木工一覧

やる気はなくても、

先ほど、宴会の誘いがあったんで、早々の更新です。

Dsc_0019hy

現在作っている箪笥です。

普段、模型は作りませんが、単純な形で、オブジェ的な造形ですので、図面だけでは心もとなかったのです。

2棹作ります。昨日から木取りをしていましたが、こんな簡単なものでも、箱物の材料はビックリするほど要ります。6面体だからな。

今回は、全体に帯鋸で挽きっぱなしの材を使うので、箱に組むには、胴付面を取ったり、大変かもしれません。

精出して頑張らないと、仕上がりませんが、相変わらずやる気はありません。


子牛をのせて

本日は、南国高知にも雪が降りましたが、根性のないことに積りませんでした。

Dsc_0003h

これは、先日仕入れたタモ材を倉庫に運んでもらっている様子です。

後ろの車を運転している私は、悲しい気持ちでシャッターを切っています。

ドナドナ♪やな。

なぜなら、タモ材がデフレなのに高くなっていて、たった材積0,7立方しか買えませんでした。以前は、景気も良かったし、一遍に3立方は買っていたんですが、もうそんなゆとりはありません。

随分損した買い物のように感じるのです。

もうこうなったら、“ドールハウス”の製作に没頭しようかな。

“一生モノ”の楊枝を作るとか・・・・・・汚いか。


丸尽くし。

波もないもんで、昨日は25キロサイクリングして、今日は3キロ泳いだんで、疲れました。

トライアスロンに出る予定はありません。

Dsc_0012k

ブログも面倒なので、丸膳の作業の様子です。

錆(砥粉と生漆を混ぜたもの)をヘラ付けしたところ。ヘラの扱いにテクニックが要ります。

Dsc_0014h

硬化後、炭などで研ぎ出します。この作業が面倒です。水を使うので冬は厭だな。

完全に研ぎ上げないと、漆をかけると汚れに見えます。

大変ですが、導管が埋まりますので、後の作業は楽になります。

Dsc_002498

研ぎ上げて、一回目の拭き漆をしました。

ほんとにね~、地味な作業です。

私は、もっと派手な仕事が向いていると思います。

GSの開店の時に旗振るとか・・・・・違うっちゅう~ねん。


栓丸膳

昨日は大分暖かかったので、オートバイで水泳に行きました。北国の人、ごめんなさい。でも、夏暑いから、おあいこです。

折角、カロリーを消費したのに、夜、御馳走に呼ばれて、太りました。

Dsc_0035j

イヤイヤながら、木工もしています・・・・・・他にすることもないし。

丸膳5脚の木地が出来上がりました。材は栓(セン)。これだけ薄いと、旋盤作業は難しいです。直径は40㎝。

Dsc_0042664

裏はこんな感じ。

アダムスキー型のUFOを彷彿させます。若い人は知らないだろうけど。

Dsc_0001647

脚の形状はやや凝っているので、機械だけでは加工出来ず、彫刻刀が活躍します。

Dsc_00436

一回目の漆を含浸させた直後です。今回は錆漆を入れる予定なので、少し手間がかかります。

丁度の厚さの杢板があったんで、作りました。先に材料ありきの仕事です。


大ショック!

本日は、一般の方にも楽しめる製材の話です。

先日のタモを挽く事になりました。流石にハイエーススーパーロングでも積み込みは厳しいので、2tトラックのロングボディーをレンタルしました。

Dsc_000755_2

まずは、バンドソーの刃を研磨したものに交換します。

Dsc_0014p

丸太の挽き方は色々ありますが、今回は柾挽き。それでも、手順はいくつかのパターンがあり、検討に検討を重ねます。

挽き方次第で、製品の価値が全然違ってくるからです。

私もこの道17年、そこそこわかっているつもりです。

Dsc_002088

とりあえず、縦に真っ二つに割ることにしました。

どのラインに、鋸を入れるかだけでも、10分は話し合います。

Dsc_00251

割れました。

Dsc_0031

ガーン!数十万円の材ですが、ひどいヤケ(菌が入って腐りかけている)が全面にあり、これでは家具材として一切使えません。

製材もこの時点で、終わりです。今見たら、芯から下は使えそうですが。

余りに長い間、丸太のまま置き過ぎたのが原因でしょう。

これでは、お代は払えません。製材所も大ショックです。

なんか可哀想なので、別のタモの板を1枚、7万円で買って、トラックに積んで寂しく帰って来ました。

高速使って、3回も打ち合わせして、俺も大損じゃった。丸太はやっぱりギャンブルじゃな。でも、こんなヒドイ失敗は初めての経験です。

落ちを付ける気にもなりません。ゆっくり寝よう。


山桜の小机

体が冷え切っているので、お風呂の湯加減が分かりません。

Dsc_00041

スプーンの塗りがもたもたしている間に、山桜の小机が出来ました。

先般納品した、山桜のテーブル材を製材した時に出た、薄板を使っています。

象が踏んだら壊れちゃうけど、十分実用的な強度はあります。

Dsc_0009k

試みに、角は丸めてみました。脚の形状は色々試みましたが、ただの長方形に落ち着きました。その骨折りは、製品の仕上がりとは無関係ですが、今後に生かされることでしょう。

