馬鹿とお利口の違い

以前「バカの壁」なんて本がはやって、図書館でちらっと読んでみたが、しょうもない内容だった。なんで、ベストセラーになるのかわかりません。時々、不思議な現象が起こります。

ところで、最近の厳しいご時世、私としても“勝ち組の工芸作家”として生き残りたいわけで“馬鹿とお利口の違い”についてよく考えます。

これはね~、時間による差だと思うんですよ。つまり、5分先の利益を優先させるか、想像力を働かせて、10年後あるいは100年後を考えて行動するか。

例えば、安直な“村おこし”なんかでは、今日僅かばかりの予算を投入して、明日元取ってみたいなことが行われて、どんどん手持ちの資金は少なくなっていくでしょう。極端な話、今の世代は捨て石となって、次世代に夢を繋ぐくらいの計画でないと成功しませんよね。

温暖化だって、長いスパンで見れば、待ったなしなのに、各国知らん顔です。途上国の気持はわかりますが、最低なのはアメリカです。ほんとの馬鹿です。

自民も民主もマニフェストは目先のことばかりで、おバカ丸出しです。この人たちは普通ではないので財源なんてどうでもいいんです。

今の世の中「今だけ、金だけ、自分だけ」と言われているように、本当に目先のことだけを考えている人が多くて、実際、儲けてますよね。

「アレッ?話が妙に違うぞ」

お利口な私は→ “勝ち組の工芸作家”になるために→ 100年先を考えて→ 貧乏になる。

「ッテカ~?」

そうなんです、金持ちになるには“自分のことだけ考えて、目先の儲けに走る”ことです。今の、世の中が実証しています。いや、実証し過ぎや。

どうも、とんでもない結論に達しましたが、いくら金持ちになっても、昼飯にかつ丼とカレーライスを食べることは出来ないので、金持ちも大した幸せではありません。私は100年先を考えて貧乏で結構です。

でも、あんまりハードなのはいやだな。スモーキーマウンテンでゴミ拾いとか。