先ほど、宴会の誘いがあったんで、早々の更新です。
現在作っている箪笥です。
普段、模型は作りませんが、単純な形で、オブジェ的な造形ですので、図面だけでは心もとなかったのです。
2棹作ります。昨日から木取りをしていましたが、こんな簡単なものでも、箱物の材料はビックリするほど要ります。6面体だからな。
今回は、全体に帯鋸で挽きっぱなしの材を使うので、箱に組むには、胴付面を取ったり、大変かもしれません。
精出して頑張らないと、仕上がりませんが、相変わらずやる気はありません。
波もないもんで、昨日は25キロサイクリングして、今日は3キロ泳いだんで、疲れました。
トライアスロンに出る予定はありません。
ブログも面倒なので、丸膳の作業の様子です。
錆(砥粉と生漆を混ぜたもの)をヘラ付けしたところ。ヘラの扱いにテクニックが要ります。
硬化後、炭などで研ぎ出します。この作業が面倒です。水を使うので冬は厭だな。
完全に研ぎ上げないと、漆をかけると汚れに見えます。
大変ですが、導管が埋まりますので、後の作業は楽になります。
研ぎ上げて、一回目の拭き漆をしました。
ほんとにね~、地味な作業です。
私は、もっと派手な仕事が向いていると思います。
GSの開店の時に旗振るとか・・・・・違うっちゅう~ねん。
昨日は大分暖かかったので、オートバイで水泳に行きました。北国の人、ごめんなさい。でも、夏暑いから、おあいこです。
折角、カロリーを消費したのに、夜、御馳走に呼ばれて、太りました。
イヤイヤながら、木工もしています・・・・・・他にすることもないし。
丸膳5脚の木地が出来上がりました。材は栓(セン)。これだけ薄いと、旋盤作業は難しいです。直径は40㎝。
裏はこんな感じ。
アダムスキー型のUFOを彷彿させます。若い人は知らないだろうけど。
脚の形状はやや凝っているので、機械だけでは加工出来ず、彫刻刀が活躍します。
一回目の漆を含浸させた直後です。今回は錆漆を入れる予定なので、少し手間がかかります。
丁度の厚さの杢板があったんで、作りました。先に材料ありきの仕事です。
本日は、一般の方にも楽しめる製材の話です。
先日のタモを挽く事になりました。流石にハイエーススーパーロングでも積み込みは厳しいので、2tトラックのロングボディーをレンタルしました。
まずは、バンドソーの刃を研磨したものに交換します。
丸太の挽き方は色々ありますが、今回は柾挽き。それでも、手順はいくつかのパターンがあり、検討に検討を重ねます。
挽き方次第で、製品の価値が全然違ってくるからです。
私もこの道17年、そこそこわかっているつもりです。
とりあえず、縦に真っ二つに割ることにしました。
どのラインに、鋸を入れるかだけでも、10分は話し合います。
割れました。
ガーン!数十万円の材ですが、ひどいヤケ(菌が入って腐りかけている)が全面にあり、これでは家具材として一切使えません。
製材もこの時点で、終わりです。今見たら、芯から下は使えそうですが。
余りに長い間、丸太のまま置き過ぎたのが原因でしょう。
これでは、お代は払えません。製材所も大ショックです。
なんか可哀想なので、別のタモの板を1枚、7万円で買って、トラックに積んで寂しく帰って来ました。
高速使って、3回も打ち合わせして、俺も大損じゃった。丸太はやっぱりギャンブルじゃな。でも、こんなヒドイ失敗は初めての経験です。
落ちを付ける気にもなりません。ゆっくり寝よう。
体が冷え切っているので、お風呂の湯加減が分かりません。
スプーンの塗りがもたもたしている間に、山桜の小机が出来ました。
先般納品した、山桜のテーブル材を製材した時に出た、薄板を使っています。
象が踏んだら壊れちゃうけど、十分実用的な強度はあります。
試みに、角は丸めてみました。脚の形状は色々試みましたが、ただの長方形に落ち着きました。その骨折りは、製品の仕上がりとは無関係ですが、今後に生かされることでしょう。
天板のサイズは1050×540です。どなたか、買って頂いても全然OK牧場なんですよ!
* この織部の猪口は、買った時はピンんと来なかったんですが、冬の夜長にはピッタリです。茶碗と同じで、熱燗が冷めにくくていいです。なんでも、使ってみないと分かりませんね。
この寒さで、漆の乾きが悪いので、ホームページをいじっていました。
本日の副題は「残念な報告 2」です。当ブログの読者には大変楽しい話題です。
先日、旭川デザインコンペに出していた、新作・螺旋の棚は、ガッカリなことに、1次審査で落ちてしまいました。
ウ~ン、自信作だったのにどこがいけなかったのかな?評判良かったのにな。
外国から審査員が3人も来るので、期待していたんですが、どうやら2次審査からの参加のようです。日本人審査員は良く知らない人です。前々回までの審査員長の「ウィンクチェアー」の喜多さんなら・・・・・・と思っても、はじまりません。
もう、木工は十分やったし、飽きたので、デザイナーとして再出発しようと思っていたのに、世間は甘くありませんね。
賞金貰ったら、薄型テレビと、オートバイも買い替えようと思っていたのに当てが外れました。
まあ、コンペなんて向こうの都合ですので、こんなこともあろうかと、トルコの風俗に行って大盤振る舞いをしなかったのは賢明でした。
しかし、こりゃ~割とイケているので、発表の仕方を模索中です。
勿論、お客様が買ってくれるのも、全然OK牧場なんですよ!
スプーンの在庫を大分前から切らしているので、作り始めています。前回は一度に70本作りましたが、今回は120本くらいに挑戦しています。
スプーンはただ無心に作れるので、今の私の脳の状態に非常に適しています。一口に木工と言っても、脳の色々な部分を使うのだと思います。
何本か仕上げてみましたが、技術的には、そこそこ行き着くところまで到達していると思っていたんですが、多少の進歩はありますね。追求すれば奥は深いです。
ただ、私は仕事と割り切っていますから、美しく仕上げるために、なめるような手間をかけたりはしません。それでも、愛情ってもんがないと、こんな面倒な仕事は出来ません。
ちなみに、2キロのホウのブロックから、24本のスプーンが木取れます。この時点で、一本あたり83グラム。ほんで、先ほど計測したら、仕上がったスプーンは、たった8グラムでした。
殆どが薪になってしまいます。持ってる人は、大切にして下さいね。
いつまでも、仮病を使っているわけにもいかず、本日より仕事に復帰しました。
とは言っても、働かなかったら、自分が困るだけの判りやすい生活です。でも、私の場合、働いても金になるかどうかわからないのが、辛いところです。
それでも、働きたくても仕事がないよりは、ずっと幸せです。
注文仕事が終わったら、本当に清々しますが、3カ月もしたら、不安になるでしょうね。
トナカイさんはこんな感じで発送します。緩衝材は入れていません。台のべニアはボンドで箱に貼り付けてあります。ゴムを手で外さずに、必ずハサミで切って取り出して下さい。
角の形は、それぞれ吟味してありますが、気に入らなかったり、折れてたりした場合は・・・・・・・・・・・・・・・泣き寝入りして下さい。