辰秋の円卓の修理 その3

新聞にG7で「格差是正へ政策総動員」と書かれていたが、資本家は搾取するのが仕事、政治家はそのポチ。矛盾しているな。それでもやらなければ世の中不安定になるが、どこまで本気かは定かでない。
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暇をみて続けている黒田辰秋の円卓の再生、錆漆と生漆を
交互に重ねて下地が完成した。
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平行なラインは木が痩せた部分。
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これはこれでカッコいいので、仕上げの仕方に悩みだした。
ここで『私の心の中に分け入ってみよう』。
選択 その1
手間もかかるし、大面積の塗り漆はやった事がない。リスクは回避してこのまま拭き漆を重ねて完成としよう。辰秋の塗り跡も残るし。
選択 その2
中塗りの黒漆、上塗りの朱合漆も準備している。使わないと漆は劣化する。トライせねば始まらない。何事もチャレンジじゃ!
選択 その3
困難な刷毛塗は専門の職人に外注しよう。しかし、鵜島先生のお弟子さんは忙しくていつになるか分からない。高知にも職人はいるが、技術と言うよりセンスが問われる仕事なので安易に頼めない。
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という訳で、「その2」を選択。もう戻れない。
塗り立てはテッカテカですが・・・・・
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乾くと独特の漆黒の艶になります。
大気中に湿気が感じられるので晴れていても室には入れません。この辺はスプーンで失敗し続けた経験が生きています。
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幅1寸と5分の刷毛しか持ってないので、大面積はきついが塗れないこともない。
しかし、こんな事をやっていたら作業場が使えなくなる。ホコリは中塗りだから何とかなるが。
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研磨後。この後、もう一度黒を塗って研磨して中塗りは完成。その後仕上げの朱塗りに移ります。
どうなる事やら。しかし、何でもそうでしょうが、我から困難に飛び込むような変態的性格でないとものになりません。

コメント

  1. ミサカ より:

    キラのブログは素人でも続けて読みよると、面白いな。何の役にも立たんじゃろうけど勉強にもなるし。4枚目のひっくり返った円卓の形と色、無性にカッコええな。
    ところで今、鶴瓶の番組で高知の香南市やりよるが、中日そばいうんが名物らしいね。一度行ってみたい。

  2. mrk より:

    漆を乾かしている最中に、ユキちゃんが通っても大丈夫なんですね。どんな仕上がりなるのか、楽しみです[E:happy01]

  3. キラ より:

    ミサカ君、それって韓国で見とるん?[E:pc]
    中日そばの存在は知っているが俺も食べたことない。

    MRKさん、写真は乾燥後です。ユキちゃんは愛想もないけど、困ったいたずらはしないので安心です。

  4. ミサカ より:

    麗水(ヨス)のケーブルで視聴できるたった一つの日本語放送はNHKワールドなんよ。昨日たまたま見た。鶴瓶のあの番組はすきじゃ。

  5. キラ より:

    あれってホントにアポなし?

    新聞も読めないっチューのはちょっと苦しいな。[E:coldsweats01]まあ、ネットがあるか。