木の靴べら

昨夜は、高級居酒屋で、当社のお得意様のK社長に御馳走になった。こういうのは、貧乏木工家の役得やね。しかし、どうも場末の赤ちょうちんに慣れ親しんでいる者には、居心地が悪く、遠慮もあって・・・・・・・いっぱい飲みました。

6時から飲み始めて、社長と別れて、一人で「ノア」に顔を出して家に帰ったのは2時だったような。明日はまた6時から花見だ。

Dsc_0036 お得意様から靴べらを頼まれた。このところやる気がないし、二日酔いなんで、ちょっと、新しいことにチャレンジする。

椿の木を半割にして作る。椿なら柄を相当細くできる。

作り始めると、もとよりそのまま請求するつもりはないが、面倒で「こりゃー高くつくわ」

しかし、そこはプロ、3本目に取り掛かると、ツボが分かってきて、意外に商売になるかも。

Dsc_0044 普通の板材でもできるかもしれない。柄の部分に旋盤が使えたら楽だな。

しかし、どうも本格的な革靴に縁のない私は、ちょっとピンとこないのである。

でも、違いのわかるビジネスマンが、匠の技なる靴べらでピカピカの革靴をセットし、今日の戦場に出発する。クゥ~!イイカモ、イイカモ。