急に寒くなってきて、なんだか秋がないような、いやな感じだ。
銘木解体も佳境に入る。今日は、腐りの入っていた両端をさばいた。なんとか一人で持てる重さです。
昔、やたら外国製の機械をほめそやす人がいたけど、挽き割は国産バンドソーの独壇場だ。高速、正確でスムーズに仕事が進む。
写真の材の濃い部分が“焼け”で、菌が入ってスカスカになっています。
今年は、高価な薪が出来ました。現金燃してるようなもんですね。
これで、茶箱やらなんやら、細工物を作るんですが、そう売れるもんじゃないしな。でも作っといても場所を取らないのがせめてもの救いです。
例えば、この材なら刳り物の箱が出来ます。写真で見てもわかるように、杢が出るのは表面から5㎝位の深さまでです。
3日かかって、解体は終わりました。この作業は頭も使うので疲れます。
虫を殺すための乾燥釜の手配も済んで一段落です。