木工道具・機械一覧

アングルドリル

本日は花冷えで少し寒かった。殆ど仕事はしなかった。

山桜は満開。ソメイヨシノは3分咲き。

木工を始めて40年弱。時々欲しいなと思っていたアングルドリルをこの歳になって購入。狭い所で重宝します。バッテリーレスで1万円ちょっと。

この部分に使用。ここは接着剤のみの接合で流石に心もとなかったから。

十分な性能でした。無段変速ですので木ネジも問題なく埋め込めます。

表側は埋木する。

オイル2度塗りで完成。上段には大抵のアンプ・CDプレイヤーが収納出来ます。

どなたかお買い求めください。


屈折テレビ台

夕方、川SUPトレーニング。1週間前はフルスーツだったが、手元の温度計で28℃、トランクスで十分だった。1週間で冬から夏に変わる。

ちょっと変わったテレビ台を製作中。テレビ台は散々作ったが、ローキャビネットであり、専用品という訳ではない。今回のはまあ、専用品かな。幅1600でテレビは55型を想定。

上図とは違うが、illustratorで細部までサイズを出している。

屈折部を接着。

ビスケットが入っているがこれでは強度が出ない。逆に合わせずらくなるので、0サイズのビスケットを使った方が良かった。位置決めだけでよい。

カッターをMaxまで出して溝を掘ります。ビスケットはレーザーで切り出した特大のもの。

珍しくボディープレスを左右から押した。

まずまず合格点。

傾斜板は逃げてゆくので工夫が必要です。

最初の傾斜板の位置を間違えて変になったがまあいいだろう。

板厚17㎜なので強度に不安があったが、組めばガチガチに仕上がった。


二つ。

本日は3度目の脱糞処理。もう慣れて手際が良い。

14年使ったD7000にあちこち問題が発生する。作業場で使い方が荒いからな。写真では分からないけど古いのはボロボロです。ヤクオフで新同品を買った。レンズ付きで3万円で入札していたら、翌朝4万で私が落札していた???どうやら一桁間違えていたらしい。危ない、危ない。新しいのはモニターの色も違います。

便利に使っているトリマーをもう一つ購入。バッテリー式を一度使うとコード付きには手が伸びません。繊細な作業にはやっぱりコードは邪魔です。重いのが難ですが慣れます。これでトリマーは6台となった。頻繁に刃物を替える手間が減りました。


アンモニア燻蒸

午後から冷たい雨。

李朝3段棚の内、2棹は栗。白に近いので漆が透けて来ると色はやや薄過ぎるきらいがある。そこでアンモニア燻蒸に挑戦してみた。左が燻蒸後。

台と接していた部分は矢張り薄い。

このような状態で・・・・

密閉。

次回使うことがあるだろうか?

写真では分かりにくいが、まあ効果はあったと思う。

他には墨汁で着色。鉄媒染というのもあるが、これは栗は特に反応が激しく真っ黒になってしまいます。

ユキちゃん、急に弱って来てそう先は長く無いかもしれません。


木地完成

本日は虫歯の治療。痛い痛い週間やな。

仮組が済んだら部材に印をつけます。

その後、最終研磨がありチョークは消えてしまうので打刻印を使います。安物は線が甘いです。これは本物。

接着して見えなくなる所に。

木口にも。

端面を丸く加工したら、接着準備。

ホゾの飛び出しを受けるための治具。レーザー加工機で簡単。本来こういう道具ですね。

ボディープレスで片方ずつ接着。

表に出たボンドは拭き取りません。

ホゾ先を除去、端面を整えて完成。本職みたいに上手く出来た。


組み上げた。

最強寒波どうなりますか?

やる気のなかった李朝3段棚も形になってくると俄然スピードUP!

櫛型治具でアリをチョイチョイいと削り出します。レーザーで荒取りしているからスムーズです。でもセッティングはシビア。

失敗した材料で篏合をテスト。完璧です。江戸指物師より上かも。加工機の精度は±0.1㎜。

焼け跡を取るのもillustratorでオフセットした治具を使う。

新規に作った治具。緑のテープは梱包べニアに付いていたもので意味はありません。

剣ホゾのメスを作る。

こんな感じ。後は鑿で調整。勿論、お客様には鑿一本で苦労して彫りましたと言います。

無事完成。でもこれから留と剣ホゾの調整が大変です。この二つがなかったら楽勝なんですけど。

*ところで現行品は最初のものより1割弱大きいです。やっぱりデカすぎる気がします。
人間国宝の黒田辰秋は背が高かったのですが、作品はどれも大きいです。やっぱり身長に関係するのでしょうか?それとも身長には関係なく、絶対的な大きさの感覚というものがあるのでしょうか?


