木工一覧

ヤロー!

本日は黄色が出て来ますが全くの偶然です。

高校の英語の先生がNYに行った時、「イエロー!」って呼んでもタクシーが止まってくれなかったけど「ヤロー!」って叫んだら止まってくれたそうです。ウソかホントかは知りません。

多分ウソだと思います。

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姿見のフレーム。右よりカエデ、キハダ、赤樫。

キハダだけが接合方法が違いますが、材料が足りなかったので・・・・。普通の人には分からんじゃろーけど。

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バックが見苦しいですけど。

姿見の製作は簡単なようで、意外に手間がかかります。簡単なはずなんですけどね、不思議です。

4枚中3枚は予約済みです。不思議に売れるんですね。たまに作るからだと思いますが。


お天気です。

お天気が良過ぎて仕事に身が入りません。

遊びに行ったら飯が食えんし。いや、その勇気がないだけか。

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姿見のフレームの木取りをしました。左から赤樫、キハダ、地物のカエデ。

カエデはもっと沢山作るつもりでいましたが、一遍機械に通すだけで刃が全く切れなくなるので諦めました。“金切り”とかいう石のような成分が混ざっているようです。

当社の姿見は国産の5㎜厚の鏡を使っているので、歪みなく美しいです。量販店に備えている鏡は大抵歪んでいます。

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べ~。


和紙張り箪笥の納品

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先月、和紙張り箪笥を納品しました。

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内部はこのようになっています。左の棚は矢澤工房製です。

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整理のために“コの字型”の補助棚を付けました。

しかし、桐箱に入れたお宝を満載するのはOKですが、このように食器を裸で満載するには強度不足のような気がします。

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ドーサ液を塗ると少しムラになります。「いい味出たでしょう~。」とか言ってごまかしました。

カッコ悪いですが、背に腹はかえられません。上部2ヶ所を地震対策のため金物で固定しました。中央にカンヌキを差し込んでおけば器が飛び出ることはありません。

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ニカワとミョウバンを混ぜたドーサは常温では固まっています。

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10年ほど前に納めた円卓は、お孫さん達がいい味出してくれてます。

一段落したら削り直しましょうかね。


毒薬はちょっと、

今朝はタオルケットだけでは寒かった。現在室温24℃。

余りにも夏にコテンパンにやられているので、秋の到来を素直に楽しめないけど、虫の音を聞いていると、ちょっと物悲しくなりますね。

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和紙張り箪笥を買われたお客様が

「内部も張ってくれ~!」と言うので、

「それだけは勘弁して下さい。もう疲れました。」

「金に糸目はつけません。」

「ムッ、そういうことならこの玄庵、南蛮渡の高貴薬でもご用意できます・・・・」

ということで、また張り張り人生です。

この後、裏板にも張って、全体にドーサ液を塗って、組み立てて完成です。

ドーサは初めてなので、何回塗るのか分かりません。

和紙張りは、拭き漆の6回塗りより費用も手間も数倍かかります。


年波

今日は台風の名残の波を狙って入野松原に出掛ける予定でしたが、朝よう起きませんでした。寄る年波には勝てません。“年波”はビック・ウエーブより手強いですね。

波は良かったようで、後悔先に立たず!残念です。

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ジャイアント・ダイニングテーブルは大分出来ました。

4㎝厚の天板は何とか一人で動かせても、階段の揚げ降ろしは出来ません。

部材はいちいち重たいです・・・・文句を言う先がありません。

ですが、この商品も収まる所に収まればシックリきます。

夏の間、怠けていたツケが大分溜まって来ました。でも、遊ぶにも絶好の季節が到来です。


今日はボロボロ

今日は遊び過ぎで、体が超しんどかったです。

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デラックスタイプのダイニングテーブルを製作中です。

STの板厚28㎜に対して、40㎜となっています。ゴツイので、オーダーは幅2000㎜~。私はSTが好みですけど。

柾目で大人しい板なのですが、念のため(実際は、怠けていただけ。)1週間ほどシーズニングしていたら、5枚のうち1枚が僅かに反りました。

うーん、木工はやっぱり急いじゃいかんですね。

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この異常に黄色い材はキハダでしょうか?

