ヒノキは軽くて柔らかい特性を生かした造形を考えれば可能性は凄くあると思います。広葉樹は減ってきたしな。
どんな仕事でも、受ければ何かしら勉強になります。
風邪気味でしたが、根性で持ちこたえています。
でも、昨日から扇風機を回したいような陽気です。
右は15年ほど前に作ったT型チェアー。
別に手抜きしたわけじゃなくて、和食店用に納めましたので、素朴で民芸的なデザインにしております。
このほど、別の店で使われることになり、修理し汚れを落として塗り直しました。
左の現行品は10年ほど前からこの姿です。
何も知らなかった頃の貫通ホゾ。クサビ入り。クソ木工雑誌の影響です。
十分な厚みがあれば、貫通ホゾは百害あって一利なし。特にクサビは胴付じゃないと意味がありませんし、穴も臼にしなくてはなりません。
実際、何脚かはホゾが突き出ていました。
この脚の形状は凹んで見えて、造形的に難あり。
このように外側に膨らんでいるのが○。
穴開けの角度が急になり難易度は増しますが。
『石の上にも3年』ちょっとずつ進化してゆきます。
昨日、そう頑張って波乗りしたわけでもないのに、今日はしんどかった。もう、年だな。
亡くなった輪島塗の鵜島先生のお弟子さんに塗りを頼んでいたスプーンがやっと出来上がりました。半年以上かったぞなもし。
カッケー!プロの塗りはやっぱり違う。俺にとっちゃ~フェラーリみたいなもんだな。
15年前、先生に塗りを頼んだところ「そんなシロートの物が塗れるか!」と言われてから、やっとリベンジできました。
通常、輪島塗は、一回塗るごとに研ぎ出して平滑に仕上げるのですが、鵜島先生の塗りは一回で限界まで厚く塗ります。
厚く塗りすぎると、内部はいつまで経っても乾かないので、見極めが職人芸です。少々の刷毛目もかまわず塗り重ねます。
最後に上塗りをかけて研ぎ出すと、中塗りの色が出てきます。剛健で普段使いの器には良いと思います。
流石に小さなスプーンでは「鵜島塗り」は大人しく仕上がっておりますが、いい感じです。
というか、弟子の余門さんの繊細な性格が出ているのかもしれません。
使うのはちょっと勿体ない。
今回は輪島屋さんのご好意で試作してもらったのですが、うんと注文があれば発注出来ると思います。
仕事に耐えられなくなり、金曜の午後から波乗りに出かけました。
オンショアの酷い波。金曜日という事もあり、流石に誰も入ってない。
パドボーで戦ってみた。
1時間で降参。世間話をする。
四万十川の河川敷に車を止め、赤鉄橋を横目に「大漁寿司」へ。
お奨めの清水サバ。夕方獲れということで、たまらん食感と味。
“握り”は銀座にはかないませんが・・・・・・¥1200だし。
お肉タップリのマグロ煮。
今朝は朝一から海に入りました。まずまずやった。
10時にはオンショアになり引き上げました。
U君が「倉庫を整理したら広葉樹が出たけん、買わんやろか?」
というので楠・桜・桐・タモなどをハイエースに積みました。これ以上は危険なので2度に分けて運ぶことに。帰って、ヘトヘトなのに何とか一人で倉庫に納めました。
桐が結構あるので軽さを生かした製品の開発が急がれます。
昨夜、ニュース9でも見てやるか、とチャンネルを回したら女子サッカーの中継ををやっていた。違和感を感じました。9時のニュースを差し置いてオリンピックの予選をやるのか?国威高揚かなんか知らんが、かなりブッキーと感じたのは私だけではないだろう。
どうしようもなく焦ってきたので、助っ人にF君を雇いました。
何でこんな時に・・・・・ウェグナーデザインのテーブルの修復。普段こんな発注は受けませんが行き掛かり上。まあ、興味もあったし。
天板はリノリウムという材質で作られています。天然素材だという。
15年ほど前に作った椅子のリニューアルもしました。
やっぱり二人でやると驚くほど仕事がはかどります。じっくり向かうには一人がいいかもしれませんが、こなすときは優秀で気の合う仲間がいると本当に助かります。
でも、少々不器用でも美人の助手がいたらそっちを採用してしまいそうです。
告白:実際、そういうことが過去にありました。