最悪!

トランプになっても、まあ側近が何とかするだろうと思っていたが、周りはイエスマンばかりだという。大変な一年になりますね。

ニュースで「南海トラフ巨大地震が起こったら1週間はコンビニには何もない。」ってやってたけど、そりゃないでしょう。1,2ケ月は何もないと思いますけど。まあ、死んでいたら食料の心配はないけど。

いつものようにここからはグッとセコイ話になります。

鉄の割れ止めをバンドソーで挽いてしまった。

3カ所のステライト刃が飛んだ。直るかな?極ゆっくり送れば鉄でも問題なく切れると思いますけど。

在庫のなくなった李朝3段棚を3棹製作中。

はぎ合わせて材料が出来たが・・・・・レーザー加工機の調子が悪いです。手でやってもそう変わらないかもしれない。時間的にも。数が多ければ爆速ではあるが。

もういっそのこと、アメリカ製をと見積を取ってみたら、似たようなスペック(実際は大分違うが)で¥1200万だそうだ。やっぱり一桁違います。なんぼ酔狂でもそれは止めておこう!

多くの事業者は半額補助金で導入するそうです。申請の書類は大変なので、コンサルに頼んで何割かをバックするのが普通のやり方だそう。ハァ?

本腰入れて修理してみるか?


反り直し

大分体調が戻った。

僅かに反りのある栃板はそのままテーブルにする予定でしたが、幅があるので端は結構な傾斜になります。お客様はちょっと困るだろうな。いつものように分割して手押し鉋にかけようかとも思いましたが、それでは随分と薄くなります。

切断した端面にボンドを塗って・・・・・

対の一枚も一緒に木材乾燥場に持ち込んで、他の人工乾燥材する材の下に入れてもらい(重しとなる)、釜で熱をかけてもらいます。以前、このやり方で直ったような気がします。もし割れたらそれは仕方がない。完全な平面にならなくても良い。一般の方には意味が分からないと思いますけど。

久々に木材団地へ。

製品の市場にも挨拶をする。市場は杉・ヒノキ2色で広葉樹は見る影もなくなった。


粘土

今朝は0℃であったが氷は張ってなかった。

粘土で原型を検討する必要があった。インダストリアル・クレイは売るほど持っています。これは工業デザイナーをしていた頃に求めたもの。

粘土を盛って作るのをモデリングと言います。一方、石や木を削って造形するのをカービングと言います。木工は盛れないのでもっぱら引き算、カービングになります。

インダストリアル・クレイは暖めればモデリング、冷えるとカービングが出来る便利な材料です。コンピューターの発達した現在でもスーパーカーの最終検討・1/1モデルにはクレイが使われていると思います。

ただし欠点もあって・・・・・臭い!指に付くとなかなか取れない!特に爪の間は取れないので、先に石鹸を引っ掻いておくとよいです。どっちにしてもちょっとの事では使いたくない。

確か便利なものがあったと100円ショップに行ってみた。ありました。僅か30gで100円はクレイ並みに高価です。凄く薄く延ばすことも出来て乾いたら強度も十分と言う。技術は進歩しております。

使ったらまたリポートします。


マスキング

考えてみたら私のマスキング歴は長い。学生の時、北アフリカへの旅費を稼ぐため、ビルの塗装のバイトを都合2カ月ほどした。吹付の手元、ネタの運搬と窓枠などの「養生」が主な仕事でした。養生というのがマスキングの事です。もっと分かり易く言えば、塗装してはいけないところを覆う事です。風向きによっては付近に駐車している車も覆います。

マスキングも道具を上手に使って段取りよく。

最初は混沌としてはかどりませんが、方法論が確立してくると能率も上がります。

地味、本当に地味!何故にこんな仕事を選んだのか?

拭き漆に突入しても良かったけど、久々に川SUPトレーニング。途中、かつてない強風が吹きはじめ微速前進。パドルも煽られるし、ボートの腹に風が吹き込むと転覆しそうになります。急流上りの方が遥かにましです。

でも、強風もいつまでも続くものではないと分った。