ルーターマシン ROA-151

今日は近所のお客様へ、照明を届けてきました。馴染みなんで、しばらくほっといたんですが、私の財布が空になったんで、背に腹は替えられんのじゃ~!!

Dsc_00040001_3 昨年買った、ルータマシン、役に立っています。スムーズじゃ~!切れる~!!ビットによっては綺麗な鉋屑が出ます。

ルーターマシンについては、以前、知り合いのフラッシュ家具屋さんに聞いたところ「そんなにスムーズじゃない」と言っていたんで、諦めていたのですが、どうやら、詳しく聞くと、おっかなくて、あんまり使ってなかったようでした。なんじゃ~!

ずっと、デルタの卓上ルター/シェイパーを使ってきたのですが、外側のハンドルでビットの高さを調整できるので便利なんですが、あんまり芯が出てないのか、剛性がないのかビビるんです。まあ、価格が100倍も違うんですから、しょうがないんです。むしろ、大変お世話になりました。たぶん、ハンドルターを逆さに固定するタイプの方がいいのではないかと思います。

ルータマシンはなんといっても、刃先が見えるので、倣い加工のような量産は無論のこと、一品物の製作にも向いています。

エアーでヘッドが上下するので、広い定番を利用してボール盤としても利用していきたいです。そんなビットも用意されています。

不気味だった姿も、最近は愛らしく感じるようになりました。

Dsc_00910003 ただ、この異常なフトコロの広さは迷惑じゃ~。

一見医療機器のようなカラーリングは、年寄りをだまして「肩こりをを取っちゃお」なんて商売も出来そうです。効きそうな回転音ですので。行列が出来るかも。そっちの方が才能あるかも。

「おんちゃん、早ようこの機械で治療せんと、こりゃ~ガンになるで~」「アンタは足が臭いきに、うんと回転を上げちゃおきね~。ちょっと高こうなるけんど」木工以外だったら、どんどん発想わくな~。


個展のお知らせ。

Img_00030001 4月13日(日)~19日(土) 水曜定休日!! 神戸の住吉倶楽部にて個展を行います。

お近くの方は是非おいで下さい。染付けの村田 森さんとの二人展になります。お会いしたことはないのですが楽しみです。

少なくとも、はじめの2日と終わりの2日はおります。う~、夜の神戸楽しみじゃ。しかし懐は寂しい。


イスのデザイン

昨日は、5時半から飲みに誘われ、明るいうちから屋台で飲んでいました。はからずも、ビニール越しに見える桜は満開で、お花見となりました。

しかし、流石の飲んべ~の私も、ちょっと酒を控えて、仕事のピッチを上げようとしていた矢先だったので、出鼻をくじかれた格好です。5時間も飲んでいたので、セーブしたものの二日酔いじゃ~。でも今日は頑張りました。

Dsc_00170002 定番のイスを作っています。年に1度くらいですから、作り方を忘れます。

部屋から使っているのを持ってきて参考にしています。手前がやや初期の試作品。いい色になっています。

こうやって、まじまじ見ていると自分のイスも「まあまあOK,合格点」と思います。

飽きのこないデザインで、丈夫であれば使われていく中で、アバタもエクボ、美しくなってきます。デザインは80点でもいいわけです。これが無垢の家具のいい所です。我々は、別にハンス・ウェグナーの向こうを張る必要はないのです。やれデザイン、デザインと言っている人ほど、どうも勘違いしているようです。

Dsc_00100001 これは、このダイニングチェアーを作るための治具の一部です。青いスプレーを吹き付けてあるのは紛失を防ぐためです。

すぐ忘れるので、パソコンで作った「製作の手引き」が欠かせません。8ページもあります。このあたりパソコン、役に立っています。しかし、中にはどうやって使うのか全く思い出せない治具もあります。

このタイプのイスの製作は5回目ですし、ルーターマシンなどの機材の充実もあり、流石に楽に速く出来るようになって来ました。


Dsc_00040001_2裏山も、桜真っ盛りです。花見がしたいと思いつつ、なかなか実現しません。

そんな気持ちで仕事をしていますので、この季節、仕事は全くはかどりません。

もうすぐ、暑くなってはかどらんし、秋は波乗り、キャンプだし、冬は寒くてやってられない。いったいいつ仕事をするんじゃい!?

