木のスプーンの制作一覧

カエデのスプーン 6

本日も午前中は仕事、その後ボチボチと部屋の片づけをした。そっちの方が大変。正月一杯かかりそうです。

110本完成を見た!

現在は塗りたてで赤茶色く焼けていますが、漆が透明になるに従い色は薄くなります。

綺麗に縮み杢が出たのはこの一本だけ。次回は市場でそういう板を買って来て作っても良い。でも在庫がはけるのはいつになるやら。


カエデのスプーン 5

今年最後となる川SUPトレーニングをした。ローカルの爺さんたちは呆れている。

研磨作業は最初座ってやっていたが、どうも腰に良くない。立ち作業に、こういう時リフターテーブルは極めて便利です。

その後拭き漆も立ってやる。

2回目の拭き漆が済んだ。この状態で乾かします。

ちょっと問題がありますが許容範囲です。


カエデのスプーン 4

日中は暖かいが朝は氷点下。

本当に地味なスプーンの制作が続きます。研磨に継ぐ研磨。

こうやって裏側を研ぎます。

腱鞘炎になるので必ず一方を接地させて研ぎます。受けのゴム板。ズレないように工夫しました。

ツールズGRさんが値上げ前の価格で分けてくれた曲面用サンドペーパー。切れは普通のペーパーの方が鋭い。

しかしこのペーパーが大活躍する場面もあります。

さて何でしょう?後で軸を付けると芯ブレするので先に軸を入れて旋盤加工。

エアタッカーで留めてゆきます。

凹みの部分を研磨する道具でした。十分使える。俺は天才か!もっと稼げる仕事を選ぶべきでした。

水拭きの終わった一部。更にもう一度研磨します。やってられんな。硬いカエデはより手間が掛かると判明しました。

もう少ししたらこれを薪ストーブにくべておいて「あれ、スプーンを盗まれた!!」とか言い出すと思います。その時は暖かい目で見守って下さいね。


カエデのスプーン 3

このところ朝は氷点下1,2℃。寒い。寒くてかなわん。でもウクライナと比べたら・・・・とか言ってもしょうがないんですけど。

バンドソーで荒取りしたら、このベルトサンダーを使います。当工房では激安中古機なんですけどコスパは非常に高い。専用の老眼鏡と帽子が欠かせません。

左が40番で荒仕上げしたもの。右は80番を飛ばして120番で仕上げ。ちょっと40番で削り過ぎました。だからちゃんと一遍、通しで最後までやらなくちゃいけないんです。

腱鞘炎になるので極限まで機械で済ませます。

更に手加工による荒仕上が済んだもの。試しに最初の所定の厚さのソリッドな板からどんだけ残ったかを重さで計ってみたら6%でした。殆ど残らないんですね。立木の状態からすると限りなくゼロに近い。人の営みは無残やな。温暖化になるはずです。でも残材は今ストーブで焚いています。


カエデのスプーン 2

今朝は南国土佐も雪が舞った。山間部は結構な積雪です。17時の気温が3度とかつてなく寒い。

アウトラインの切り出し110本。

窪みを掘る機械、初公開。分解して保管していたのでセットアップに半日かかる。

まあまあの精度で削れます。昔は彫刻刀で彫っていた。カエデは硬過ぎて無理だろう。

2時間ほどで掘り込み完了。でもグチャグチャになります。

余分な部分をバンドソーで落とす。

左がベルトサンダーで荒仕上が終わったもの。どんどんコンパクトになりますね。

最初はちょっとずつ次の段階に進んでいかないと、思わぬ手違いで全ておジャンになりかねません。


カエデのスプーン

今朝は10℃くらいと寒くはなかったが、夕方には冷え込んできた。

仕事も一段落したので部屋の片づけをしてのんびりしようと思っていたのだが、スプーンの制作に取り掛かる。

何て働き者なんだろう!他にすることがないし。

本来ならば塗りのスプーンを作るべきなんでしょうが、インパクトのある木地を使って拭き漆の方が勝負が早いとの商売上の判断です。塗りは塗師屋に任せればよい。

塗りのスプーンならば木地はホウでも良いし、仕上げは多少荒くても良いのです。拭き漆の場合はきっちり磨かなくてはならないという手間はあります。でも拭き漆の塗りは刷毛塗に比べると圧倒的に簡単です。

