SUPウッドパドル一覧

SUPパドル試運転

今日はまずまず働いた。

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夕方、完成したウッドパドルを近所の仁淀川でテストしてみた。

普通に使い易い。重量は600gなので重さによる負担は全く感じません。しかし、これが650gになると重く感じるのどすえ。まあ、運動しているので少々のことは仕方がないと思って下さい。もっこ運ぶのよりはいいやろ。

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クリアー仕上げもなかなかいいと思います。遠目にもカーボンじゃないと分かるし。

ロゴも考えて見たが、海で使うものに何でForestなの?という意見あり。まあ、材料は山から切って来たから・・・・。

ネーミングは難しいねえ~。イラストは甲骨文字で木を表しています。

何かいいブランド名ありませんか?

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パームグリップは好評です。

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文字入れはレーザー加工機で。

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位置決めの要領も分かって来た。

しかし、ウッドパドル事業が金になるのはしばらく先だな。それまで当工房持つのでしょうか?


曲がったシャフトにホゾを作る

本日は扇風機が稼働した。

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専門的な話になるので一般の方は分からないと思いますが・・・・

シャフトの端にグリップを取り付ける方法は色々ありますが、私は丸ホゾとしています。前回まではシャフトがストレートで何も加工してない時に、最初にホゾを作った。この方法では注文を取るにも甚だ効率が悪いです。半完成品にホゾを作れるよう工夫しました。

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旋盤をショウレンでずらします。

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旋盤で作って、糸鋸で穴を開ける。シャフトの断面ははオーバルでグリップ付近は真円です。

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このように回転体を保持します。

このアタッチメントはリブロスデルムンドで旋盤を購入した際、タダで付いてきた。

「そんなもん、要らん。」と長谷川さんに言ったら「まあ、タダですから。」貰っといて良かったな。

動画をUPしようと思いましたが上手くゆかず。最近調子が悪いです。

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使えるもんだな。

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この部分にホゾを加工します。

この試みは成功でした。鉋やペーパ掛けにも重宝します。他に何か良い方法があるかな?

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この押しコップは取り外すのですが、うちのは懐200、それでも重い。懐300だったら、多分3倍くらいの重さになると思います。往生しまっせ~!

木工旋盤は用途に合わせて慎重に選ばないといけません。


パームグリップ

初めての試みをすると、億劫で、中々先に進みませんね~。

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SUPパドルのグリップは旋盤で削り出した丸棒を使ったT型グリップを主体にしようと思っていたら、K籐くんが「俺のはパームグリップにしてくれ。」と言う。

パームとは放射線状に広がったヤシの葉の形でしょう。まあ、面倒でも一等良いものを目指します。

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まずはマスターピースを作ります。クイックブレードよりフィットします。qbは多分、外人用に大きいのだろう。

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バンドソーで荒取りをして・・・・・

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倣い加工機にかけます。

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この部分、今回上下動が大きいので金属板がスライドするように改造してみた。

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刃物の関係で、この位にしか削り込めませんが十分です。これを一から削り出すのは大変です。片側だけなら簡単かも。左右対称にするのが難しい。

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後はベルトサンダーなどで形を整えます。最後は手でペーパーをかけます。

やってみたら、機械化してもすごく面倒。カーボンで型取りするなら簡単でしょうけど。Tグリップの10倍以上時間がかかるな。でも、こっちの方がカッコいいとは思う。

 


WAVE用ウッドパドル

高知県須崎市の道の駅に不審者がいるという通報を受けて、警察が出張って職質したが怪しいところはなく解放したという。例の脱走犯の話です。なんちゅう情けないこと。普通、身分証の提示を求めませんか?国内長期旅行なら免許証や保険証は必ず持ち歩くはずです。まあ、座るが仕事の人達に何を言っても無駄か。

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シャフトの断面をオーバルにして強度を出した波乗り用のウッドパドルの木地が出来ました。

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ブレードの表面もスムーズです。先端から30cmにかけてベントさせています。

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加工機が正確に削り出しているので後が大変楽でした。まあ、あちこち手作業の部分はあるが。

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漆を塗った直後の状態。

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1時間ほどで硬化が進むとこのように黒くなります。その後、2か月くらいで漆が透けてきてまた色は薄くなります。

オーダーもお受けしますのでご相談ください。重量は全長162センチで650gくらいです。炉端焼きや温泉をかき混ぜるのにも使えます。

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初代の加工機は解体した。使い道はあったがもう置き場所がない。

進化している。

明日は吉野川でラフティングだが、出来るのだろうか?

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早くも、SUPウッドパドルの第三弾が出来上がりました。拭き漆は6回です。

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今回は、パドルの付け根が細くならないよう、注意を払って加工しました。タモ・栓・栃、いずれも杢が出ています。

このような派手な杢は上品な「吉良修の木工」では使いにくいので、SUPにボッチリ。でも派手な杢板には興味がないので在庫はそんなにありません。買っとけば良かったな。高知の銘木商は目が肥えているので派手な杢は好まれません。つまり安い。

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シャフトは桂。パドルは栃の縮み杢です。

実際にテストしながらの製作です。このパドルはたわみが大きく、静水ではギュンギュン進みます。ツーリング用といえます。

只今、シャフトをオーバルにして強度を出した短いWAVE用を製作中です。


SUPベントパドル

高知も毎日35℃ありますね。夕方は道路も熱いので、毎日ユキちゃんと仁淀川でSUPです。

これは新作のウッドパドルのテストも兼ねております。

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タモの杢板を使った製品は錆入れをしました。真ん中が研ぎ出した状態です。

