食べ物です。頂き物の、佐賀牛も出たが、年寄りには人気なし。私は、こういう肉がどうして人気なのか、ビタ一わからん。

Dsc_0076 河原は、涼しくて気持ちいい。汗をかけば泳げばいいし。各々、日中は仕事をしたり、釣りをしたり、波乗りをする。

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絶好調だったモモは、遠くの花火の音に消耗しています。

 

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昼間は、こんな風景。川を泳いで渡れば、屋台「六平ちゃん」まですぐの、好立地。

結局、あまりの涼しさに2泊して、飲み過ぎたのでした。
*本日、ココログ非常に調子悪し。


仏壇の憂鬱 (4)

昔は、「お盆のときは、地獄の釜の蓋が開くので、川で泳いじゃならん」と年寄りに言われたもんですが、今はどうなっとんじゃい!

仏壇の製作は佳境に入っていますが、仏具もやっていますので、時間がかかっています。本日は高杯の製作中に刃物がロックしてバラバラに飛び散るというアクシデントがありました。クワバラ、クワバラ。老眼も挽き物には具合が悪いです。

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ところで、今回の仏壇、側板と天板、底板がブックマチングです。ブックマッチは、片面は木目が左右対称になるんですが、反対側は模様は合いません。座卓などの場合は、当然、表面が左右対称になるようにします。

そこで、今回の場合、ご先祖様や御本尊が主役なら内側にブックマッチングの面が来るようにしなくてはなりません。しかし、彼等が本当にお盆に帰ってくるかわからないし、現生の我々からすれば、目につく外装が美しい方がいいわけです。仏壇をマジマジと覗き込んで「内側にブックマッチングの手法が使われてますねー!渋いっすね~!!」なんて言う人は万が一もおりません。

今回の場合、和室の仏壇用のくぼみに収納されるので、内側にブックマッチングをもってきました。これとて、50年後には、どこに移されるかわからないので、正解なのかどうか・・・・?仏壇作りはいろいろと頭を悩ますことが多いのです。でも、わりと興味を持って製作できるのは、年取ったせいでしょうね。

*この仏壇シリーズは、ものがものだけに、施主様の了解を取って連載しております。


ルータービット私見

Dsc_00620002 今日は現代の木工に欠かせない、しかし、一般の方には馴染みのないルータービットのメーカーについての専門的なブログです。

KERV・・・・オフコーポという会社は、私とはトラブルが多くてあまり好きではないのだが、ここで売っている、台湾製?のビットは値段も安く、上等に切れる。しかし、数本買った12㎜→6㎜用のアダプタースリーブは経年変化で収縮し、もうハマらないし、装着していたものは、びくとも抜けなくなった。高くとも、品質向上を求めたい。

兼房・・・・特注ビットやスパイラルを使っているが値段の割には大して切れない。天下の兼房なのに!! どうやらNC用の高速スパイラルとか金属用とか、そっちに力が入っていると思う。でも、替刃式の目地払いビット(45°)はいいです。24面もあるので一生使えます。

大日商・・・・切れない。大工さんの使う一昔前のビット。檜用か?

Freud・・・・フロイトと読むらしい。10年ほど前、カナダの職人の店で買ったが、異常に切れる。どこかで安く売ってないでしょうか?それともアメリカに行った時、まとめ買いする? 税関で「ビットは3本までですよ!」なんて言われないか!? KERVの製品の形状はここのコピーだと思います。

* 気のせいかもしれないが、各社、同じ製品でもロットによって、切れ味にばらつきがあるように思う。以上、あくまでも私見でした。

Dsc_0055 この写真は、ルーターマシンRAO-151で削った状態です。12mmのストレートビット。材は栃。バリが全然出ません。刃物も新しいのですが、切屑も規則的です。

でも、調子にのって、切削量を多くすると、恐ろしいことになるのは同じです。