2011年03月一覧

玉の井酒造

昨日は、安田町でアレックス・カー氏の講演があるので聞きに来ないかと、お誘いを受けていたので午後から出掛けた。

Dsc_0856

高速を使わずに海岸沿いを進む。

やっぱり海はいいわ~。寝ながらジュースと煙草をやる、器用なオッサン。

Dsc_0860

早めに着いたので、玉の井酒造におじゃまして、酒を買いました。小じんまりしているけど、歴史のある造り酒屋です。

Dsc_0869

ここは、2重倉で5℃の低温に保たれていて、新酒を熟成させます。

Dsc_0887

「南」の純米酒を2本買ってきました。タオルと酒粕を頂きました。

Dsc_0889

アレックス氏の講演は面白かったけど、原発については一言も触れず。

知人と現地の居酒屋で飲んで、車中泊。今朝帰ってきました。

今日はお昼寝中、木工旋盤で“汚染物質を格納する容器”を作る夢を何度も見て、熟睡できませんでした。


レベル 7

今日はもう虚ろな感じでした。別の惑星にいるような。

恐らく、1号機の釜の底は穴が開いているのでしょう。もう、冷却水が海に流れようと、ドンドン冷やさなければなりません。

なんだか、10日以上前に取り上げた「東亜日報」の最悪のシナリオに近付いています。

http://www.ustream.tv/recorded/13552530

http://keizaiclub.com/contents/tokuten/2011/20110327_FukushimaWorstSinario/20110327_FukushimaWorstSinario.html

テレビの言っていることが、全く信用出来ない半面、シリアスな意見は一々腑に落ちます。

原発関係者は「絶対安全」しか言ってはいけないそうです。

原発一個が飛んだ場合、半径700キロまでは放射能管理地域になって、もう一般人は立ち入ることが出来ない土地になるそうです。北海道の半分、南は四国がちょっとかかる範囲です。ちなみに高知までは800キロ。でも、そうなるともう生活出来ないかも。

福島原発の核物質の埋蔵量はチェルノブイリの比ではありません。海外の機関ではチェルノブイリを越えたと評価しているところもあるようです。

災害は悪い方に考えて対処したほうがいいといいます。NHKは当てになりません。もう、朝日新聞をとるのは止めます。自己判断で行動し、覚悟もきめなければなりません。

注水が上手くいくことを祈ります。


3月28日

流石に原発について書くのも、疲れてきました。ブログとはいえ、そこそこ正確じゃないといかんし。

今日のテレビでは、石棺を作って、事態が全て収拾するには1年以上かかるとのこと。ちゅーことは、今までの進捗状況からすると、2、3年後でしょうか。事態が飲みこめると、仕事が早いのは・・・・というより、仕事がトップから離れると、急に能率が上がるのが日本の特徴ですから、もっと短いかもしれません。

今朝の高知新聞の見出しは「東電は“制御不能”」です。ドキッとしましたが、組織のことでホッとしました。

21日東電 「2号機のドライベントは16~17日と話したが、15日だった」高濃度の蒸気を放出する非常手段なのに、事もなげに発表。20日には「周辺で放射能の上昇はない」 しかし、周辺のデータはそれを裏付けるもので、記者から質問が続出したがだんまりを決め込む。

地域独占が法で認められており、「企業というより官僚機構そのもの」という指摘も。

また、保安院は震災当日に「3時間以内の炉心溶融」を予測していたという。ベントのタイミングにアホの菅が出張ってきたために、首相を被曝させてはいけないということで、ますます、実施が遅れたという。最悪やな。東電側は否定しています。

東電やテレビもそうですが「上昇の傾向がある」「一応は・・・」「遅れる恐れがある」とか、いい加減にして下さい。会社に就職して一番に言われたのは「データで示せ!」ですよ。こんなことしていたら、うちみたいなしがない職人でも仕事は来なくなるんですが。

