銘木解体 3

急に寒くなってきて、なんだか秋がないような、いやな感じだ。

Dsc_0007 銘木解体も佳境に入る。今日は、腐りの入っていた両端をさばいた。なんとか一人で持てる重さです。

Dsc_0009昔、やたら外国製の機械をほめそやす人がいたけど、挽き割は国産バンドソーの独壇場だ。高速、正確でスムーズに仕事が進む。

写真の材の濃い部分が“焼け”で、菌が入ってスカスカになっています。

Dsc_000631 これが残った材。全体の3割以下。

今年は、高価な薪が出来ました。現金燃してるようなもんですね。

Dsc_001333 でも、残った材には杢が出ています。

これで、茶箱やらなんやら、細工物を作るんですが、そう売れるもんじゃないしな。でも作っといても場所を取らないのがせめてもの救いです。

Dsc_0020 例えば、この材なら刳り物の箱が出来ます。写真で見てもわかるように、杢が出るのは表面から5㎝位の深さまでです。

3日かかって、解体は終わりました。この作業は頭も使うので疲れます。

虫を殺すための乾燥釜の手配も済んで一段落です。