木工一覧

ちゃぶ台

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そうなんです、先日の謎のパーツはちゃぶ台の脚をキュッと固定するための板なんです・・・・・と言っても若い人にはわかりませんでしょうが。

ちゃぶ台の製作は3台目なんですが、記憶力が悪い上に、間隔が微妙に開くので、勘所を忘れてしまいます。今回も前回の図面を見ながら苦労しました。実際、構造は難しいんです。

最初に作った時は、古物屋からわざわざ買ってきて研究しました。そのちゃぶ台がどうも見当たらないのは、女の子に猫なで声でせがまれてやったのかな。男にタダでくれてやるはずはないしな。

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今回はヒノキで作りました。初回の拭き漆の直後はこんなか感じです。

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乾くと色が濃くなります。それから3カ月もすると随分薄くなります。上のものほどではないのですが。

ヒノキは鉋のナグリ仕上げが良く合います。チューカ、このやり方が慣れると、ごまかしがきいて便利です。


李朝曲面バンダジ出来ました。

Dsc_0027p 曲面バンダジやっと出来ました。

スッキリしていい感じなんですが、どうも私の木工は苦心の跡が見えないというか、軽薄というか、性格が出ています。

先日友人が来て「なんじゃこりゃ!曲がっちゅう!どうやって作った?」(竜馬伝の放送もあり、今年は土佐弁を多用していきたいと思います)と、びっくりしていました。でも、感性のない普通の人が見ても気が付かないと思います。まあ、そういう人は木工品なんか買わないので問題はありませんが。

Dsc_0014p スッキリしたバンダジとは裏腹に、工房はグチャグチャニなっております。完全に金工室と化しております。本日、片付けて木工室に戻すのに半日かかりました。

Dsc_0020p 電気溶接の“お面”ともしばらくサヨナラです。実際は後ろに見えるホースのアセチレンと酸素を使うことが多いです。

今日は、海に行きたかったんですが、大事をとって止めにしました。「やまぶき」にでも出掛けるか。


忘却の彼方に

Dsc_003666 今日は一日、マスターしたはずのロウ付けが巧くゆかず、悪戦苦闘していました。

普通、そのようなノウハウはパソコンに詳細に、場合によっては写真入りで記録していますが、ありませんでした。

終了間際に思い出し、ワードに、赤で、大書きしてやりました。まあ、もう忘れることはないだろうけど。体が覚えたわ。

Dsc_0033 こうなると、木工やら金工やらわからんわね。あまりにも手を広げ過ぎて、メモリーが足らん。

今度、銀行をやるか。


もう限界じゃ!

この一ヶ月波らしい波がない。12月に新しいサーフボードが届いて、波さえたてば、すぐ進水式が出来るよう、土日も休まずダラダラ仕事をしているのに・・・・・・。

もういけません、本日全然やる気なし。やっぱり休日は大事よ。ほんで、波乗りで大暴れすれば、心も体もリセット出来るのにな。

もう、明日あたり出掛けたいのだが、12日に中村に納品があるので明日は無理だな。3日も海にはいられないからな。でも、火曜は天気が悪くていけそうだから、丁度いいかもな。

Dsc_0001 曲面バンダジ用の金具です。

Dsc_000364 焼いて、秘密の表面処理をして、仕上がったところです。

最初のころはグニョグニョに捻じれていたもんですが、最近は特に気を付けなくても、ペタッとしています。Dsc_001266

もうひとつのタイプ。こちらはパソコンを使わずに図案を考えました。今回は釘じゃなくて、ネットで探した特殊なねじを使って固定します。

でも、きれいに作り過ぎるところが日本人の悲しい性やね。今年はその辺を打破するぞ!


筆掛け

昨日は、日本画家の注文で、在庫のラックを改造して「筆掛け」を作っていました。

Dsc_0016 完成品はこんな感じ。ペグの横の穴は、反対側のペグが畳んだとき収納されます。実用新案申請中です。か。

パカッと開くとこうなっていて、自分でも惚れ惚れする演出です、でも日本画家はそう沢山いません。

Dsc_000365 ペグの切り出しは、スキューという刃物を使います。これだけ細いと、たわむので指を添えて切り出します。

普段は比較的低回転で回すのですが、今回は最高の3000回転を多用しました。こんな時はインバーターは便利です。

Dsc_0006 切りシロがもったいないので、糸鋸で切断します。ちゅうか、手鋸を使うのはめんどくさい。

Dsc_0008 最初は下の軸径が6,5ミリのものを30本切り出しましたが、メリハリがないので5ミリに変更しました。

太い部分は直径8ミリ。長さは25ミリです。

こんなことでも妥協せずにやれば、結果は出ますし、次のステップに繋がります。

年内、まだまだブログを更新するぞ~!


