悲しいスプーンの制作

暑い、熱い、暑い、死ぬ。急にですからね。
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スプーンの在庫がなくなったので制作中。まあ、スプーンだったら在庫しても場所を取らないし。
5年間で160本売れた。でも、半分はデパートやギャラリーで販売してもらったのであまり儲けはありません。商売は難しいものです。
前にUPした本職が厚く塗ったスプーンは上代1万円になりそうです。ギャラリーのオーナーに聞くと「うちには素晴らしい1万円の塗りのスプーンがあるけど、滅多に売れない。」そうです。仕方ないよな。プレゼントに4本送ったら¥4万だもんな。多分、相手は4本で3000円位だと思うだろうし。
以前、ショールームに来たお客さんが小さいスプーンを孫の離乳食にどうかなと検討されていたのですが、「3000円です。」と言ったらポトリと落とされた。多分100円ショップから想像するに、せいぜい
300円、MAX500円と思われていたのでしょう。厭になりますね。
あ~、木工なんてやってらんない。
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今回も地道にスプーンの窪みを削っていました。
電動カッターで粗削り→彫刻刀で形を整える→スクレーパーで均す→ペーパーで仕上げ。実はそこそこ楽しい作業ですが、辛気臭い。5本削って考えました。
そこでショートストローク、高剛性のニューマシンを2日かけて制作・・・・・・完璧やがな。セットから終了まで10秒。多少ズレるけど。やってみるもんですね。
ヨボヨボになったらスプーン一本でやってみるかな。
そうなったらショールームも必要ないのでうどん屋に貸そう。

コメント

  1. でるでる より:

    はじめまして でるでる と、申します。
    実用道具の価格帯、個人生産だと厳しいものがありますね。

    夢や ぬくもりを 贈る 制作が 木工の醍醐味

    のように 自分は おもっています。 まだ生まれぬお孫さんになどど 物語を 添えてはいかがでしょうね。

    自分は、下作に 「木彫り でるでる」と、いうもので 木をつついております。