昨日は、東京から疎開してきたお客様が当ショールームにおいでになった。旦那を残して子供と高知へ・・・。でも、やっぱり明日には戻るそうだ。そりゃ、旅行ですがな。


長期化

矢張り、高知新聞から記事からです。

欧米メディアでは、原発復旧に死力する作業員、自衛隊、消防士達を英雄として、大々的に取り上げています。それが日本では、なぜ紹介されない?という声が、日本からもあがっているそうです。

民法もNHKもほぼ平常の番組に戻っているのも、不思議です。やっぱり、パニックを恐れているんでしょうか。

ロシアの専門家によると、矢張り原発は石棺で覆う必要があるだろうとのこと。政府は後手後手に回らず、石棺の準備も進めて欲しい。

アメリカ発表の被ばく濃度の地図も掲載されていましたが、住民の方々に配慮してか、ごく小さなものでした。ネットで、地方紙を読むと、より正確な情報が得られます。

Dsc_0783

庭は、沢山の種類の椿が咲きほこっています。これはちょっと、バタ臭いか。でも好みかも。

Dsc_0786

原種と思われる花も可憐に咲いていますよ。

海洋汚染も深刻なようですが、保安院のオッサンは「付近に30キロに漁場はないので問題はない」と頓珍漢なことを言ってました。この人は、話の途中で、主語と述語が分からなくなって、とても理解し辛いです。


レベル6

残念ながら、事態はますます悪化しています。

専門家は格納容器から放射能が漏れても、レベル4だと寝惚けたことを言っていましたが、今日の朝日新聞によると、国際的尺度で、明らかなレベル6に相当するそうです。根拠はトータルでの放射線の放出量です。

原発から40キロ離れた飯館村で1平方メートル326万ベクレルのセシウムが検出されました。チェルノブイリでは55万ベクレル以上が検出された地域は、強制移住となったそうですから、6倍の濃度のこの地域は、もう人が住めません。ついに来たかという感じです。

政府は、このようなはっきりした情報は流しませんが、ことの重大さが分かっているのでしょうか?

どうやら、1,2,3号機全てで、格納容器が壊れ、放射能が漏れているらしいです。冷却が出来ても、安定するまでに1カ月はかかるといいます。爆発しなくても、その間、汚染地域は広がり続けるでしょう。しかも、まだ冷却のめどさえ立ってないのです。実際は、石棺が出来るまで、放出されます。

足を被曝された作業員の方には申し訳ないけれど、ここはもうガンガンいかないとしょうがないです。しかし、作業員はやっぱり下請けの方で、安全に対する知識をちゃんと教えられてなかったとか。後々の工事の受注を考えると、断り切れないそうです。いっつも、弱いもんが犠牲になるな。

福島原発の放射線の放出量の推定総計は3万~11万テラベクレル。チェルノブイリは180万テラベクレルだそうです。

まだまだ大丈夫のように見えますが、日本はロシアみたいな広い原野ではありません。チェルノブイリになったら日本に住めるところはありません。

*津波で、役場が被害を受けて、戸籍のデータがなくなってしまった町がありますが、どういうことでしょう?

友達の写真館でさえ、学校の卒業アルバムなどに使う撮りためた写真は、念のため全国数か所のサーバーにコピーして保管しています。勿論、このような災害を想定してのことです。

戸籍は、機密性があるので簡単ではないでしょう。市町村単位でやることではない。国がバックアップの体制を取ってないのでしょうか?信じられません!?

ほんで、年金記録みたいに 『分からんなったー!!』ってやるのかな。ほんま、ぶっ殺すぞ。


独裁国家

1号炉の温度が上がっても、海水を注入すると圧力も上がって、ますます高温になる可能性もあるそうだ。ベントを開けて放射能の蒸気を逃がしてやるといいのだが、なんとか調整して様子を伺うという。

まだ、それ位は余裕があるのかな。その間に、循環冷却システムの回復を急ぐのか。

全くの素人のつぶやきですが、不測の事態も起こっているわけで、この際、汚染を承知でベントを開けて、海水をジャブジャブ入れた方がいいんじゃないでしょうか。早く終息させないと。でも、報道を見ていると、ベントも上手く開かないような。個人的には、なりふりかまわず、アメリカに救援を頼むべきだと思います。

