コーナーキャビネット

今日も暖かかった。

以前、李朝棚を買って下さったお客様から、角にテレビを置きたいので連結するコーナー棚の注文がありました。

こんな感じで。上のは45度。より緩やかな屈折の下に決定。

しかし、この角度ではクランプが使えません。治具を作るとしたら大掛かりなものになるだろう。

ビスケットで接合し、極小の木ネジで圧着することにした。ビスはそのままにしておくか、取り去るかは未定。

お客様が棚を追加してと言うので、安請け合いしたら隙間が狭くて拭き漆が困難だと判明。部品で塗って後で組み立てることに。

一回目の拭き漆が終わった直後。まだ黒くなってません。ヌカ目だから大量の漆を吸い込んだ。

暖かくなったのでヒヨコ球一個で済みました。と言うか、以前の寒さでは漆を扱うとろくなことがないから春を待つつもりでいました。

乾くとこうなります。でも2カ月もたつと大分透けて来ます。

パーツで塗るメリット:作業が圧倒的に楽。ボンドをブラシで拭き取った際の飛沫でムラになる恐れがない。

デメリット:なんとのう完成品を塗る方が安心感があります。マスキングが面倒。組手などがある場合、後で修正が必要な事がある。今回も、ネジの部分はパテで埋めて、5回は漆を塗る必要があります。