木工一覧

時計出来た。

久々に、幅2mのロール紙を広げて、ブツ撮りをしていました。写真家は3脚を広げたり、縮めたり、また移動させたり、商品の配置を変えてみたり・・・・・本当に体力勝負だと思います。

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「木工家による時計展」の商品出来上がりました。これは、塊から削り出し、漆を6回かけたもの。底に鍵やシャチハタの認印が隠せるように窪みがあります。 ¥35,000

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ナビブ砂漠の建物みたいですが、鍵やアクセサリーが掛けられるようになっています。材は栃です。やっぱり底には窪みがあります。玄関先に置いとくのは、ちと、用心が悪いかもしれません。 ¥32,000

注文があれば、別途製作いたします。もう、慌て者が一つ買っていかれました・・・・思う壺じゃ。


手内職

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豪華リビングセットの製作は、センターテーブルの荒木取りが済んだ時点でひとまず中断して、「木工家による時計展」の商品を作っています。

当工房は、銭になるなら、こんなメルヘンチックな製作もします。エロでも、グロでもご注文があればなんでもやります。

たまには、こういうのも気分転換になっていいです。(そうでもないけど。)

でも、4つ作ったんじゃ~商売になりません。しかし、今回はこの位にしておきます。ほんでも、一つ予約が入りました。あわて者の客を何人か抱えているかが、この商売の決め手だと思います。

高知人はレスポンスがいいので、好きです。


リビングセット

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今日は、センターテーブル以外は仕上がったリビングセットをお客様にチェックしてもらい、気に入って頂きました。ていうか、大喜びでした。

テーブルは在庫のものを合わしてみました、基本的にシンプルな、この形でいくことに決定しました。売るほどある在庫も、たまには重宝します。

実は、脚やスピンドルが乱立するので、少しハデハデしくなるかなと思っていたんですが、意外に上品です。やっぱり人柄が出るな。

景観、実用上どうかな?と心配していましたが、これなら、広い部屋さえあれば、問題なく設置できます。片肘付きの椅子は、すごく座り心地がいいです。

まだ予算のことは詰めてなくて、以前、お客様が「一回で払えるかしら?」と言うんで「そりゃーもう、うんと用意してくれないと困りますぅ~」と返事しておいたら、今日は頼みもしないのに、前金を置いていかれました。だまされやすいお客様は大歓迎です。

展示場は北窓採光で、これだけ、商品の面積が広いと、光が均一に回り込みません。今度は、夜間に照明の光で撮影してみようと思います。


肩の荷がおりました。

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難渋していた、片肘付きのウィンザーチェアーの木地がやっと完成しました。

その割には大したことないって?そんなもんですよ。

このタイプは、肘を組むのが難しいです。少しずつ調整しながらの作業です。今回は、治具を作って、まずまずの精度で組めるような方法を確立しました。日進月歩やね。その割には歳をとり過ぎました。

肘は左右には水平でなければなりません。前後方向も水平だと、前方に垂れて見える傾向があるので、やや前上がりにするのがミソです。その方が力強い印象になります。誰に聞いた訳じゃーないんですが。造形の基本です。

先ほど、一回目の塗装が終わりました。今日は工房を片付けておしまい。これで、普段のペースに戻れます。目出度し目出度し。

簡単に出来て、うんとお金の取れる仕事がしてみたい。


ほんでも幸せ。

サーフィンの合間に仕事もしています。

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片肘付きの椅子は大分出来ましたが、慎重に検討しながらやっていますので、仕事の超速い私としては、異例のスローペースです。モモも呆れています。

ちょっと込み入ったデザインをすると、あちこち手を加えなければならず、アリ地獄に陥ってしまいます。まあ、今年の大仕事だから妥協せずに、最後まで頑張ろう。

椅子は、結局図面だけでは、決定できないので大変です。でも、会社勤めで、アホな上司から、あれこれ言われるのに比べたら、天国みたいなもんです。


まずは合格。

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座板のシェイプがまずまずの所までいきました。まあ、これで一安心です。しかし、前方のヘリをどう落とすのか、面取りするのか、丸みを持たせるのか、悩ましいです。