いや、塗る事だけならそうでもないのですが、塗り漆は色漆を練って練って製作して、刷毛の準備をして・・・・・終わったら刷毛を入念に洗浄して油を染み込ませ保管・・・・・また使う時はその油をすっかり落として・・・・・・余った漆はラップして乾かないように保管する・・・・・・専業でないとやってられんのどすえ~。朝、準備をして1日塗りの仕事をして、夕方道具を手入れしてしまう・・・・でないと元が取れません。

*そんなに頭を使わなくて良いスプーンの制作は脳を休ませるのにも良い。木工は本来そういう仕事なんですけど。


合計150本

アベちゃんはキューバに行ってバカ面晒して、大盤振る舞いして、何か意味があるのでしょうか?可能なところはすでに中国かつば付けて、地盤も築いていると思うのですが。
 
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やっとスプーンの製作が終わりました。
今回は木地の加工、漆塗りに格段の進歩がありました。これで注文があれば言うことないのですが。政府・日銀の見通しではバンバン売れてすぐなくなるのでしょうが、現実は真逆です。
 
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ユキちゃんが厳しい状況とは関係なくゴロゴロしてくれるので癒される~。

ついに、

アベちゃんは外遊したり、なんだかんだで毎日テレビに出ます。何も知らん人は支持するわな。森ちゃんの疑惑も一部週刊誌に出てるだけで新聞は取り上げないし。統制が効いてます。我がいの町の町長選も、現町長の奥さんが学会に入信したとかで、再選間違いなしとか?レベルが低過ぎじゃろ!ビックリです。
 
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天気が悪いのが続きそうなので漆塗り再開。
 
苦節10数年、今日初めて殆どトラブルもなく朱漆が
塗れました。
これはね~、失敗して体で覚えるしかないのでしょうね。
塗師の友人はおりますが一々電話して聞くわけにもいかんし。『漆芸の伝統技法』等という教本もありますが、チンプンカンプンですし。
 
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漆は粘りがありますが、水のようにサラサラもしているんですね。これが他の塗料にない優れた特性です。
作業性がとてもいいのです。
 
失敗しなければ。

失敗。

 
当ブログで失敗という単語は数限りなく出て来ると思いますが・・・・。
 
昨日のスプーンの漆塗り、午前中から始めた分はあらかた乾いたようなので、夕方作業場のエアコンを切りました。更に、よっく乾かそうと思って。
 
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いかん、朝チェックしたらシワシワじゃ。
 
夕方からの湿気で急速に乾いたのでしょう。午前中の分はセーフ。
夏場は、エアコンかけっぱなして作業した方が良いな。ニュースでも24時間運転しても電気代は殆ど変わらないって言ってたな。
 
シワシワの部分の内部は乾いてないので、これを取り去るにはテクニックが要ります。どちらにしろ、塗るのの10倍以上の時間がかかってしまいます。
 
ほんまに漆塗りは難儀です。
 
専業じゃないと、会得するころには寿命が来ていると思います。アーメン。
 

朱漆

 
都知事選の候補者も、なにやら究極の選択になってきました。
 
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朱合漆と朱の粉末を混ぜて朱漆を作るの図。
 
まず、ヘラに慣れていないと、混ぜ合わせると、どんどん広がって定盤からはみ出てしまいます。中央にまとめるには
結構年季がいります。
 
刷毛の調子に合わせて、粉末の量を調整し、粘度を決めます。
 
中塗りなので適当に済ませますが、本来なら、
 
1、専用の道具で30分は練る。
2、一日寝かせて、また練る。
3、埃を除去するため和紙で漉す。などの手間が必要です。
 
最初は工程が多くて「やってられない!」のですが、段々慣れてきます。
100%独学ですが、漆と刷毛が教えてくれます。
忙しかったら外注するのですが、暇だから自分でやるしかない。