木工一覧

和紙張りの椅子

 
本日、3時から仁淀川にパドボーに行ったら、天気は雨、虹、晴れと目まぐるしく変わりました。
 
下り、流れに身を任せ仰向けに寝ていると、トンビが気持ちよさそうにソアリングしていました。鳥とはいえ、彼らも幸せを感じていると思います。
 
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和紙塗装したシェルチェアーがやっと完成しました。
 
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和紙の成分をガンで吹き付けます。
 
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と言うのはウソであります。
 
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全体を24ピースに分け、それぞれに型紙を作り貼り付けてゆきます。ホゾ穴部分は乾燥後カッターで欠き取ります。ご苦労なこっちゃな。
 
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結構精密に出来ています。
かなりの高等技術で、普通の人はあちこち和紙が付きまくって癇癪を起すと思います。
 
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組み立てたら毛羽立ち・汚れ止めのドーサ液を2度塗りして完成です。
 
苦労したけど売れるとは思えんがな。
 
汚れるんじゃないかと心配する方もいると思いますが、ファブリックのソファーもあるようにさほど気にしなくてもいいと思います。大和のりで張っていますので張り替えも可能です。
 

灯台下暗し?

 
いよいよ梅雨らしくなってきました。気温が低いのでさほど不快ではありません。
 
ドーサ液を作るのに必要なミョウバンを、どこにしまったか分かりません。いつものことです。パソコンに入れておけばと後悔します。
 
しょうがないのでネットで画材屋に注文。少量だし価格も安いのでメール便で送って貰うことに。3日経っても届きません。他の仕事をするも、妙に落ち着きません。
 
ミョウバンて、薬局なんかで売ってるんじゃないかな?
 
ネットで「ミョウバンは何処で売ってる?」と検索をかけると「スーパーの漬物用品コーナーにあります。」だって。
 
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あった。「ナス漬用」と書かれています。100円でした。
 
スーパーから帰るとメール便が届いていた。嫌がらせか!
 
ネットの利用もよくよく考えてしなければなりません。ちなみにモノタロウでも売っています。
 

黒く塗る。

 
本日も蒸せます。でも、このぐらいの気温だとなんとか過ごせます。
 
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どうでしょう?
 
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ヒノキのシェルチェアー、つや消しブラックで塗ってみました。
 
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思ったより良い出来です。見るに堪えなくなるかもしれないと心配しておりました。
 
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全体のフォルムの確認のためでもありました。
写真に撮るとアラが良く見えますからね。足掛け5年。なんとかまとまったという感じです。
 
でも、買ってくれる人がいないと、どうにもならんのどすえ~。
 
矢張り先にサーフェイサーを吹いた方が良かったです。細かな傷が目立ちます。でもそうすると、補修・研磨という工程が増えてしまいます。
 

塗装に移る。

 
本日、仁淀川で今季初パドボー。水量多く、瀬を上れず。
しかし、コントロール技術は確実に上達している。早いもので丸4年になりました。
 
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ヒノキのシェルチェアー、接着剤を入れて組んでみたらヒノキでも十分強度が出そうです。
脚はトラス構造に近いですから丈夫です。しかし、仮組を外すのも一苦労です。組み立ても簡単じゃありません。
 
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しかし、ヒノキの質感は家具として如何ともしがたいな~。デザインがかみ合ってないのだろうか?
 
一脚はブラックで塗るつもりです。プライマーが勿体ないので、残っていたウレタンニスを使いました。刷毛を洗浄するのがめんどくさいのでウエスで塗りました。
 
残りの4脚は秘密の塗装を施します。

途切れた!

