2007年03月一覧

サイクリング

休みの日に、自転車で遠乗りにでかけた。帰り道は砂利の下りが長々と続く。ブレーキをかけながらドンドン下る。

河の袂に橋があったが、渡らずに河沿いの小道を走り、河原に降りる。やや増水していて、車輪が水につかる。流れは緩やかで危険はない。

水は澄んでいて、とうとう首までつかるが、自転車は何とか進んでゆく。さすが夢だ。ついに全身水没して進む。水中のコンクリートの小さな橋を渡ると道は右回りに上昇してゆく。途中、水没した自動車が2台あってテールランプが点いている。粋なはからいだ。

Dsc_0061 ペダルをこぐと、やっと地上に出る。しばらくすると、子供が三人ほど寄ってくる。一人は坊主頭だ。

よく見ると前は料理屋である。黄色い暖簾に“ことぶき”と書いてある。女将と話をするが、ちょっ出水があったそう。

そういや昔、親父とうなぎを食いに来たっけ。

「今日は、それでも40人くらいのお客(宴会)があるんですよ。」 舟に乗ってくるんかいな。

わたしは、土間の所で、おでんと酒をもらう。

ちょっと歴史小説の読みすぎでこんな夢を見るんか知らん。


紺屋の白袴

Dsc_0032 紺屋(こうや・こんや)の白袴(しろばかま)とは、広辞苑によると「他人のためばかりに忙しくて、自分の事をする暇のないことをいう」らしいが、実際のところは「貧乏暇なし」であろう。

学力低下の叫ばれる今日、念のためにより平明にいえば、ジーパン屋が忙しくって、自分のパンツを染める暇がないってことだ・・・・・昔リーバイス501ホワイトをはいていたが、あれは安くはなかったが。

そんな訳で?台所の照明を30分ほどで作りました。(ここにあった照明を展示場へ入れたもので)電球込みで500円位で出来て、実用上問題なし。実際はとても明るいですよ。

Dsc_0036 ところで、アナログ人間の私にとって、唯一元を取ったと思っていた電子辞書を落として液晶が割れました。困りましたが、最近はパソコンに翻訳機能もあり、金髪女性との付き合いもありません。日本語なら広辞苑をひくのが、ずっと面白いです。広辞苑はでかいのですぐ見つかりますし。


ハヤブサをつかまえる

Dscn0806_4 先日、北川村の山道を犬のモモと散歩していると、落石防止用の金網の上のほうでガサゴソと音がする。猪子であろうか?

鳥でした。すぐに金網の上方から逃げるであろうと見ていると、あっという間に、目の高さまで落ちてきました。鳩よりも一回り小さな体。なんだろうと・・・・・・その時点で、小さいんで捕って食うつもりは消えました・・・・・・見ると、猛禽類独特の精悍な横顔、ハヤブサでした。若武者みたい。

つかまえてやろうと、金網にモモのリードをくくりつけている間に、我から転がり落ちたのでしょうか、足元よりちょっと離れた所から、逃げていきました。ウーン、さすがはハヤブサ。モモを放していれば、お座敷犬ながら猟良しですから、きっとくわえていたでしょうが、相手は猛禽類、もしものことがあってはたいへんです。

Dscn0800_1 まあ、人間はこのように納得するわけですが、モモはフガフガくやしがることしきりでした。

そういう訳で、本当は「ハヤブサをつかまえそこねた」でした。


露天風呂をデザインする

Dscn0786_1 以前、高知でデザイン事務所をしていたことがあって、その時お世話になったお客様から、今でもいろんなことを相談されます。

有難いことですが、木工が軌道に乗ってからは、一つの道を精進するために、おいしい仕事も断ってきました。

しかし、地方は深刻な不景気です。そんなこと言ってられません。何でもやりまっせー。

私は設計の資格はないので、大まかな図面を引いて、模型を作って、監督するだけです。模型を作るのは木工の技術が生かされます。100円ショップで造花を買ってきて、切り刻んで植え込んだりもします。今回は工務店の方がセンスがあったので楽でした。

平面図でいえば、半円にさらに大きな円弧がかぶさっているような形です。前者が枯山水、後者が洋風でプチスパってな感じです。男風呂と女風呂が日替わりの最近の流行です。

田舎の大工さんには予算もないしちょっと大変な作業でしたが、段々調子が出てきたようです。やっぱ多少は苦労もせんといかんね~。

Dscn0782_1 北川村温泉、露天風呂、本日オープン。近県の方はおいで下さい。泉質は知る人ぞ知る、最高です。


キテマス キテマス

Dscn0760_2 これはバイオリンチェアーの座板です。座板の成形を数十枚もやっていると我ながらうまくなるもんですねー。

なんか飛行体みたい。しかし削るのは大変です。この座板の場合、裏もですから。

凸面を削るのは、のこぎりやら、電動鉋やら、沢山道具もあり簡単なのですが、凹面を削るのは、かなり特殊な道具が必要になってきます。特に電動工具は刃物がそれだけ出っ張っているわけで、危険な作業となります。

Dscn0774

この椅子は背もたれの笠木も手彫りの工程が多く苦労します。初期型は左右のドロップも一本の木から削り出していたのですが、現在は作業の大変さもさることながら、材料がもったいないので、接着しています。

左にあるのが初期のもので、こういう椅子は雛形を残しておかないと、自分でもわからなくなります。

今回は、フラメンコギター演奏という特殊な用途で、全体が前方にやや傾いております。これより6回程、拭き漆をして完成です。


屋台でキレる。

Dscn0674_2 私は週2日ほど近所の屋台で、一杯やるのを楽しみにしている。屋台といっても移動式ではなく、割合大きな店だ。先日そこでキレた。

このところ北海道からの出稼ぎの建設業のグループが数人でよく顔を出していたのだが、なにしろ、バカじゃないかと思うほど態度がデカイ。

大きな居酒屋なら別に問題はなかろうが、カウンターだけの小さな店で、よそ者がデカイ顔をするというのは何事なのか。荒くれ者のつもりなのか、土佐ッポをなめては困る。

まあ先日は、携帯で大声で話し始めたので「うるさいよ」と言っただけであるが・・・・・・すぐ連中帰りましたよ。しかし、この不景気です、私は店主に謝ることしきりでありました。

私の住むいの町は、もともと製紙業が盛んだった所で、職人が多くガサガサしている。屋台には相当ガラの悪い客もくるが、常連はそれなりに癖はあるものの、いい人である。

なぜなら、狭い店内で飲むわけですから、たとえ悪人であろうとも、相手に嫌われて飲む酒が旨かろうはずもなく、そういう人はいずれ来なくなるのである。

それから、私は店主にすぐ馴れ馴れしくするのも嫌いで、ここの主人とも、気安く話しをしだしたのは、2年も通ってからだ。それをこの連中ときたら、いきなり「オッチャン」「オッチャン」を連発しやがって・・・・・・・・だまらっしゃい!!!

いや~しかし、酒飲みにもこんなアホがのさばりだしたとは、困ったことです。

自分が田舎に帰って・・・・・・同様のことがあったら・・・・・・ちょっと考えればわかると思うのですが。