大工と鬼六

個展が近づくと、輸送の段取りや、プライスカードの製作やら、慣れてはいても大変だ。木工の場合、毎回引越しをしているようなものだ。個展をしなくても、飯が食えるようなら一番好いのですが。

Dsc_00100001_1 照明出来ました。うんと細い椿の木を使いました。

どうせならと、背を高くしました。これなら、値段も高く出来るし。ウッシッシ。

昨夜は全部、点灯させて過しましたが、結構いいもんです。薄くて、丈夫な土佐和紙を使っています。う~ん、意外にいけるかもしれません。

Dsc_00200003 ところで、この丸ホゾの直径は僅か6㎜です。我ながら上手く組むもんですね。

これには、秘密があります・・・・・・・・・・「大工と鬼六」の話、知っていますか?

暴れ川に橋を架けられず、困っていた大工が、自分の目玉と引き換えに、鬼に橋を架けてもらう話です。

実は私も、鬼と契約しているんです。それは、ホゾをピッタリ合わす代わりに・・・・・・・・・・・大嫌いな酒を毎日飲むように言われているんですぅ~。ヒャ~!!

大工は、鬼の名前を言い当てて、契約を解除してもらうのですが、私の場合はうまくいかず 「うんにゃ、違う!違う!」と言われてしまいました。

最近、どうやら酒が好きになってきたようなので、次は、身の毛もよだつほど嫌いな、美女に囲まれるよう契約を替えて貰いたいのですが・・・・・・・・。