本日、夏物衣料をしまいました。
室温15℃ですが、薪ストーブに初点火しました。
この李朝3段棚は根強い人気で、2台まとめて作りました。
久々にやりましたが、意外に簡単に作れるようになっていて、3台作っておいても良かったかな。でも、これ以上在庫を増やしても困ります。
勿論、お客さんには「凄く大変な手間なんです」と言います。
縁を面取りしていますので、必然接合は剣ホゾになるのですが、仕口も上手になり過ぎて、面白味がありません。
でも、材に表情があるので大丈夫です。
今日は、体がしんどかったけど、よく仕事をしました。
ところで、先日頼まれた、ペーパーコードを使った椅子の試作品です。
左が最初に作ったもの。内部に段ボールが入っていて、座面の落ち込みがなく、とても快適です。居酒屋タイプ。
中央はYチェアと同じ編み方です。脚が短いのは、ストックしてあった半端な材料を使ったためです。のり気じゃなかったんですね。座面の材を限界まで薄くしました。
右が、「こりゃー結構いけるぜ!」と本気になった量産タイプ。
テレスコピック型の脚は頼りなく見えますが、しなるのでホゾへの衝撃は軽減されます。
とりあえず、面倒だったので、貫を省きましたが、おかげで3脚まではスタッキングが可能です。
ダイニングテーブルを大人数で囲む時の予備の椅子としてどうでしょうか。
現在在庫はありませんが、よく使うタモ材でデザインしましたから、いつでも作れます。
やっぱり体調はすぐれませんが、ボチボチ野暮用で忙しくなってきました。
お得意様の電車と車の好きなチビちゃんに、トラックをプレゼントしました。
子供はやっぱり業務用車が好きなようです。モデルは以前乗っていたロデオ4WD。
昔は車のエアロパーツのデザインもやっていたので、形のエレメントは心得ています。機械であらかた整えてサンダーでパパッと仕上げます。
しかし、これはこれで段取りが難しく、何度かやり直しました。例えば、車輪のセンターに穴を開けるのを、鉄鋼錐でやっていたら、木目に取られて、中心に開きませんでした。
こんな遊びをすると、大衆車のデザインを一からやってみたくなります。
奥は、自分で買ったスゥエーデン製のオモチャ。これも木製です。ボディーはサーフェイサーできちんと下地を作っているようです。加工はNCだと思います。
あんまり洒落にならないトラブル発生です。
先日東京に送ったフルサイズのテーブル、階段が回らなくて、2階に運び上げられないそうです。クレーンも使えないそうです。
「だから、確認してと言ったのに~!」と言っても、それはお客様にとっては酷な話で、私の責任でもあります。
アリ組で組んであるので解体は可能ですが、シロートには困難です。
安い航空券は急には取れません。東京からの往復なら割合すぐあるのに、高知からの往復は一ヶ月先からです。意味が分かりません。不条理やな。
いろいろ検討した結果、8ページにも及ぶ写真付きの詳細な説明書を作り、道具を送ってお客様自身で解体、組み立てを行ってもらうことに。
説明書は今後も役に立つかもしれないし、何事も良い経験だと前向きに考えよう。自営業はくよくよしていちゃ駄目です。
う~ん、でも、夜行バスで駆け付けた方が早いのかな?