木工一覧

仮組

今日もバカバカしい木工の話です。

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糸鋸盤を使っても、この端っこの穴は重量バランスが悪いのでやりにくいです。

12穴開けるのに大体30分かかります。

一棹にアリ組も含めると70か所のホゾ組があります。

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まずはこうやってと・・・・・

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最近はアッと驚くミスもなく、組上がります。

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アリ組も上手くいきました。

しかし、接着剤を付けての本番の組み立てはどうしたもんかと思案中です。


たまには木工の話。

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ダイニングテーブルを製作中。

体調が回復すると仕事がはかどります。どうせグズグズするのなら九州に湯治にでも行った方が良かった。

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脚は材料の関係で栗にしましたが、水拭きすると導管が真黒になりました。

どうも新しいウエスに鉄分が混ざっていたようです。栗のタンニンと鉄分は激しく反応します。一皮剥いたらなんとかなりました。

栗のタンニンを抜くのに早川謙之輔さんはプールを作って漬け込んだそうですが、あまり現実的な方法ではありません。

私も、風呂桶で実験しましたが厚さ1㎝の板ですら水を替えながら一ヶ月かかりました。軒下で5年程風雨にさらしてみましたが、これでは材も相当傷んでしまいます。

栗はオイルで仕上げると、独特の渋い落ち着きのある風合いで好みなのですが。最近は市場にも滅多に出て来ません。

*拭き漆で仕上げる場合、矢張りタンニンが悪さをするのか乾かないことがよくあります。


バイオリン工房

先日の三朝温泉。時間があったので温泉に入った後「三朝美術館」に行ってみた。

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そこはもう美術館ではなくて、町営?のバイオリン工房・資料館になっていた。事情は知らないが、なんとなく想像はつく。

裏板はメープル、表は松と大体決まっているそうだ。持ってみると国産カエデの半分位の比重。重い材は寸法安定性が悪いし、響かないのだろう。

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先に凸面を削って、裏を仕上げるのは木工全般に共通です。当たり前か。

やっぱり治具が欠かせません。

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専用クランプの数々。

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道具が仕事をするのは、どの世界でも同じですが、物が決まっているだけに無数に必要なわけではないようです。

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弓製作の展示。

楽しませてもらいました。お薦めの居酒屋も教えてもらったし。


木の流し

実はアートキャンプで泳いでから風邪気味でした。というか、夏の疲れが出て来ているのかもしれません。明日には回復しそうです。

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当ショールームには炊事場が併設しておりまして、昔は“練習”と称して出来上がった座卓などの使い勝手を試すため、お客様を招いて宴会をしていました。

しかし、在庫も増え、剛毅なお客様も減り、宴会は自宅でするようになりました。

他に事情もあって、この“木製流し”は本日解体し、冷蔵庫も電気屋に引き取ってもらいました。

シンクの左側はそのまま、まな板になるわけで解体された鯨や大王イカはいざ知れず。

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収納していた食器類も洗いました。

画面に写っているのは殆どがお得意様よりの頂き物です。

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流し部分も木製ですが、収縮を考えて組んであるため5年くらいは水漏れはありませんでした。でも、使わなくなるとダメですね。

大雨の時は吹き降る場所にありましたから、べニアは剥離していました。

骨材は栗で、良い状態でしたが、べニアを止めるため仕上げ釘打ち機を多用していたため、再利用は諦めました。全て冬の暖房用となります。

なにか、一つの時代が終わったような気がしました。


景気

昨日は久々の納品でした。政府は景気は上向きだっていうけど、来年あたり本当にやっていけるのだろうか。高知の田舎では大変だ。販売に力を入れていかなければならないだろう。

