文化・芸術一覧

しもなのアートキャンプ2010 (前篇)

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少し障害のある人たちのアートキャンプに今年も参加しました。私の今回の授業は、「目指せ!スカイツリー?」です。

分解した“立てず”でタワーを作ります。参加者を2組に分け、高さを競います。負けたら晩飯ぬき?

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ウォー!こちらのチームは欲張り過ぎたので、分解寸前です。

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まっ、なんとか出来た。昨年の熱気球ほどの盛り上がりはなかったけれど、責任は果たせたと思います。

このキャンプは、健常者も参加出来ます。実際、家族で毎年来られる方もいます。夜は、居酒屋、カラオケタイムもあるからな。

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これは、コンニャク作りプロジェクトです。私もグニュグニュしました。

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“しもなの郷”の食材は、殆どが地物で、特別な料理ではありませんが、ハッとさせられます。グルメって、なんじゃろね。スーパーの野菜と全然違うぞ。動物性タンパク質がいつも少ないのですが、満足なのじゃ。

ちなみに、右上の小さなジャガイモが、ベラボーに美味くて、カメラを構えました。


疲れた。

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先ほど、「しもなのアートキャンプ」から帰ってきました。今年は1日だけの参加でしたが、疲れました。生徒も、同じなんだろうな。

これから、波乗りに行くので、レポートは帰ってからです。


タダでは無理!

夕方、雨が降ったので随分と気温が下がりました。そろそろ、パンツ一丁で生活するのは、厳しくなりました。まあ、こんなだと衣料費は少なくてすみますが。

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今日は、デザインコンペに出す新作を、同級生の写真スタジオに持ち込んで撮影してもらいました。

前は、よくお世話になっていたんですが、デジカメの発達で、最近は自分でやりますので、ご無沙汰していました。

まだ、フィルムの頃は、「やっぱ、餅は餅屋じゃね~!」と感心していましたが、最近はそうでもないです。

でも、今回、どうしても白バックで撮影してみたかったのです。

結果はまずまずでしたが、彼は私と同じく、本物のプロで、昼飯をおごるくらいでは、気合いの入った仕事が出来ません。こっちも、頼みにくいしな。後で、350円のアイスをおごり返されたし。

自前の写真ブースで、あれやこれやと工夫しながら、撮影した写真の方が、密度が濃いです。まあ、どんな仕事も同じでしょうね。

私の、撮影技術が上がったとも言えるかも。ブログにしょーもない写真をUPしていることが、結構いい修練になっているようです。“好きこそものの上手なれ”ですね。


やっぱりショボかった花火大会

昨日は、仁淀川の増水で、延期されていた伊野町の花火大会でした。

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今回は望遠レンズで撮影しました。

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オランウータンみたいです。

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シャッタースピードは2秒、F5位です。

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ヤシの木です。

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花火の撮影は、やっぱり難しいですね。デジカメですから気兼ねなく撮れますけど。

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結局、みんな、花より団子で、飲みに集まって来るわけです。そんなんで、昨日は朝から部屋の掃除をしていました。

クリスマスと花火大会の前日は、我家の大掃除の日と決まっています。


青磁の杯

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青磁の杯がオークションに出ていたので、興味があって落札した。

しかし、早速使ってみると、どうも具合が良くない。吸い口が尖り過ぎているし、そのせいか重く感じる。いや実際重い。

青磁というものは普段使いには向かないものなのか?おまけに、手入れが悪かったのか、見込みの艶がなくなってしまった。

青磁は嫌いではないんです。鬼太郎の目玉の親爺が入るのに丁度いいくらいのバスタブ状の青磁の鉢を見るために、わざわざ台湾の故宮博物院まで出掛けたくらいですから。

やっぱり青磁は観賞陶器なんでしょうかね?ネットで調べたら件の鉢は乾隆帝が猫の餌皿に使っていたそうなんですが、本当ですかね?


瓶子

今日は輪島屋善仁の山下さんが営業に寄ってくれました。とは言っても、漆器を沢山買うゆとりはなく、昔のよしみで制作用の漆を届けてくれたのです。

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それで、参考にまでにと見せてくれたのが、この瓶子(へいし)です。カッコいいですね~!

簡単に言えば徳利です。鎌倉時代なら貴族とかが普通に酒盛りをしていたのかもしれませんが、宗教的儀式に使われるようになりました。さらに現代は、本来、対になっているものですが、オブジェとして一つだけ買われる方が多いそうです。

ところで皆さん、器の内側はどうやって塗ると思われます?長い刷毛で・・・・?