 
どういう訳か半年以上も注文が途切れなかった。20数年やってきて初めてかも。
全て消化したので、やっと新作のシェルチェアーに復帰しました。
 
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材はヒノキです。壊れそうです。
貫のデザインを考え中。
ウィンザーチェアーの貫に使われているのは100%丸ホゾです。昔はルーターとかなかったですから。それに、手作りではドリルで丸穴を開けるのが一番合理的です。
 
でも、丸ホゾは野暮ったいことも確か。
面倒でも新しいことをやってみないと進歩がありません。
 

仕事も適当にはしています。

 
遊び過ぎて月曜はつらいです。では、火曜から頑張るかというとそうでもないです。
 
本日より、作業着は短パン・Tシャツの夏仕様です。ああ!今日が真夏のピークならどんなに良いことでしょう。
 
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山桜のキャビネットを注文してくれたお客様が、材の質感を気に入り、小さいのも発注してくれました。
 
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裏板もべニアは使っていません。まあ、べニアでも俺が死ぬまでなら問題ないとは思います。創業当初からべニアは使ってないのでなんとなくズルズルと。
 
 

欧州と日本のデザイン

 
本日は二日酔いでしんどかった。3日連続で飲みに出ていました。
 
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先日買ったラメロとマキタの振動ドリルケース。
 
スイス製・ラメロのランチケースにも使えそうなデザインに比べ、マキタは職人然とした雰囲気です。
 
まあ、ラメロのビスケットカッターは現場に持っていくことはないでしょうから、あくまで梱包材です。板厚は薄く、すぐ割れそうです。
 
マキタの箱の中身は 振動ドリルですので 実用一点張り。上面にビットを収納する小物入れが付いています。しかし、同色の半透明の蓋がかえってダサい。まあ、文句を付け出すとロゴのデザインも気になってきりがありません。質実剛健なイメージは分かりますけど。
 
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ラメロはロック機構も可愛い。
 
こういう遊び心が現在の日本人には欠けています。

また積み込み。

ここ1週間くらい、朝起きると布団が暑い。
 
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明後日出発ですが、余裕をもって本日積み込みをしました。
午前中は助っ人に手伝ってもらい、
後の小物類はじっくりと一人で収めました。
 
今度の鳥取大丸の画廊は比較的広いので目一杯載せました。売れなくて再度積み込むことを考えて、図に残しています。
 
デパートの方は良くしてくれますが、搬出の時はもう終わった催事です。アタフタなるのは致し方ありません。そこでぞんざいに扱って傷でも付けたら大変です。
 
15年位前までは良く売れたんですよ。本当に!まあ、しょうがないよな。
 
考えてみるに、よその会場で展覧会をするのは労力と出費は大変なもので、今のご時世、元を取るのは難しいような気がします。でも、ジタバタしないと先がないのも事実です。

鎹(かすがい)

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知り合いの骨董屋さんが「割れがあるので鎹を打って修復してくれ。」と数枚の盆を
送ってきた。
高知の製材所では略して「ガイ」と呼んでいます。道具を並べてと・・・・・
 
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材料は鉄が良かろう。
コンターマシンで鉄板を挽く。
 
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ハンマーで打ってナンチャッテ手作り風にします。
 
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こんな感じですかね。
 
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無理に打ち込んで商品にが割れると元も子もないので直径1ミリほどの
下穴を開けています。気休め程度の効果しかないと思いますが。
 
鎹では国宝青磁の馬蝗絆が有名です。私も相手が国宝ならもっといい仕事をすると思います。
 
 
 

個展の準備

川内原発差し止め却下。すでにネットニュースでもズーッと下の方です。
国民にとってもどうでもいいことなのでしょう。
 
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ダイニングテーブル完成。
手前は3年ほど前に作った小判型テーブル。北面とはいえ明るい窓際に置いていたので漆が大分弱くなっていたので塗り重ねました。
 
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天板はショールームで作業。
 
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一回塗だったT型チェアーも白っぽくなったので、オイルを塗り直しました。
 
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しっとりいい感じです。
 
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CH24(Yチェア)と PP62の張り替え完了。
 
個展の準備は何かと大変です。それでも売れれば報われるのですが、そういうことは昨今期待する方が無理というものです。
「おいしいものを食べて、温泉に入り、あわよくば波も当てたら御の字。」と言うくらいでないと務まりません。