大河ドラマの岩崎弥太郎みたいに、外出するときは体に家具をくくり付けて歩くかな。でも、竹籠みたいに軽くないしな。

昨日のお客様は気前がよくて、いつものように釣りは要りませんでした。私のお得意様にはこんな方が結構いて、大枚せしめた挙句にご祝儀まで頂く図々しさです。

しかしね~、こうじゃなくちゃいかんのですよ。今の世は何事もゆとりと言うものがなくなりました。ご祝儀握って夜の街へ繰り出して芸を磨くわけです。まあ、“フィリピンパブに巻き上げられるだけ”とも言う。あげくに二日酔いで仕事が出来ないし。

何の話か分からなくなりました。

*最近は「五輪より原発処理、震災復興が先じゃろ。」なんて評論家がネットに掲載すると「何で水を差すんじゃボケ!」っていうコメントが多いみたいですね。なんか戦前みたいになって来たなと親爺が言ってました。


やっと盆明け

順調に暑いです。メリットは洗濯物が高速で乾く事ぐらいでしょうか。

「はだしのゲン」の閲覧制限とか妙にきな臭い雰囲気になったきました。私もアベちゃんとか阿呆さんとか書いていると、ある日、特高にボコボコにされるのでしょうか。

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盆休みを返上して取り組んでいた、シェルチェアーの改良版プロトタイプが出来上がりました。

まあ、殆ど見かけは変わりませんが。あちこち微妙に手を入れています。こういう作業はいくら頑張っても預金残高が増えるわけではないので苦しいです。

このプロダクトは価格のの低迷しているヒノキで大量に作ることも想定しております。


恥ずかしい仕事

本日、午前10時で37℃オーバー。しかし、エアコンの中で仕事をしているので大分慣れてはきた。

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なんか、超恥ずかしいです。15年前に郵便ポストを購入されたお客様から、同じものの注文があった。なんでも娘が独立するそうだ。

断ってもよかったけど、お客様は大切。仕事もないし。いや、ここんとこちょっと忙しい。

道具が増えたせいで1日で完成。鉄製のベースは15年前に作った在庫がまだありました。これがなかったら断ったかもしれません。POSTの文字はフリーハンドで刻んだ割には上手くいっています。未塗装なのですが軒下で風雨にさらされるといい味出すでしょう。

夕方、速攻で納品したらワインを頂いた。

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新しいクランプ。プロなので一度に沢山用意しなければならないのが辛いところです。

実際は使わなかったりするし。


予行演習

毎日、クソ暑いですね。これで真面目に働けって言う方が無理です。

政府は景気が上向いたっていうけど、ウソだと思います。先日、大阪の友人も言ってましたがますます厳しくなっているそうです。安部ちゃんは一気に持っていきたいのでしょうが続くはずがありません。ジェットコースタは力なく元の場所に戻って来るんですよ。

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近所の子と「木工教室」の予行演習をしました。

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器用な子はあっという間に仕上げて、先生の出る幕がありません。

準備に時間がかかってるんだから、もっと味わって組み立てて欲しいものです。

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まあ、しょうがないな~。

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結局、早く済まして、これがやりたかったわけか。

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昔懐かしい、駄菓子屋に寄って御帰還されました。


丸テーブル完成

本日は真面目に仕事をしました。

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丸テーブル完成。やれば出来るじゃないか。

天板はあらかじめシーズニングしていたのを“超仕上げ”をかけて、PIボンドで芋剥ぎです。

先に超仕上げをかけるとサンディングが簡単です。

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このように脚のジョイントが高い位置にある方が美しいし、構造的に理にかなっています。

ちょっとづつ進化するな。始めるのが遅過ぎましたけど。


Level(水平)

暑いし、よくよく考えたら日がないので、選挙に行ってから仕事をしていました。エアコンの中で。

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これは枝の丸テーブルの脚部分。

意外と難しいのです。見た目はバランス良く、天板は水平にならなければなりません。

しかも、脚の先端を結ぶと正三角形でないと安定しない。

きちんと測定することが大切です。

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3年に一回くらい出番がある、精密レベル。

どうせ木工だから意味はないのですが、気持ちの問題です。