ル・コルビジェ展

今日は、お隣の愛媛県立美術館にル・コルビジェ展を見に行ってきました。片道110キロとカーナビが教えてくれます。

実は、四国山脈を越えるカーブの多い峠道なんで、ホンダCBR125RRで暴走する予定でしたが、天気予報に反して、朝から雨でした。残念です。

で、展覧会は全然面白くなくて僅か10分で出てきました。なんじゃ~ありゃ~?まあ、建築家の建物を世界中から持ってくるわけにいかんからな。

直筆の油絵も多数展示されていましたが、ピカソやブラックと見分けがつきません。更にがっかり。また、日本人の作った模型は正確ではあってもセンスがありません。直筆のパースは綺麗でした。

コルビジェは好きなんですよ、ロンシャン礼拝堂は特に好きです。詩がありますね、彼の建築には。最近の建築は合理性ばかり追求するので面白くないんです。澤田マンションみたいに、遊びやうらびれた空間もないと心が休まりません。そのような建物が一杯あると、人の心も豊かになるでしょうに。

10年近く前、“田中一村”の展覧会で大感動して帰ってきた愛媛県立美術館なんですが、今回は当てが外れました。

伊丹十三記念館を見て帰ろうかとも思いましたが、なんか二の舞になりそうだし、中村なんとやらという、アホな建築家の設計なんで止めました。

しかし、ちっぽけな高知市に比べると、松山市は断然豊かな感じです。高知は最果ての国やな。

松山市にはミウラ・アートビレッジという美術館もあって、これは島田伸介が鼻から蒸気を出すCMの“ミウラのボイラー”が作った美術館です。5年ほど前にルーシー・リー展を見に行きました。

徳島県には大塚製薬やダイオードの日亜があるし、香川県も加ト吉とか一杯ある、高知には大企業が一個もないよ。


直立ボール盤

昨日からの続きです。

一昨日は、大方町の「8の字」で、ローカルのS君と飲んでいました。浜で寝ているとMちゃんとIちゃんの話声で目が覚めました。しまった、寝過ごした!もう6時じゃ!

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昨日は、9時から工房へ大型機械の搬入の予定です。慌てて着替えて、30分だけ波乗りして帰路につきました。海から上がった時は、このように土砂降りでした。

雨は搬入には困りものですが、東に向かうにつれて晴れてきました。

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機械は大型ボール盤です。280キロあります。クレーンで揚げて、2階の窓からチェーンで引っ張り込みます。

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この機械屋はいつも、仕事が荒く、搬入しているのか、機械と家をぶっ壊しているのか分からないときがあるんで、今回はきつく言っときました。

わりとスムーズに設置出来ました。建物が鉄骨だと搬入の時は便利ですね。吊る所が一杯あって。

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デカイです。モーターは2馬力もあります。鉄鋼錐が32ミリまで使えますので、鉄でウィンザーチェアーが作れます。

今まで使っていた、日立のボール盤はオークションに出そうと思っていたんですが、今度のはデカ過ぎて、気味が悪く、様子がわからないので、しばらく置いとく事にしました。

インプレッションは後日。


配達を終えて、

この二日間は、実に忙しかったです。いろいろありましたが、今回の話は、昨日、リビングセットを納品してから、波乗りに行った話。呑気なもんです。

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4時に入野松原に到着すると、ひどい波。沖でポッコン割れて、後が続きません。でも、段々ましになって来ました。

いつも、他人のライディングを撮ってるばかりなので、ビックウエーバーのT君にカメラを渡して、撮影してもらうことに。「これはフィルムカメラかよ~?」・・・・・・一抹の不安が。

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ゲーッ!何撮ってんの?しかも、おねーちゃんは結構カワイかったような。

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なんか、ますます惨めじゃ。しかも、波はダサい。でも、やってる本人は、いたって真面目で、岸のことは全然目に入っていません。

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???ここはシャッターチャンスじゃないと思いますが・・・・・連射モードにしておくのを忘れました。

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実は、この波で板を走らせていることだけでも難しいんです。奥向いて板をふると置いてかれます。でも、やっぱりシャッターチャンスじゃない!

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私と入れ換わりに、波乗りを楽しむ地元のご夫婦。いいですな~。撮影は私。

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ほんでねー、これはやっぱり、乗り手の良し悪しじゃなくて、カメラマンの腕だと思うんですよ。

次は、絶対連射モードにセットしてから渡そうと思います。


洗車する

明日は大安で、豪華リビングセットを納めるの日ですので、この機会にスーパーロングを洗車しました。ちょーど曇りでいい塩梅でした。

普通はトヨタのトクトクオイル交換の日にサービスでやってもらいます。ただでさえ忙しいのに、スーパーロングを持ち込むと、みんな泣きながら洗車しています。

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まず、水着に着替えます。ここはさほどご近所の目もありませんから。

塀にべったり付けて、屋根の半分と反対側の側面を綺麗にします。それから車を反転させて同じことをします。洗車も段取りが大切です。屋根は水平ななので一番汚れています。

丁寧にやると2時間ほどかかります。それからワックスを・・・・・かける人はいないと思います。

塀に上っているとき、工房の電話が鳴ったので、急いで駆け付けると“オール電化”の勧誘でした。「ナンジャコリャ~!!」とどやしつけると、相当ビビっていました。もうかけてこないでしょう。普段は無言で切りますが。いやな世の中ですね。

車内の掃除は暑いので止めました。モモの毛だらけです。でも、1週間に2泊はお世話になるので、近々実行します。

本当にこの車は元取っています。ちゅーか、家がもったいないな。


本日は雨か?