もう10年以上前に仕入れたんですが、一皮むけばまだ黄色い。やがて茶褐色に変わりますが、10年かかります。

金運を呼ぶ姿見でも作ろうかと考えています。

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モモは騒音渦巻く工房で、ひたすらお出かけを待っています。


和紙張り箪笥 完成

蒸せます。いつまでこんな天気が続くのかな。

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和紙張り箪笥、一応完成しています。

デカ過ぎて上手く撮影出来ません。工房の蛍光灯の下ではパッとしなかったけど、自然光で見るとカッコいい。(クリックで拡大)

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本当は内部や裏側も和紙張りにしたかったけど、矢折れ、力尽きました。

勿論、別途料金で加工致します。

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お茶をする人は“ひさご”ですねと言うんでしょうが、そうではなく、ドットが融合する状態です。

草間彌生を意識したデザインです・・・・・・それにしては数が少ないが。

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なんとはなしに和紙の質感が分かってもらえるでしょうか?

千年和紙と呼ばれる丈夫なものですが、どうしても毛羽立ちます。

ニカワを溶いて、日本画用のドーサ液を作って塗るか、糊を塗るだけでいいのかよくわかりません。

上質の手漉き和紙ですから、カキ渋で固めるようなことはしません。


李朝箪笥 6

日曜日は朝起きると妙にしんどく、波が期待出来なかったせいもあり、久々に波乗りをサボりました。いけないことです。

ほんで、仕事をしていました。最悪!

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取っ手の部分のリングを作ります。以前は叩いて曲げていましたが、今回は頭を使うことにしました。

少しずつ赤めてパイプに巻いてゆきます。

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上出来。

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切り取れば完成です。

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銀ロウ溶接には一番小さな火口を使います。

今回、赤める直前にロウを流し込むのがコツと分かりました。

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こんな感じに出来上がりです。リングは簡単に出来てしまったため、ノッペリしています。少し槌で叩いて表情を出すべきでした。

実はもう李朝箪笥、取り付けも終わって完成しているのですが、どうもパッとしません。

長いこと使えば良くなると思うのですが、サラの状態ではどうも殺風景です。和紙の表面に処理をするか考え中です。


李朝箪笥の製作 5

東北は干ばつだそうですが、高知は雨ばかり、こんな夏は経験がないです。

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蝶番、漆の焼きつけも済んで出来上がりました。

やるもんですね。文句を言いながらでも、数をこなせば上達します。

まあ、自営だから文句を言う先はないのですが。

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蝶番の取り付けは一発勝負ですから緊張します。ちょっと擦るけど、まずは成功。

完成まであと僅かです。

本当の完成は、お客さんとこで10年20年と使った後ですが。

ちょっとこれは自分でも使ってみたい気がします。


李朝箪笥の製作 4

3日程前に“秋めいた”と感じた朝がありましたが幻でした。

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やっと和紙張りが終わり、金具の製造に入っております。急ぐ仕事もないのでのんびりしたものです。

和紙張りは結局、扉の前面は3枚、裏と本体は2枚張りました。疲れ切りました。さほど困難ではないのですが、常に緊張します。

本体も、一回張りだと木地が透けてどうも中途半端で、2回張ると質感がUPするようです。

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鉄板は雨ざらしで5年寝かしたものを使います。

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曲面にピタリと(そこそこ)添うように曲げなければなりません。今回は12枚あるので雄雌の型を作りましたが、なかなか巧くいきませんね。

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取り付けは皿ネジを使い、フラットに。モダンな感じになると思います。

下準備に時間がかかりますが、やり出すと速いです。

しかし、金具の製作も丁度“勘所”を忘れた頃に発生するんだな。これが。