淋しくなるな。

本日は当ブログの「飲みログ」に度々登場するHさんの葬儀でした。享年75才。先月も波乗り仲間の葬儀に出たばかりで厭になりますね。

Hさんは木工を始める前、1年だけ務めた高知の広告代理店の上司でした。年齢は一回り上ですが、妙に気が合い、以来30年以上2~3ヶ月に一度は一緒に飲んでおりました。お互い直球勝負なので、またHさんの方が酒癖が悪く(と私は思う。)喧嘩別れをして店を出ることも多かった。しかし、しばらくすると「どうぜえ、今晩?」「行きます、行きます。」となるのでした。まあ、単にお互い飲みたいだけとも言う。

3年ほど前に胃がんを患いましたが、抗がん剤治療の合間に飲んでおりました。最近は高齢になってからのガンは中々死なないと思っていましたがそうでもなかった。最後に飲んだのは昨年の11月。「今日は吉良君と痛飲出来て楽しかった。」としおらしいし、しかもおごってくれたので不気味でした。酒飲みは毎度の事なので割り勘が基本です。思えば会ったのはこれが最後でした。

以来、カツオを届けようと何度か電話しましたが出ません。2度ほど着信がありましたがスマホは置きっぱなしなので出られず。こちらから返信しても出ない。それが一週間前、丁度目の前にスマホがある時に着信が。在宅で治療しているとの事、5分ほどの会話で最後には息が上がっていたが割合元気でした。その後、容体が急変したそうです。

2年ほど前から月一で娘のいる東京へ孫の顔見がてら上京して、寄席と居酒屋巡りを楽しんでいました。ガンはそういうことが出来るのは良いですね。葬儀が終わってからは本人の希望で「レットイットビー」が流れていました。

今日は「死んだら人生終わるんだな。」と切に思いました。