螺旋棚一覧

螺旋棚の制作 2(薄板のはぎ合わせ)

今日も真面目に仕事をした。本日は木工家専用です。

螺旋棚の板厚は7mm弱。薄板のはぎ合わせは目違い(厚み方向のズレ)が出やすく中々大変です。指で押してクランプする方法もありますが、4枚はぎだと大変。接着剤はどんどん乾くし・・・・・。

強力磁石を使ってみましたが、7mm隔たるとパワーはなかった。子供じみているな。

曲面に製材したケヤキは癖が強過ぎて挟むと隙間が出来た。

ビスケットジョイントは4㎜厚なので厳しい。多分膨張して膨らむし。

3mmのスロットカッターはいいけど、サネを作るのは大変な手間。おっと、レーザーがあるじゃないか!

1枚1~2秒ほどで切れます。

この位ケチケチに木取るとすぐ壊れます。

位置決めが目的なのでバイアスには取っていません。

ラメロの#0番と比べる。調べてみるとオプションで3mmカッターもありました。

成功して目違いは殆ど出なかった。

やっぱり地味な作業ですね。でも年の功で手間はとっても失敗は少ない。

扇型も流石は機械のすること5枚がピッタリ合います。でも作図上のミスで穴は等間隔ではなかった。ギザギザにしたからな。

ケチケチの木取りだからこうなります。人間業ではこうはいかない。いや、市販の糸鋸刃を自分でギンギンに目立てすれば出来ます。


螺旋棚の制作 1

今朝も氷点下。たまには時事ネタもやりたいのだが心に余裕がない。何を焦っているのか?

展示場前に1m積み上がっていた雪もここまで融けました。夏降ってくれたら有難いのですが。

スプーンの漆を早く透明にしたいと日に干している。光なのか?空気に触れて薄くなるのか?本当のところを知りません。段ボール箱に入れて保管するといつまでも赤黒いままです。

螺旋飾棚の制作に取り掛かっております。この製品はレーザー加工機にうってつけなのですが、今までどうせ売れないだろうと手を付けませんでした。

扇型パーツのジョイントを考案。中央に雇いサネは入っております。これなら 1.強度も多少UPするし 2.スムーズに連結される 3.接着時に前後のずれがない 4.意匠として有効。いいことずくめですね。手作業ではアホらしくて出来んし。

裏側はレーザー入射部分が焼失して隙間が見苦しいですが・・・・

パテ埋めすればよいでしょう。どうせ下側に来ますし。不思議な2つの穴は貫通する速度のデータを取るためのもの。遅いと焼失部分が多くなり、速いと切断できません。

もうストーブ全開です!