昨夜から、波乗りに行くために、ニューボードにワックスも塗って、準備万端整えていたんですが、明け方は雨で、妙に気分が萎えてしまいました。そしたら、日中は薄日が差したりして残念じゃった。

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ほいで、肘付きウィンザーチェアー等の撮影をしていました。

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撮影は普段の仕事よりずっと疲れます。ちょっとでも良く見せようと無理するからだと思います。

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しかし、はやい話、実物以上には撮れません。逆に実物はいいのに、撮影してバランスの悪いプロダクトは、 素材の迫力で持ちこたえているのです。

カメラは冷酷ですからね。

特に証明写真の自販機は、年齢がもろに出るな。全然、サービス精神ちゅーもんがないよな、あいつには。


ハタガネ

今日も木工家専用です。 

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センターテーブルのあり組に久々にSOMAXのハタガネを使いました。重いのが難ですが、やっぱり力が違います。リフターテーブルも威力を発揮します。

しかし、これでは脚が内側に傾いてしまいます。早くしないとボンドが固まってしまいます。

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慌ててスペーサーをかまして、左右にも当木をしました。いつも、やっているわけではないのですぐ忘れます・・・・・思い出すのも速いんですが。

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最初は軽量のこのタイプを試しましたが、アリがややきつかったので、全く〆込めませんでした。

外国では普通フラッシュ家具に使うようです。あくまで“押さえる”ためのハタガネです。特にこれほど長いと、〆込みは無理です。

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アリの精度もまずまずです。四隅を留にすると、手間は倍になりますが、やっぱり収まりがいいですね。

また、手間を惜しんでアリの数を“けちる”人がいますが(昔の私?)強度も出ないし、見た目も悪いです。場数を踏めば苦にならなくなります。

段差は替刃式木口鉋で取り除きます。研ぐのが面倒だからな。

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本日は一回目の塗装までこぎつけました。やっぱり仕事が速いな。いい加減だからな。


板剥ぎ

本日は木工家専用です。

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幅1400・奥行600のセンターテーブルの剥ぎ合わせです。ホウの板を4枚使っています。

伝統工芸ならシラタは除くべきでしょうが、そうも言ってられません。

通常はこのように、ブックマッチングの逆で、シラタを内側にして、縁に赤身がくるようにします。縁が丈夫になりますし、見た目もまとまります。

しかし、今回2組の表情が違い過ぎます!

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ほんで、このようにしてみました。まあ、さっきよりは随分ましです。

それでも、この杢は妙に派手で、今にして思えば、別の板でやり直せばよかったと反省しています。でも、もう、今日殆ど出来てしまいました。

このホウなんか、高価な材ではないのですが、丸太から何年もかけて養生したので、捨てるのは忍びないのです。まな板に使えば良かったな・・・・・・・・失敗じゃ。

肘付きのウインザーに苦労し過ぎて、ボケてたのかもしれません。お客様には秘密です。


カツオ道 2

最近、カツオばっかり食べていますので、カツオ特集をします。

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このときは「やまぶき」の大将が、蛇の皮じゃなくて、なんとかっちゅー魚の皮をつけてくれました。

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割合、真剣です。

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付け合わせは、いつも適当です。この日は脂ののった腹側。暴れん坊将軍みたいです。

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ニンニクが足りない場合は、各自剥いてかじります。もちろん地物です。小粒のものは雑味がなくて特に美味しいです。

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最近、大将は下に氷を敷くのが“得手”になっています。でも、夏の心配りが嬉しいな。

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これは昨夜、サンシャイン大方で買ってきた、地物のカツオ。一節500円也。これも絶品でした。俺も見る目は結構あわぁ~。

ところで、「高知のカツオは旨い」とよく言われますが、実際は地物のカツオは少ないのです。消費量ダントツ全国一なんで、良いカツオが集まってくるのです。マグロが築地に集積されるのと同じですね。

それにしても、今年のカツオは特に味が良いみたいです。全然ダメな年もあります。皆さん、高知に遊びに来て下さい。チャンスですよ~!


仕事もちょっとはしました。

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「やまぶき」を朝5時に出発して入野松原に向かいました。日曜日は真面目に仕事をしていたもんで。

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初めての“無料”高速です。帰りは流石に通行量は多かったです。しかし、意味がわかりません。どうせ、来年の3月には、また有料になると思います。

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途中、天気は回復しているようにみえましたが、海は雨。波は、トロかったです。ロングの私が全部乗ってしまいました。

波待ちの時、水面に雨粒が落ちるのを見ていると、なんかボーっとしてしまいます。

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誰もいないところで、こんなにパーフェクトに割れていますが、ショートボードでは乗れません。

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昼前に帰り着いて仕事をしていたら、オーストラリアから板が届きました。もう、この板は折らないように乗ります。

しかし、馬鹿に大きいフィンが付いていて、どう考えてもその辺の在庫を同梱したのだと思います。やっぱり、いい加減やな。

今夜は、サンシャイン大方で買ってきた、カツオで宴会です。


時計出来た。

久々に、幅2mのロール紙を広げて、ブツ撮りをしていました。写真家は3脚を広げたり、縮めたり、また移動させたり、商品の配置を変えてみたり・・・・・本当に体力勝負だと思います。

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「木工家による時計展」の商品出来上がりました。これは、塊から削り出し、漆を6回かけたもの。底に鍵やシャチハタの認印が隠せるように窪みがあります。 ¥35,000

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ナビブ砂漠の建物みたいですが、鍵やアクセサリーが掛けられるようになっています。材は栃です。やっぱり底には窪みがあります。玄関先に置いとくのは、ちと、用心が悪いかもしれません。 ¥32,000

注文があれば、別途製作いたします。もう、慌て者が一つ買っていかれました・・・・思う壺じゃ。