教員

昨日の話で思い出したんですが、以前勤めていた土佐中高等学校では、担当した中学の”技術工芸”の時間に、木の踏み台のキットを取り入れていた。

先任の高崎先生に聞いた話ですが、ある年すごい出来栄えの踏み台を持ってきた生徒がいて、親の職業を聞くと「大工」という。

「あんまり上手だったんで100点つけた」と言ってました。親が手伝っているうちに面白くなって、最後までいったんでしょうね。

しかし、当時、私自身、鉋もノミも使い方を知らずによく教えられたものですね。呆れるけど、全国似たようなもんだろうな。今もやってるのかな?

生徒の”大工道具セット”の鉋刃はナマクラだったし、ゲンノウは金工に使ってると、砕け散るような粗悪品だったな。

3年で学校を辞めたのは、生徒をぶん殴ったからだとか言われてますが、実は大学の時、教職免状を取ってなくて、通信制で挑戦していましたが、他に遊びたいことも、勉強したいことも多く、とても短大に匹敵する単位を務めながら修得するのは無理と思ったからです。

しかし、後から聞くと免状を持ってない先生はゴロゴロいて、ナンジャラホイでした。そうよ、何のための“私立”なんよ。そんなもんいるかよ・・・・・補助金が多くなるらしい。

しかし結果的に、貧乏ではありますが、お気楽な職業をゲット出来てラッキーでした。

でもでも、大した企業もない地方都市においてはやりがいのある仕事かもしれません。私はせっかく調教しても、春になれば新手の入ってくる生活に疲れました。また真面目なものにとっては、24時間拘束されているようでいやになります。自己犠牲に堪えられるというか、そういうのが好きでないと向かないと思います。裏切られるたびに、愛が深まっていく人とか・・・。

コメント

  1. べあ より:

    わしもこちらで1年間デザイン専門学校の先生をやったで
    「調教」という言葉を使いたくなる気持ちも大いにわかる。
    やる気のある生徒ばかりに専門を教えるのなら面白いかもな

    朝が苦手な学生を呼びにアパートまで行ったで・・笑

  2. kira より:

    今では大学教授もそれやってるらしい。就職の世話とか。
    われわれも相当なものだったけどね。