丸い出っ張りに、片肘を支える主柱が埋まります。

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これは、最初の案。うまく、まとめられませんでした。座りやすいと思うんですが、全体にドヨーンとして、メリハリがありません。

本来なら、粘土か、木で模型を作るべきでしょうが、せっかちな性格というか、ブッツケ本番が好きです。

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後半分は使えるので、継ぎ足しました。目違いがあるようですが、底はピッタリで、上面は削り取るので関係ありません。

最大の難関だった、片肘椅子の座板の形状が決まったので、豪華リビングセットもやっと峠を越した感じです。

今夜は「やまぶき」に出掛けて、明日は海です。ノウテンキな人生です。


“虫歯”

鳩山首相が辞任しましたが、馬鹿がアホに変わるだけで、お先真っ暗ですね。まだ、選挙のことしか考えてないなんて。

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型紙完成しました。この虫歯みたいなのは何なんじゃろね?自分でも上手くいくかどうか、わかりません。こう御期待。

午後からは、脚の転びを、図面を描いて検討していました。これは、本当に大切で面倒なことです。なんとか終了し、明日から加工に入ります。

しかし、政治はなんとかならんもんですかね。


型紙作り

今日は、片肘付きウィンザーチェアーの座面の形状を考えて、一日が終わってしまった。

実は、朝方のまどろみの時間に、もう2週間も前から、考え続けている。

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いざ、図面にすると気に入らず、結局、型紙を三度もやり直す羽目に。

しかし、この作業をササッと仕上げられる人は、モノ作りには向いていません。七転八倒するのが普通なのです。

ほいで~、いざ実物を刻んでみると、全然ダメだったりして・・・・・。難義なもんですな~!

しかも、量産する訳じゃない。なるべくシンプルに選択肢を狭くしたいものです。

でも、ちょっといいアイディアが浮かんだりすると、嬉しいもんです。

*イラストレーター使ったほうがいいのかな~?でも、パソコンじゃ~思いつかない造形もあるからな~。


スピンドルを挽く

一昨日の晩、オークションの茶道具入札の最終日だったが、「やまぶき」出掛けてしまい、朝チェックしたら、殆どの品物が高値更新、他人に落札されていた。しかも、俺の入札額のちょっと上。

やっぱり、オークションも真面目にやらないと・・・でも、そんなことをしていると、本業がおろそかになってしまうので、これでいいのかも。オークションは面倒だし、材木の競りと同じで体力を消耗します。

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例によって、椅子の背もたれのスピンドルを挽いていました。山桜の60センチはビヨンビヨン振動するので、うまく挽けず、いつも鉋で修正していましたが、今回は上出来です。上達したのか、材が素直だったのか?

しかし、危険な刃物を使うので、非常に疲れます。また、これだけ長いと、数分で仕上げるのは無理です。

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半分挽いて、この位の屑が出ます。殆どオガ屑にする作業が木工と言えるでしょう。

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スピンドルの作業にも、変速は有効です。2000回転と3000回転を使います。

しかし、先のベンチと同じ太さに挽いたのですが、どうも、片肘の椅子には太過ぎて、形状を工夫するか、細くするか、どちらにしても、もう一度挽き直さなければならないことが分かりました。

難儀なことですが、本体のデザインが大体決まったので、気分的には楽です。また、一からやり直すわけではないので、そんなに手間はとらないと思います。

今回は、予算もデザインもおまかせだから、のびのび仕事が出来ます。まあ、いつもそうですけど。いいお客さんばかりで有難いです。きっと、普段の行いが良いからでしょう。


ベンチ出来ました。

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なんだか、妙に気に入りません。実用のものなのか、オブジェなのか、ちょっと中途半端な気がします。

座面も彫り込みがなくフラットなんですが、ベンチはごく、シンプルにいこうと考えていましたから。

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バックが、やや弓なりに反っているのも、あまり効果をあげているとは思えません。可もなく不可もなくというところでしょうか。こんなこともあります。何事も勉強です。

片肘付きの椅子2脚は、わりと凝ったデザインにするつもりです。それが出来たら、センターテーブルの形状を考える予定です。

一人でやっていると、重いものはつらいです。