いや、ほんとに、春は気候がいいのに仕事をする気になりません。体調はボチボチ回復してきました。

Dsc_00080001 話題がないので、うちの自動と手押しかんな盤の間にある、”道具掛け”を紹介します。一般の方は面白くありません。

案山子(カカシ)みたいですが、なかなか使い易いです。定規は、手押しのフェンスの直角を測ったりします。ここんところは我ながら良いアイディアじゃ。

ちなみに、後ろの集塵パイプは直径150でムラコシのサイレンサー付き集塵機に接続しています。結構静かです。同じ集塵機がもう一台あって、そちらはバンドソーと横切り、その他用です。住宅地なので気を使います。一台で5馬力のモーターを回すより静かで効率的です。

ブログも全然やる気のないものになってしまいました。

 


春が来た。

春たけなわって感じになってきました。3月中旬に個展をしたときは、庭の花といったら水仙と椿ぐらいで、花屋さんにお願いしたんですが、今はなんやら咲き誇っています。

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しかし、木の芽時というのでしょうか、風邪は治らず体調は良くありません。ショック療法として、夜、オートバイで水泳に出かけてみましたが効果なし。 川で泳げば良かったかも。いや、選手と一緒に泳げば良かったかも・・・・・そりゃ死ぬ。

ところで、春は、”張る”からきているそうです。今の私は逆ですので、どうも、うまい落ちが見つかりません。


木工家の良心

極悪非道な木工家にも、少しは良心というものがあって、たまには心を悩ますことがある。Dsc_00200001

写真は、現在製作しているダイニングテーブルの脚の部分だ。

4本足から2本足のこのタイプになって、一度も4本足を作ることなく、続いている。

脚は、部材の強度と正確な仕口が命だ。

そこで、この材料、シオジなんですが、重さが1,6kg、比重が0,45しかないんです。う~ん、やっぱり軽すぎや。せっかく、ここまで作ったのに~!普通に使う分には問題ないのでしょうが、もしも、地震とか非常の場合を考えると心もとない。(家がペシャンコになった場合はどちらにしても運を天に任せて下さい) それに、イスの脚と干渉するので、柔らかいと傷が付きやすいのです。

じゃあ、なんで、はなからそんな軽い材をと思われるかもしれませんが、このような分厚い材はあまりストックがないのです。本日は、秘蔵の盤から切り出して、作り直していました。いつまでもクヨクヨすりより良かったです。

このような、目の詰まった軽い材は、ヌカ目といって、狂いがないので精密な指物に向いています。それを柱に木取っていたのは、周りにキズがあったとか、そんな理由だったと記憶しています。

* よく、「ケヤキですか。それなら丈夫ですね~。重いでしょう?」なんて言われますが、とんでもない。ケヤキやシオジといった木は個体差が大きく、軽いものと、目が粗く重いものでは比重は倍も違います。使い方も全然違ってきます。山桜のように比重が殆ど変わらない木もあります。不思議です。


テーブルその後

今日は、完全に木工家用のブログです。

Dsc_00020001 この写真は、昨年末に温泉施設に納めたテーブルの写真です。

憶えている方もいらっしゃるでしょうが、面倒だったし、さほど天板が反った経験もなかったので、試しに、反り止めを入れませんでした。

本日、片道2時間の現場に行き、反り止めを入れてきました。

先週、宿から「反ってはいるが、さほどでもない」という連絡・・・・・・・どうせいと言うんじゃい? あまりにも安く発注した自責の念か、遠慮がちだ。

行ってみると、確かに微妙。しかし、生真面目な木工家なら卒倒するレベルかもしれない。天板が少し垂れてきているのだ。

でも、なんでも真っ直ぐが当たり前の空間で、面白いといえば面白いし、自然といえば自然だ。1台だけ、やや激しいのがあるが、それは、それなりに隅っこにセットされていて、こういうのも、いいんじゃないかと思えるのだ。

もう、反り止め持参で来てますので、勿論取り付けました。

1、今回の天板はヒノキで厚さ30だが、45なら大丈夫だと思う。

2、製作した反り止めは、量産品によくある、木ネジ用の長穴が2段に開いたタイプだが、ルーターマシンを使っても、意外に手間がかかるし、危険だ。手作りなら、木製のクリートを使った方が、作動も良いし、簡単だ。長穴のタイプは、NCにはいいのでしょう。

(普通に、私の作るテーブルは構造材として反り止めは入っています)

私も結局、真面目だけがとりえの日本人なのでしょうか。もう少し、様子をみてもよかったのです。


タンタル2

タンタル2は、百年以上前に開発された、普通ならとっくにお払い箱の、古いタイプの人型ロボットだ。でも、こいつは名作ロボットと呼ばれていて、ちょっとのろまだが、まだまだ、たくさん現役で働いている。

