山桜の文机

今日は急にお客さんがあって早速シェルチェアーが売れた。出すものを出せば入って来るのは自営業としての経験だが不思議だ。

文机の脚は傾斜版でバイスに挟みます。

45度ビットや丸ビットを使って所定の形に機械で近付けます。後は手道具で。

縦にして底も仕上げます。中央部はガタつかないように1mmほど欠き取っています。

テンプレートは紛失していたがパソコンの中にはありました。

今回は部品の状態で拭き漆をしました。接着面にはマスキングをします。

ボディープレスで完璧。これがないと反り棒を使ったりと密着は面倒になります。

ところが凡ミスで1台は20ミリ短くなってしまった。納める方には問題がないし、ミスったのも単体で売るには支障はない。

でも段々集中力がなくなっていくような気がします。

脚は僅かに転んでいます。アウトラインは曲線、そして末広がり。貫も僅かですが弓なりに反っています。まあ、普通の人は気付かないと思いますけど。

コメント

  1. tk より:

    控えめに言って最高ですね。

  2. kira-osamu より:

    プロに言われると有難い!
    以前、お得意様に「程の良さが大事」吉良君はそこがお上手と言われました。
    しかし、上には上があります。http://yamanekotuusin.com/2010/05/15/593/

    予算、5倍頂けましたら手道具で挑戦してみます。