原発が膠着状態になるにつけ、リビア情勢も入ってきます。

北朝鮮は特別ですが、独裁政治というのは、だんまりを決め込んでいれば、安定するし、閉塞感はあっても、それなりに快適なのかもしれません。中東には、潤沢なオイルマネーもあるし。

しかし、今回の災害で私が感じたのは、日本て、実は“アホ”による独裁国家ではないのかということです。

選挙も一応あるのですが、アホとバカの究極の選択しかないじゃないですか!ネットで革命が広がったように、日本もなんか変わらなければなりません。


3月23日

1号炉の温度が400度に達し、設計許容温度の300度を超えています。

3号機からの黒煙で、電力供給の作業は中断。電力って17日に供給できるんじゃなかったの。

原発と復旧チームの戦いは、一進一退。というより、まだ前者が勝っています。

本日、福島県他の葉物野菜、原乳の出荷停止。なぜにデータを発表しない。

東京23区他の、水道水の乳幼児の飲用禁止。

楽天的な原発専門家の発表とは裏腹に、結果をみれば状況はどんどん悪くなっています。

外資系企業や大使館の東京退避、米空母がメンテナンス途中で、横須賀から離港。伊達じゃないような気がします。

ヨウ素の量は、着実に減っていて、その半減期に一致するので、新たな放出はない・・・・どこまで信じていいのか。

恐らく現場は、極めて危ない橋を渡っていると思います。

*アマゾンに本を頼んでいますが、3日たっても届きません。迷惑になったのかも。


リフターはやっぱり便利。

これは。木工家専用記事です。

Dsc_0768

アリ組の仮組にテーブルリフターが重宝することは以前にも書きましたが、本番で当木をする時にも使います。

まず、適当な柱に当木を載せて縁の高さに上昇させます。

Dsc_0772

それから、反対側は当木を手に持って、クランプすればいいのです。一人でも楽々ですね。

勿論、これは、本番の写真ではありません。この状態で、締めつけると、脚は相当内側に傾いてしまいます。


感性と想像力

今日も「高知新聞」の記事から。

大地震と原発被災のニュースが流れた翌日、実は自衛隊と在日米軍から福島原発について、「出来ることは何でも協力する」と官邸に申し出があった。

ところが、官邸側は「まずは、警察と消防で対応する」と断っている。防衛省関係者は「米軍の協力を仰ぐことへの野党の批判を恐れたのか」といぶかっているという。

この記事の見出しは『首相楽観』だ。

私のようなシロートでも、ことの重大さを直観したのに、総理大臣が大ボケかまして、どうすんじゃい!

感性と想像力のない人達が舵取りをしている現状。原発事故の発生も人災なら、被害の拡大も人災なのかもしれません。

もう一つ、欧米の新聞は相当過激に原発事故を取り上げているようです。

米CNNは連日「最悪のシナリオ」について解説。一方で「最良のシナリオ」も説明しているそうです。「最悪でもこうなのか」と判断材料が増えたと、好評のようです。

私たちもそれを望んでいるのではないでしょうか。

また、日本のマスコミに対し「パニックを防ごうとするのは分かるが、専門家の楽観的な見通しが次々に裏切られ疑心暗鬼になった」と伝えています。

矢張り、海洋汚染も進んでいるようですね。漁師はどうすんかいな。


アリ組

Dsc_0748

初めて、アリ組と留め(45°の部分)の加工がほぼ完璧に決まりました。このように、木工なんて、場数を踏めば、アホでも出来るんですよ。

Dsc_0759

勉強机の製作中です。この組手が完成したら、ホッと一息です。

手前の端面の45°のカットは、もう少し多くすると、カッコいいんですが、ぶつけた時を考えると、この位が妥当かと・・・・・・。

この後、吊り引き出しを作ったら、完成です。