版画を買う。

わが、いの町は紙の町です。手すき和紙も昔は盛んで、父の家の生業でした。そんな訳で、4年に一度、世界から版画を公募する”トリエンナーレ展”が「紙の博物館」で行われます。

その選に漏れた作品を、最初は律儀に送り返していたのですが、費用も手間も大変で、今は指定がない限り競売にかけられます。その金はいの町に入るんじゃろうな。

落選作は大判でも8000円、小品は1000円からです。もとより入選作には興味がありません。すごく安いので、初回から一番買っていて、もうYIP待遇です。

しかし、一度も案内の葉書が来ません。今日も「そりゃおかしいですね~。すみません。」といいつつ住所は聞かれませんでした。流石、お役所じゃ。

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シンガポールからの作品。楽しいですね。色の部分の意味が、イマイチわからないけど。

リノカット(ゴム版)です。

Dsc_0032 これはイギリス人が日本の風景を彫ったもの。

題名はSHOPPERS USUKI JAPANです。幅は400㎜位。\3,000なり。塗り絵したくなるな。

Dsc_0029 これもリノカット。メキシコの作家。バルカン半島や中南米とか、途上国の作家の作品がずっと面白いです。

刀に勢いがあって、中堅の作家と想像できます。私は、版画はやっぱり白黒で手の跡が残る作品が好きです。

Dsc_0023 これは、部分だけど、ポーランドの作家、技法はアクアチント。

薄い額装をしてプレゼントにいです。

会期中、入れ替えがあるのでまた行きます。

最初は、自分で額装をして高く売ろうなんて考えていたんですが、コレクターになってしまいました。

一度、ショールームで版画展をやりたいです。でも、なかなか額装が追い付きません。

コメント

  1. べあ より:

    わしもシンガポールのは色が付いてない方が好きじゃねぇ・・
    これを大量に仕入れて、それぞれに額縁を作ってあげて装飾したら
    りっぱな商品になりますなぁ。
    その方が応募した作家のためにもなるような気がしますし・・。

  2. kira より:

    そうよ、上のブルーはいいとしても、下の金玉袋はどうしたんじゃろーねー?月餅みたいなもんじゃろか。

    こんなもんはねー、我々が考えるようには売れんのよ。テーブルを買ってくれた設計士さんに一点お分けしたくらいかな。