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漆を4回かけた状態。

さっき、テストしてみましたがやっぱりベントパドルの方が使い易いような気がします。まあ、いつも使っているカーボンパドルがベントタイプですからね。ウッドパドルはモッサリした感じではあります。

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今回作っている3本は付け根の部分に十分な厚みを残しています。

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昔買った小さなガーバーが役に立った。でもやっぱり鉋が便利です。

慣れればそんなに難しくないかも。


SUPウッドパドルの製作 ベント編

昨日のキャンプではSUPERから、製作したウッドパドルについてご意見を頂きました。

まず、私の場合、川では適度なしなりと思っていたが、いざ波乗りでテイクオフの瞬間、必死で漕ぐと凄い曲がる。これは曲がり過ぎじゃろ。まあ、普通に使えますけど。
塾長の話では、ベント(曲がり)がないと、最後に水面から抜きにくい。

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ベントパドルの理屈。モンベル・辰野社長の本から。

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早速、4本作ってみた。

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パドル部はタモの杢板。

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加熱してから曲げます。

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何とか曲がるが付け根の部分が薄過ぎます。

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酔った勢いで、膝を当て思いっきり引っ張ったら簡単に折れた。まずいな。

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でも、普通には使えるので、とりあえず残りの3本は仕上げることに。

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レーザー加工機でロゴ入れしてみたが、1本は完全に脱調している。暑さに弱いのか?

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いい感じに仕上がるんですけど。

ウッドパドル事業、これ以上入れ込んで仕事が有るのだろうかという気がする。


ウッドパドルの製作 その3と試用

ユキちゃんは夕方からやっと散歩に出られるようになりました。犬は5倍の速度で年を取るけど、回復力も5倍の速度ですね。俺なんかチョッピリ手を噛まれただけで2週間仕事が出来ませんでした。

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グリップの仕上げ。ダミーのシャフトを作ってベルトサンダーで仕上げてゆきます。

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完成。後は取り付けてから調整します。

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2種類作ってみた。ちょっと触っただけならT型の方が良さそうです。何時間もパドルするなら分かりません。

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クイックブレードのカーボンパドルは実測したらなんと420gでした。

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何とか700g以下に落とすことに成功!やってみて分かったのですが、ただ軽くするだけならいくらでも可能です。しかし、実用に耐えないといけませんから。

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一回目の拭き漆が終わったところ。

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実際は結構凸凹ですが十分に美しい。初回にしては上出来。

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先ほど増水した仁淀川で試し漕ぎ。よくしなり肩が楽です。これは商売になりそうです。

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下に石でもあるのか?このくるぶし位のうねりでウエーブ出来ます。結構楽しい。

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対岸の岩場では腰位のポイントがありましたが、行方不明者の一人になってもいかんので止めました。


ウッドパドルの製作 その2

昨日はスポーツデイだったので増水した仁淀川でSUPしましたが、流石に岸寄りを漕ぎ上っただけでした。

しかし、雨はもうこらえて欲しいな。

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パドルのブレード部分は矢張り難しい。シャフトからスムーズに線をつなげるのがよく分かりません。ブレード部分は桂で出来ています。

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左は大昔から持っているカヌー用のパドル・1㎏。黒いカーボンパドルは特に軽く500gしかありません。山桜のウッドパドルは何とか800g以内に仕上げたいところ。まあ、ツーリング用ですから多少重くても良いが。軸を削りに削ったのでかなりしなります。

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水拭きしたところ。初回で商品レベルまで持ってくるのがプロたるゆえんです・・・・タダ働きしたくないから。

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最近のパドルは殆ど表裏があって、水を少し逃がして安定させるようになっています。これが少し面倒な時があります。波にもまれて、再度パドルを掴む時など。

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今回はストレートにしてみた。たわむので自然にブレードは反ると思います。
明日、拭き漆までいけるかな?

うんと良かったら商品化します。


ウッドパドルの製作

今日の昼のNHKニュース、大雨情報を5分ほどやった後、ワールドカップから帰ってきた、監督メインで、ほか選手やらのインタビューを10分以上やった。かなり異様に感じたのは私だけだろうか。筋肉バカの話なんか適当に編集して流せばよいのに。全体主義の足音が聞こえると言うのは大げさだろうか。

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SUPのパドルをまた無くした。船とパドルを両方収納しなくてはならないので忘れやすいのです。今度は翌日気が付いて朝、仁淀川の河原に探しに行ったがもうなかった。ちなみに2本で¥10万。落ち込みます。

早速、アリババでアジャスタブルを買ったが、もう暇だし自分で作ってみることにした。

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シャフトは長いのでこの押しコップは使えません。

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こういうのを作って・・・・
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ルーターマシンが丁度いい所にありました。高さの調節も出来ますし。

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しかし、これだけ長いと振動を止めるため手を添えても、中々困難。材は山桜ですし。
回転スピードを上げると、たわんで吹き飛びそうになる。危ないところだったな。

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おお!ラウンダーがあった。これは使えます。ただ、割合危険なのでスピードは2ぐらいで慎重に削ります。

本来なら楽しんで作ればいいんでしょうが、プロだから合理的に能率よく仕事して、しかも売れる商品を・・・・となると・・・・・しんどい。