連子窓の謎

もう少しカンボジアネタは続きます。

アンコール遺跡群の特徴にこの連子窓があります。

最初、旋盤による仕事だと思いましたが、当時、石を割るタガネはあったにしろ、ゴリゴリ連続的に削る超合金の刃先はなかったでしょう。それに石材を旋盤にかけるのは非常に危険。どうやらいちいち穿っていたのでしょうね。大変やな。

オットセイの乗っかった、壁面の・・・・

連子窓は偽窓で、

こうなっているんです。ここは鏨の跡も生々しい。いやじゃ~、こんな地味な仕事。レリーフをやらしてくれ~!って言いたくなると思います。忍耐強くて絵心に欠ける職人が担当したのでしょうか?

まあ、木造建築の柱が丸いのは道理ですが、パルテノン神殿とかなぜに柱を丸くしたのか?手間かかるし~。美のために身を粉にして働いた職人がいたのですね。