筒のような弾性金属でできた本体に、やっぱり筒のような手足が付いている。指はなんとか五本あるが、バケツのような頭部に付いている顔の作りなんかはぞんざいなもので、眉と口は上下に動くが、耳と鼻は溶接してある。唯一、目は、まばたきは出来ないものの、クルクル動くし、絞りもある。よくみれば表情豊かなのですが。

とはいっても、その顔はどうも地味なもので、私より小さな子供をしかる時は、ブリキの眉を、自分の指で持ち上げるのだった。後ろにいると笑ってしまうし、子供も慣れたもので、その眉を押し下げてしまうのだった。しかし、静かに向き合って、絞り込んだ目で見つめられるときは、少し怖かったものだ。

この、人型ロボットは、ベランダの手すりに手をかけて、じっと遠くを見つめているようなこともあって、そんな時、家の者は、昔、優秀な召使をそっくり輪切りにして解析し、この機械に埋め込んだのだとうわさするのだった。

ある日、私はタンタル2と庭に出ていた。何をしていたかは思い出せないが、タンタルがハイウエイに砂漠狐の子供が迷い込んだのを発見して、走り出した。エアカーは障害物を避けるので危険はないが、狐の子供の恐怖は相当なものだ。

私も走り出したが、すぐに我々の左を疾走してゆく親狐に気が付き、タンタルの脚に飛びついた。タンタルは、もんどりうって倒れた。このロボットは人間のアタックには脆くセットされているのだ。

タンタルはその瞬間、チラリとこちらを睨んだように見えたが、すでに親狐の姿を捉えていたと思う。目は回るし、照れくさいしで、しばらく、表情が作れず、ブリキの眉と目はあべこべに回転していた。それがやっとおさまった頃、砂漠狐は子狐をくわえて走り去っていた。

「坊ちゃん、ひどいじゃないですか!一声掛けてくれればいいものを」

タンタルはひどいオッチョコチョイで、ああでもしないと止まらないのだ。しかし、小さな金網の隙間からどうやって助けるつもりだったのだろう?

「でも、私は嬉しいんです。坊ちゃんが賢く成長したのが」

曲がった眉を慎重に直してから、タンタルは久しぶりに私を肩車して家に入ってお菓子をご馳走してくれたのだった。


風邪です。

月曜から風邪をひいております。ひと段落してホッとしたのか、あるいは年齢を考えずに、急に波乗りをしたのがいけなかったのでしょうか。これが、ほんとの年寄りの冷や水?

私の風邪は、いつも特別悪くもなく(今回は、のどと、だるさ)ダラダラと続くのが特徴です。よって、用事を済ませたり、読書をしたりして過します。そのせいか、なかなか治りません。

もともと、怠けるのが好きですから、2,3日は楽しいのですが、それ以上になると、焦ってきます。本日も、ブログを書き上げるつもりでしたが、どうもいけません。

新しい仕事のプランは随分出来ているのに、たまっていく一方です。治ったら、少し気合を入れて頑張らんと・・・・・・・・。


忙しい週末。

今週の週末を画像で綴ってみましょう。

Dsc_00120002_2_2 毛皮にされる、アナグマ。カモシカと並んで、尻皮にいいそうです。

Dsc_00030001_3 肉は、別段臭みもなく、野生の豚って感じ。旨かったな~。ずーっと体調すぐれなかったんですが、アナグマ食って、早めに寝たら、すっきりでした。ジビエ料理は薬です。

Dsc_00150003 翌日、6時出発で大方町へ。波はハードで、2ヶ月ぶりの挑戦に溺れそうになる。やっぱり、波乗りは体力です。

しかし、疲労が心地よい。3ラウンドもやる。

Dsc_00320004 最近、すれ違いの多かった、モモとクマの交歓の様子。

モモは、黒くてピロピロしたのが好きなのか?

Dsc_00350005 夕方、いつものように、井の岬温泉に入ってから、居酒屋「8の字」へ。

写真は、ドロメ(生のチリメンジャコ)と生レバー。

ドロメは、サンシャイン大方でも売ってるので、わざわざ居酒屋でもないのだが、矢張り旨い。

9時に寝たので、夜中に目が覚め、小説を読む。

今日も、波乗りして、昼飯は「レストラン三木」でAランチを食べた。久々の休日でした。