今日は現代の木工に欠かせない、しかし、一般の方には馴染みのないルータービットのメーカーについての専門的なブログです。
KERV・・・・オフコーポという会社は、私とはトラブルが多くてあまり好きではないのだが、ここで売っている、台湾製?のビットは値段も安く、上等に切れる。しかし、数本買った12㎜→6㎜用のアダプタースリーブは経年変化で収縮し、もうハマらないし、装着していたものは、びくとも抜けなくなった。高くとも、品質向上を求めたい。
兼房・・・・特注ビットやスパイラルを使っているが値段の割には大して切れない。天下の兼房なのに!! どうやらNC用の高速スパイラルとか金属用とか、そっちに力が入っていると思う。でも、替刃式の目地払いビット(45°)はいいです。24面もあるので一生使えます。
大日商・・・・切れない。大工さんの使う一昔前のビット。檜用か?
Freud・・・・フロイトと読むらしい。10年ほど前、カナダの職人の店で買ったが、異常に切れる。どこかで安く売ってないでしょうか?それともアメリカに行った時、まとめ買いする? 税関で「ビットは3本までですよ!」なんて言われないか!? KERVの製品の形状はここのコピーだと思います。
* 気のせいかもしれないが、各社、同じ製品でもロットによって、切れ味にばらつきがあるように思う。以上、あくまでも私見でした。
この写真は、ルーターマシンRAO-151で削った状態です。12mmのストレートビット。材は栃。バリが全然出ません。刃物も新しいのですが、切屑も規則的です。
でも、調子にのって、切削量を多くすると、恐ろしいことになるのは同じです。
コメント
こんばんわ。
僕はオフコーポのルータービットをメインで使っています。
キラさんがおっしゃるように、そこそこ切れてリーズナブルですよね。
あと、兼房のラフィングビットは高いけれどスグレモノです。
僕は荒削りにラフィングビットを使い、仕上げ削りにはオフコーポのビットという感じで使っています。
かなりの重切削が出来ますし、もう長く使っていますが、まだ再研磨の必要を感じません。
切削音も静かで、切削屑が細かくてとてもスムーズです。
これは、大変いいことを聞きました。しかし、例えば、倣い加工で、ラフィングビット12ミリで削って、普通の12ミリで仕上げする場合、型をずらさずに使うのでしょうか?
それから、ラフィングは、スパイラルをお使いでしょうか?
齋田さんのブログで紹介していただけると有難いな~。
現在、私が重切削をするのは、アリ組みのオスを作るときぐらいですが、怖くなければいろいろやってみたいです。
吉良さん、こんばんわ。
リクエストにおこたえして、さっそく今日の工房日誌にラフィングビットのことをアップしました。
よろしかったらご覧になって下さい。
これは、ルーターマシン、組み立て機に次ぐ、お役立ち情報です。私も使ってみます。ありがとうございました。
ひょっとしたら、兼房から座布団10枚届くかもしれませんね。