ポルトガルで波乗り

本日のブログは、そこそこサーフィン・エキスパートでないと分からないと思います。

昨日からサーフ・キャンプに宿替えしています。せっかく来たのに連日Wオーバーのクローズでふてくされていましたが、宿の主人が「ホテルの横が肩ぐらいで良かったよ。」と言うので半信半疑で出掛けました。徒歩20分。

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オオ!確かに。でも折れ方は良くない。しばらく考えましたが、もう午後4時。意を決して近くのレンタルボード屋へ。7,6しかないけど大丈夫だろう。

着替えて浜に着くと、アリャ?結構なサイズだな。タイミングを計らないとゲッティングアウトもつらい。なんんとかアウトに出て、完全にぶち切れた感じのローカルにご挨拶をする。意外にフレンドリーです。まあ、ポイントには3人ほどしかいない。

波は、なんと頭半!と言う経験したことのないサイズに!しかもレンタルボードに5ミリのフルスーツ。ちなみに頭サイズとはこの波。

何度かテイクオフを試みますが、いつも乗ってるロングとは勝手が違います・・・・と言ってもロングでは微妙。ショートの方が有利なことは間違いない。このサイズで喰らったらロングだとパワーコードも切れる可能性があります。1時間たっても乗れず、ローカルからもっと奥から突っ込めとアドバイスを受けました。とは言ってもローカルも闇雲にテイクオフしてるわけではありません。全員ショートボードだしな。波はよれて来るので見際めが肝心です。タイミングも微妙なのでショップの人が5ミリはダメよ!と言っていた意味が良く分かります。

泣きそうになりましたが、大和魂を多少アピールしなければ帰れません。そこへ、クリーンなセットが!乗ったら割合楽勝でした。ゲッティングアウト中のローカルの横まで乗って「インナフ!」と叫んだら受けました。

実はここまでは何も問題なかったのです。ローカルは「あっちに帰るんだぞ。こっちはロックだ!」と真剣な表情でアドバイスしてくれました。

そしたら、インサイドに頭サイズの波が立て続けに来て、どんどん岩の方にもってかれます。息も続かなくなり、これはやばい。肛門がゆるくなるのを初めて経験しました。漏れてはない。

日ごろの行いが良いのか、セットは止み、凄まじいショアブレイクの合間に無事上陸。鍛錬していて良かった。どうやら上がるときは最後まで乗っちゃだめなようですね。

ローカルの中にはインサイドのセットに乗って、そのまま打ちあがる離れ業を見せる人も。エリセイラのポイントはすべてリーフなので上陸は大変重要なのでしょう。

着替えると、もうすっかり暗くなり海の見える居酒屋のテラスで蛸サラダとビールを注文しました。

隣のテーブルのお兄さんに挨拶すると、「君は私と入れ替わりに入ったサーファーだろ?」彼はブラジリアン・サーファーでした。5本乗って、一回パーリングしたそうです。

「ネエネエ、今日のサイズは何フィート?」「6(シックス)」やっぱりな。俺の入った時は7~8?そんな波はもうえいわ。

ブラジリアンの塩ダラ料理と蛸をシェアしてビール2杯で7,5ユーロ。

石畳をトボトボ帰っていると、教会の鐘が鳴ってまんざらでもありませんでした。

コメント

  1. べあ より:

    おぉ よー頑張ったじゃん!
    いろんなアドバイス、親切なローカルだ
    リエントリーはちゃんと従わなかったようですが[E:happy01]

  2. 匿名 より:

    ローカルとの付き合いは、世界中どこでも一緒ですね。

    ダブルサイズがヒットしているとき、回り込んだポイントでも突然サイズアップするようです。しかしでかかった。[E:crying][E:crying]