2025年05月11日一覧

倉庫の修理

夕方から雨。

12年前から借りている材料倉庫。当時は吊り下げ・スライド式の扉が全開になって2トン車が入れられた。しかし、下部のレール部分が朽ちてとうとう最大開き幅は35cmに!これではどうにも出し入れに不便です。

8年前に台風で壁のトタン板などが吹き飛ばされた時、修理をしてくれた板金屋さんに頼んだ。日曜日だが近所なので一応挨拶に出向いたつもりが、「では状態を見に行こうか。」現場で「わしゃ、忙しいから今からやるか。」こういうのを高知ではイラレと言います。

「ワシは板金屋じゃから、扉は分らん。」と言いつつも、「上が垂れてきて、下がつっかえちゅう。」という判断。

実際、そばの溝に建物が落ち込みつつある。そのせいだろう。

在庫の柱を切断してジャッキをかまして建物を持ち上げた。

柱を持ち上げるのに矢印の部分を木ネジで止めて、てこの原理で柱を持ち上げ、ジャッキをかます。流石本職!そして土台との隙間に20㎜厚の鉄板を挿入。

下部の腐ったレールは取り除いてスムーズに開閉できるようになった。

「ワシは昭和22年生まれの77才やけど、おまん何歳ぞね?」
「そりゃ~、一回り違うねえ。」
「89才かよ、若いねえ。」
「・・・・・・・。」真顔で言われても困るんですけど。
高知にはこんな素っ頓狂なジジイが結構おります。

二人で2時間ちょっとですんだ。お代を聞くと、
「3千円。」
「そりゃ、安過ぎる!どうせ大家が出すから1万円にしちょき。」
俺も5千円請求しよう。技術料が入っているからな。