「木工」一覧
指物仕事?
本日は波乗りの疲れが残っていたが心地よく仕事が出来た。
山桜の軽量テーブルの
木地が完成。
木地が完成。
色々考えたが、合理的な組み立て方が分からず、現物合わせで制作。前後左右から組まなければいけないので解決策はないのかもしれません。
お客様からもAの寸法がなぜ長い?と聞かれましたが、無垢材の収縮を考えて木目方向を統一して作っていますので、短いと割れてしまいます。
こういう事どすえ~。
本日、2回の拭き漆をした。
ネットが身を助ける。
先日、山に行って泊まらずに帰った晩、飲み過ぎて?夜中にお腹が痛くなり、以来ずっと調子が悪い。普通ならすぐ治るのですが。昨日、塾長嫁のMちゃんにユキの散歩中に会ったので「酒は止めた方がいいかしら?」と聞いたら「イカン!イカン!飲みながら治さんと。」やっぱりそうか。
今月はレーザー加工機にかかりっきりだったので収入がないと覚悟していましたが、ネットで在庫が2点も売れました。凄え。
この「置床」は年末の深夜BSプレミアムで紹介されました。
たった3秒ほど。録画で見たけど短過ぎやろ!でも、流石にNHK、事前に了解の問い合わせがありました。
たった3秒ほど。録画で見たけど短過ぎやろ!でも、流石にNHK、事前に了解の問い合わせがありました。
お客様に「それで注文して下さったんですか?」と聞いたら
ネットで画像検索したそうです。俺もやってみたら、なんと1番、2番、5番、14番に当社の製品が出て来ます。まあ、レアなジャンルだからな。「置き床」で検索すると全くヒットしませんが。
ネットで画像検索したそうです。俺もやってみたら、なんと1番、2番、5番、14番に当社の製品が出て来ます。まあ、レアなジャンルだからな。「置き床」で検索すると全くヒットしませんが。
しかし、そこから私のHPまで来るのは結構難しい。左クリックして「Googleで検索」しなければなりません。「NAVERまとめ」みたいにリンクしてほしいな。
このまま、ネット様様で商売が繋がっていけばいいのですが。儲からなくてもいいから、飲んで遊んで楽しめるくらいに・・・・・・そうはいかんやろうな。
酉
本日は雨。連休は用事があり家でゴロゴロ。
機を逸してしまった感はありますが、本年は酉年です。
これは「Fine Woodworking
」誌に載っていたもが余りにカッコ良かったので10年ほど前にコピーしてみました。材はヒノキです。もちろん一木から出来ています。
」誌に載っていたもが余りにカッコ良かったので10年ほど前にコピーしてみました。材はヒノキです。もちろん一木から出来ています。
薄く均等に板を“へぐ”のが難しく、よく研いだ和鋼ではうまくいきません。ステンレスのナイフの方が具合が良かったような気がします。
山形のお客様から頂いた、笹野一刀彫・お鷹ぽっぽの鶏バージョン。
所違えど職人、やるもんじゃな!
夕方、雨は止んで、明日は天気とみえます。
辰秋の円卓の修理 その2
今日はちょっとだけ仕事始めをした。手はまあ動かしても大丈夫のようです。
円卓の拭き漆はやっぱり乾きが悪いです。
どうやら室温が低過ぎます。不思議なことに風呂の中のみ湿度や温度を上げても乾きにくい。室温もそれなりに上げないとダメなんです。それに温度差が大きいと結露等問題が出て来ます。漆は何でもナチュラルじゃないとうまくないです。
それを何とか体得するにはボチボチやっていたら10年も15年もかかります。
痩せた部分に錆漆でパテ埋め。辰秋のバカ。
長期戦で作業は春が来るまで待とうかと思います。
反って浮いた脚にはシンプルに5ミリの板を張り付けました。
黒田辰秋に言わすと漆の極意は「忘れるほど放っとけ!」だそうです。その割には相当セッカチな仕事をしています。
黒田辰秋の円卓の修理 その1
今日は難儀な一日でした。
円卓は中央の蓋が大きすぎて、或いは本体が縮んでギュウギュウだったので、蓋を削っておさめました。後の塗りの余裕も見ておかなければならない。
割れには中粘度と高粘度の接着剤を使い分けてジワジワ注入。100CCも入った。
このように90度ずつ回転させ接着剤の注入と研磨を繰り返します。
最初はどこから手を付けてよいか分からず、気が遠くなりますが、段取りが付き始めると作業ははかどります。
なんとか補修と研磨終了。研磨は適当なところで止めます。面倒だから。
布着せの布までは削らないようにしています。辰秋のサインはマスキングしています。
一回目の捨て漆が終わったところ。
この後、錆漆で補修するにも捨て漆は必要。地固めでもある。
ここで問題発生!2日経っても漆が乾きません。1週間前までは放っといても乾いたのにな。木地に油などが含浸しているか、気温・湿度などの条件が悪いのか?どうやら、気温が低過ぎたようです。
このような状態を「膿む」とか言って、最初にパッと乾かないと、いつまで経っても乾かない。
思い切って、溶剤で全部ふき取りました。これはね~、まだ拭き漆だから良かったようなものの、塗り漆だったら恐ろしい手間です。
漆は怖いは。
漆は怖いは。
塗り直して、速攻で風呂に入れましたが明朝、乾いているだろうか?
辰秋の円卓
本日はまずまず働いた。
先日、オークションでゲットした黒田辰秋の円卓。
宴会の途中、冷やかしで入札したら指値の半分で落札した。こういう大きなものは人気がないのでしょうか。
図録にも出ている立派な品物です。
私が生まれる10年前、辰秋45歳の作です。
宿坊?のために6基制作されたもの。本体は「その2
」と書かれていますが、蓋は「その3」
」と書かれていますが、蓋は「その3」
まったくもって手間のかかる構造をしています。
現代の“先生”は
凝ってるようで仕口は簡単なんですが、これはスッキリしていますが
よく分からないほど複雑です。
凝ってるようで仕口は簡単なんですが、これはスッキリしていますが
よく分からないほど複雑です。
1cmほど反っているので、スペーサーをガムテープで貼り付けていたらしい。
辰秋は稀代の名人なんですが、どうも木の乾燥とか構造には無頓着なところがあって、随分失敗しております。材質はどうやらヒノキのようですが、乾燥が足りなかったのだろう。
これを修復してゆきます。なだらかなRになるような完璧な仕事はいたしません。
全面に布着せをしていますが、切れる時は矢張り切れる。
旅館で使われるためか、ゴツゴツの仕上げです。辰秋は“沃地”などと命名していますが、特別な技法ではありません。刷毛で漆を塗った後に地の粉を振っているのです。
これはやったことがないので普通の刷毛塗で仕上げる予定。
まずは、油などが含浸しているかもしれないから、全体を研磨するところから始めます。
お正月に間に合うか微妙です。