実は輪島屋では、一番手間はかかるけど、確実な方法・・・・・いくつかのパーツに分けて塗りまでを完全に完成させてから、接合。さらに内外を塗り直して仕上げるというやり方をしているそうです。凄いですね~。

まあ、無理して買えないこともないんですが、大切な商品がなくなっては営業に差し支えると思い、皿を一枚わけてもらって、お茶を濁したのでした。チャンチャン。


ル・コルビジェ展

今日は、お隣の愛媛県立美術館にル・コルビジェ展を見に行ってきました。片道110キロとカーナビが教えてくれます。

実は、四国山脈を越えるカーブの多い峠道なんで、ホンダCBR125RRで暴走する予定でしたが、天気予報に反して、朝から雨でした。残念です。

で、展覧会は全然面白くなくて僅か10分で出てきました。なんじゃ~ありゃ~?まあ、建築家の建物を世界中から持ってくるわけにいかんからな。

直筆の油絵も多数展示されていましたが、ピカソやブラックと見分けがつきません。更にがっかり。また、日本人の作った模型は正確ではあってもセンスがありません。直筆のパースは綺麗でした。

コルビジェは好きなんですよ、ロンシャン礼拝堂は特に好きです。詩がありますね、彼の建築には。最近の建築は合理性ばかり追求するので面白くないんです。澤田マンションみたいに、遊びやうらびれた空間もないと心が休まりません。そのような建物が一杯あると、人の心も豊かになるでしょうに。

10年近く前、“田中一村”の展覧会で大感動して帰ってきた愛媛県立美術館なんですが、今回は当てが外れました。

伊丹十三記念館を見て帰ろうかとも思いましたが、なんか二の舞になりそうだし、中村なんとやらという、アホな建築家の設計なんで止めました。

しかし、ちっぽけな高知市に比べると、松山市は断然豊かな感じです。高知は最果ての国やな。

松山市にはミウラ・アートビレッジという美術館もあって、これは島田伸介が鼻から蒸気を出すCMの“ミウラのボイラー”が作った美術館です。5年ほど前にルーシー・リー展を見に行きました。

徳島県には大塚製薬やダイオードの日亜があるし、香川県も加ト吉とか一杯ある、高知には大企業が一個もないよ。


落語を聞く

今日は、午後から落語を聞いた。私のお客様でもあった近所の奥様が今年亡くなり、彼女が贔屓にしていた落語家を呼んでの追悼の会でした。

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土佐和紙工芸村の移築した民家で行われました。

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この着物では、あわて者が酒屋の主人に世辞の言い方を習って、実行する話でした。

枕が結構長くて、面白かったです。

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次は、見ていた夢を、女房に問い詰められて・・・・・・。というお話でした。若干30歳なのになかなかお上手でした。でも、噺家は若いってことは、ハンディーだよな。若い人は、若い人なりの落語の道を探して下さい。

実は、生の落語は大昔に見たきりですが、カセットやCDで相当聞いています。しかし、本題に入るときに、羽織を脱ぐのを初めて知りました。

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これは、昨夜の「やまぶき」の店内。私の住んでる世界も、落語みたいなものかもしれません。


たまには文化的な、

夕方マンドリンのコンサートに行ってきました。先日、チラシ作りを頼まれたミニコンサートです。飲み友達のHさんがリーダーのようです。波乗りの疲れが今日出てきて、いい気分で聴けました。なんのこっちゃ?ベテラン揃いで超巧かったです。

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Hさんは「やっぱり最初は緊張する」と言っていました。こんな田舎のジジババ相手でもそうなんですから、オリンピックでトリプルアクセルを跳ぶのは大変なことですね。

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マンドリンの胴体は涙を半分に割ったような形をしています。チェンバロみたいな音色でした。チェンバロもレコードでしか聴いたことないですけど。たまには、映画やコンサートにも出かけんといかんな。ずっと御無沙汰じゃ。

この会場のホテルは“やまぶき”のすぐ近くなので寄りたかったけれど、明日のことを考えて我慢しました。


李朝の文具

どうやら、風邪をひいたみたいです。本読んで、グーグー寝ています。熱はないし、今夜は飲みに行きたかったんですが、止めておきます。別に自営ですから何してもいいんですが、時間のロスは厳しいものがあります。

Dsc_0006kk 最近オークションでゲットした本です。大当たりでした。他では見たことがない“水滴”が多く出ています。

日本の“香合”を集めた本も持っていますが、むしろ、稚拙でワンパターンとも言える、李朝の小物の方がずっと魅力的なのは不思議です。

Dsc_0012l これはカエルが2匹張り付いた水滴。長辺が10センチです。結構デカイな。真面目くさって、こんなもんを作っていたんでしょうね。立方体も見事です。

天文学的なお値段でしょうが、いっぺん手のひらに載せてみたいものです。

日本では陶磁器と言えば壺とか、茶碗が第一のものですが、朝鮮では文具が最も大事らしいです。

合同で出版物を出すとき、相当もめたそうです。どっちを先に出すかで。確かに、壺より面白いですね。