日曜は暑過ぎて海にも行かず、仁淀川で水遊びをしました。
久々に作った表札。
もっと注文が来てもいいと思うがな。
英文でも、また金属でもいか様にも製作いたします。
木工を始める前から持っていた、ミニ・バンドソー。
馬力はないけど、ちょっとした細工には便利です。
朝晩は涼しいと言っても、それは深夜から早朝にかけてのことで、朝8時には気温は28℃に達しています。
「ストレィンジ」の製作に2ヶ月もかかりました。他の仕事と掛け持ちとはいえ、かかり過ぎです。余程やる気がなかったのでしょう。
私の工房は1階と2階とに分かれていて、通常下で荒取りをして、上で細工を仕上げます。椅子等はさほど上下することはありませんが、今回は大きな材料を持って無数に降りたり昇ったり。まいりました。
デカくて売れそうにないのが一番の問題です。
運びにくいし傷付き良いので別の個展会場に持って行く気がしません。
まあ、たまにはこんな製作も良かろう。アリ組、剣ホゾ、拭き漆に金具の製作と、面倒な作業を全部我から試みたので文句の言いようがありません。
*明日は町の健康診断です。良く見ると「3日前から酒は1合に・・・・。」と書かれています。
いつも肝臓の値はそれなりに悪いので、以前、
「1週間酒抜いて受けてみようか?」と言ったら、塾長・嫁に
「それじゃ~意味がないから、いつものようにゴクゴク飲んで受けなさい。」
と言われました。
集団的自衛権て、名前から内容が全然想像出来ない言葉ですね。リーダー・アメリカがパシリの日本に「おめー、ナイフ持てや。」ちゅーことやろね。
政治家が何でこの時期に、心血を注いでいるのか訳が分からん。結局、国民がバカで政治に無関心なのが一番の原因なのでしょう。
10年ほど前に納めた、囲碁将棋座卓。
化粧直しをしています。
ラインはは厳しい師匠の下で3年ほど修行した、漆の太刀盛りです。知らない人はググってみて下さい。
というのは当然ウソで、烏口を使うとか、色々試しましたが、マスキングテープを使ったスプレー塗りです。
烏口の場合、一度でも失敗すると全部やり直しなのでリスクが大き過ぎます。
結構難難儀しました。塗料は滲んでしまうので、最初にクリアーを吹いて滲みを止めています。
プラモデルの塗装に使われる技法です。
線の太さはそこそこ一定。シロートでも死ぬ気でやれば何とかなります。
夜になれば涼しい風が通り、まだまだ過ごし良いですね。
椿のアームチェアーが修理で里帰りしておりました。
円錐形のホゾ組みなので緩むことがあります。いや、当然緩む。
竹串を刺して止めました。下穴は2,6~2,7㎜。
Bの部分が直線だと、Aの横木が直接背中に当たって痛いので、前方に膨らんだ材を選びます。
だから座り心地は良好。
Yの部分は3点で固定されるので非常に難しい。というか、このような材を探すことが一番大変です。
背もたれの部分が組上がったら、今度は、後脚に対して4点がピタリと合わなければなりません。後脚も歪んでいるし。
どうやって作ったのかは忘れました。でも、作っていると段々思い出します。
月曜日、製材を終え、海回りで自宅に帰りました。
ついでに河口をチェック。
シラタ・白太には虫食いがありました。
そのまま、乾燥場に持ち込んで殺してもらおうかと考えましたが、使い道は決まっているのでシラタを外すことにしました。
「シラタが引く」といって、銘木屋はサッサとシラタを外してしまいます。芯材と辺材では収縮率が違い、反る原因になるようです。
このようにしてブックマッチングの木取りをします。
一枚の盤からテーブルトップ一枚分と+α取れました。木味が素直な所は九州産のような気がします。
このケヤキはナチュラルにオイル仕上げの方がいいかも。
端っこも、このままでは持ち上げるのが精一杯ですので分解します。
噛みこんでいた石は結構デカかった。
こんなにコンパクトになりました。
鋸代は3ミリです。2枚で8回通していますから、鋸屑になった分だけで24ミリです。ムラ取りを含めると4センチは失われました。
シラタを除けば、残った材は2/3程。それでも今回は大変効率が良い方です。
この後、倉庫に入れて様子を見ます。使えるのはまだ先。テーブルが売れるのはずっと先。
それまで、持ちこたえられるかはお客様次第です。因果な商売ですね。