帯鋸仕上げの棚

Dsc_003033 帯鋸仕上げの棚、完成しました。今は真黒だけれども、徐々に色は薄くなってきます。長年の使用でどう変わるか楽しみです。

板の厚さが1㎜前後、それぞれ違うので、ホゾは全部現物合わせです。

この厄介な作り方も3台めになると比較的スムーズに事が進みました。

Dsc_001464 今回は、一つ増やして3枚ホゾにしました。中央のホゾは意匠的な意味もあります。

当然手間はかかりますが、こういう部分を効率優先にすると、後々後悔します。

Dsc_001965 アリ組も1枚増やして6枚としました。なんでも場数を踏むと苦にならなくなります。

帯鋸仕上げは、椀の千筋仕上げのように、筋の部分に漆が溜まるので丈夫です・・・・・・・・・・・ということにしておこう。

これは、もう発送して、今日は別の製品を仕上げました。本年、仕事終わり!

酒ばっかり飲んでるわけじゃないで。今年は12月だけ忙しかったな。

明日は一泊するつもりで海に行きたいのですが、波はフラットなのだそうです。


糸鋸木工

どういう訳か、当工房は年も押し詰まってから忙しくなっています。

Dsc_0022 現在、ノコギリ仕上げの棚を製作しています。

この棚のホゾ加工に糸鋸を多用しています。特に穴30ケツ、アリ組10枚を糸鋸で開けました。

棚板の厚さがまちまちなので、全て現物合わせです。わりあい気持ち良く作業できます。

Dsc_0012 このような場合、当然一回では回りませんが、刃を45度に捩じることによって2回で切り抜く事が出来ます。普通に人には意味がわからないと思いますが。いや、糸鋸を相当使う人にしかわかりません。

糸鋸作業は、危険が少なく(指一本切り落とすには、根性がいると思います)、裏側の破損がないというメリットがあります。少量生産には向いています。

Dsc_0027 これは、ホゾ先のルーター加工を失敗した部分ですが、このようにリカバリー出来ました。

木工機械の中では騒音も粉塵も少なくいい感じです。でも、冬はノコ屑を吹き飛ばす、ホースからの風が年寄りには妙に冷たく、手袋が要ります。

Dsc_00476 昨夜の子羊会は、2家族もドタキャンがあって、家庭的な雰囲気でした。持ち寄りなので問題ありません。

私は仕事に疲れてグッタリしていましたが、飲み食いは普通以上しました。


薔薇の似合う家具

昨日も今夜も飲み会で少しつらいな。セーブするべ。

Dsc_0005 本日、下駄箱の納品をすましてきました。

いい感じじゃないでしょうか。

薔薇の似合う家具を作ったのは初めてのことです。

ただ、後々、扉の裏面に和紙でも張ってキャビネットとして利用できるよう、取外し式にした脚がダサいです。

さりげなく、切り株なんかに載せるようにした方がオシャレだな。今後の課題じゃ。

兎に角、これでなんとか年が越せそうだ。

ただ、この大作のために、完全に腰痛モードに入ってしまった。桂の木は比較的軟らかいんで、裏返したり、運んだりするとき慎重にすると、てきめん腰に来るんです。

なんだか「木工商売」来年はもっと厳しそうです。


オーナメント

暇つぶしという訳じゃないけど、糸鋸でクリスマスのオーナメントを作ってみた。

Dsc_0003 そして、今年1千万円以上家具を買って頂いたお客様達に送りました。

こんなヘタクソなの逆効果という説もあるが、気は心です。

来年はもっと上手になって、これで大儲けしたいです。

*波乗り伊野チームのクリスマス会は24日7時頃からです。よろしくお願いします。酒は余分に持ってきて下さい。


新李朝、下駄箱出来た

Dsc_0038 出来ました。久々の大作?でしたので少し疲れました。

こういう製品を作るときは植木屋さんじゃないけれど、一気に作るんじゃなく、休み休み様子を見ながら作ります。

ちょとセクシーやね。

Dsc_0041 内部はシンプルなヒノキの棚板がくぎ打ちで付いています。

中央が垂れてくるのを裏板で防ぐ構造です。

もう少しワックス分の多いオイルを使った方が艶が出てメリハリがついたかもしれません。

Dsc_0051 十字は一か所くらい傾いていたりして遊びがあっても良かったかな。

でも、まあ成功していると思います。

Dsc_0048 アリ組も美しいです。

桂はやさしい感じで、艶を上げると、ちょっと“お水”っぽくなって、私の好みかもしれません。

今回で、この材料もわずかになり、もう小さなものしか作れません。