天板のサイズは1050×540です。どなたか、買って頂いても全然OK牧場なんですよ!

Dsc_00115

* この織部の猪口は、買った時はピンんと来なかったんですが、冬の夜長にはピッタリです。茶碗と同じで、熱燗が冷めにくくていいです。なんでも、使ってみないと分かりませんね。


Spiral 8 (スパイラル 8)

この寒さで、漆の乾きが悪いので、ホームページをいじっていました。

本日の副題は「残念な報告 2」です。当ブログの読者には大変楽しい話題です。

Dsc_0208_3

先日、旭川デザインコンペに出していた、新作・螺旋の棚は、ガッカリなことに、1次審査で落ちてしまいました。

ウ~ン、自信作だったのにどこがいけなかったのかな?評判良かったのにな。

外国から審査員が3人も来るので、期待していたんですが、どうやら2次審査からの参加のようです。日本人審査員は良く知らない人です。前々回までの審査員長の「ウィンクチェアー」の喜多さんなら・・・・・・と思っても、はじまりません。

もう、木工は十分やったし、飽きたので、デザイナーとして再出発しようと思っていたのに、世間は甘くありませんね。

賞金貰ったら、薄型テレビと、オートバイも買い替えようと思っていたのに当てが外れました。

まあ、コンペなんて向こうの都合ですので、こんなこともあろうかと、トルコの風俗に行って大盤振る舞いをしなかったのは賢明でした。

しかし、こりゃ~割とイケているので、発表の仕方を模索中です。

勿論、お客様が買ってくれるのも、全然OK牧場なんですよ!

*詳細な写真はここをクリック!


残るのは少し。

Dsc_00221

スプーンの在庫を大分前から切らしているので、作り始めています。前回は一度に70本作りましたが、今回は120本くらいに挑戦しています。

スプーンはただ無心に作れるので、今の私の脳の状態に非常に適しています。一口に木工と言っても、脳の色々な部分を使うのだと思います。

Dsc_00271

何本か仕上げてみましたが、技術的には、そこそこ行き着くところまで到達していると思っていたんですが、多少の進歩はありますね。追求すれば奥は深いです。

ただ、私は仕事と割り切っていますから、美しく仕上げるために、なめるような手間をかけたりはしません。それでも、愛情ってもんがないと、こんな面倒な仕事は出来ません。

ちなみに、2キロのホウのブロックから、24本のスプーンが木取れます。この時点で、一本あたり83グラム。ほんで、先ほど計測したら、仕上がったスプーンは、たった8グラムでした。

殆どが薪になってしまいます。持ってる人は、大切にして下さいね。


仕事に復帰

いつまでも、仮病を使っているわけにもいかず、本日より仕事に復帰しました。

とは言っても、働かなかったら、自分が困るだけの判りやすい生活です。でも、私の場合、働いても金になるかどうかわからないのが、辛いところです。

それでも、働きたくても仕事がないよりは、ずっと幸せです。

注文仕事が終わったら、本当に清々しますが、3カ月もしたら、不安になるでしょうね。

Dsc_0007u

トナカイさんはこんな感じで発送します。緩衝材は入れていません。台のべニアはボンドで箱に貼り付けてあります。ゴムを手で外さずに、必ずハサミで切って取り出して下さい。

角の形は、それぞれ吟味してありますが、気に入らなかったり、折れてたりした場合は・・・・・・・・・・・・・・・泣き寝入りして下さい。


風邪です。

風邪でダウンしています。もともと、大して働かないので、大勢に影響はないです。

Dsc_0020

子供じみたトナカイの話しを引っ張って、どうもすいません。

通販致します。大¥4,000。小¥3,000です。大きさは単三乾電池で判断して下さい。送料は何頭でも500円です。梱包はちょっと面倒です。

30頭作りましたが、もともと自身のお使いもんの分があり、フライングで大分注文があったので残り僅かです。

事情により、17日までにお願いします。