今日は、めずらしく良く働きました。数十か所の難解なホゾを組むのに、助っ人の金工家のFくんを呼んでいたので、昼寝もしませんでした。
昼寝しなくても、働けるもんだな。おかげで完成まであと一息です。
新作は、結構な大作となりました。デザインコンペに出品するので、残念ながら、全体像はまだお見せできません。
波乗りばっかり、やってるわけじゃ~ないってことが、お分かり頂けると思います。
しかも、この暑いのに、一つ間違えると、一切終わりの造形物を良く作ったと思います・・・・・・暇だからな。
暑いですね~。エアコンを26℃に設定していますが、遠赤効果か、じんわり焼けてくるような気がします。でも、高知は朝晩は大分涼しくなってきました。
昨日の午後4時ごろ、Iちゃんから電話があった。どうやらユーザー車検で入野松原から高知市に来ているらしい。
「吉良く~ん、今から仁淀の河口チェックしようと思うんですが、どうでしょうかね~?」
(一緒に河口で波乗りしましょうや~)
「今仕事中だから、考えとくわ~」
(よっしゃ!すぐ出発するき)
5時前から、急いで海に入ったんで、写真は全部上がってから、午後7時ころの撮影です。
波は膝腰で、本当にしょ~もなかったんですが、それなりに楽しめました。
宇佐の街に灯りがつきはじめています。
Iちゃん、携帯で撮影するも、それは無理でした。本当は、相当暗くなっています。デジカメは便利やな。
遅くなったんで、「やまぶき」に直行。アジの刺身を頂いて眠りにつきました。
昨日は、午前中は、床屋に行ったし、本当に仕事をしなかったな。今日はわりと頑張った。
昨日は、人工乾燥に出していた山桜のテーブルトップが仕上がったというので、引き取り行きました。
林業が盛んなせいか、高知県の人工乾燥技術は高く、技術提供のため、米国にも招かれる位です。だから、内部割れとか、問題の起きたことはありません。
よく「人工乾燥にかけたら、割れるやろー」と言われますが、天然乾燥でも割れる材は割れます。むしろ、人工乾燥は割れを抑えられると思います。
ところで、友人のブログで“高温乾燥”のことが、取り上げられていたので、乾燥場の技術者に聞いてみました。ちなみに、私の材は中温乾燥です。
高温乾燥とは、最近開発された、住宅用のプレカット材に施される、むしろ特殊な乾燥法だそうです。表面に割れが発生せず、非常に見てくれが良いそうです。芯持ち材でも、背割を入れなくても割れないそうで……凄いですね。ただ、製材後、すぐに窯に入れる必要があるそうです。
材の内部は、カラカラの状態で、窯を開けると、焦げ臭いそうです。よって、処置後の柱を引き割って、板にして使うようなことは出来ません。強度は、別に問題はないそうです。
ただ、「そんなんで、30年、50年後は大丈夫かしら?」と聞くと「住宅メーカーは、そんな先のことは考えてないでしょー」とのことでした。
なんで、ほんとに高耐久の住宅を作らないんでしょうかね。不景気とは言いますが、すぐ壊れる家を建てるために、コマネズミのように働いて、経済が良くなってもしょうがないと思います。
世界同時不況と言われていますが、なんとか飯が食えればいいです。温暖化も緩くなりますし。ここらが、潮時で、本当の地球のあり方を考え直さなければならないでしょうが、無理でしょうね~。特にアメリカはな。
人工乾燥の話題から、妙な結末になりました。
実は、昨日も“接着剤が乾くのを待つ”という名目で、仁淀川河口に波乗りに出掛けていました。
公約通り、今年は、あんまり仕事をしません。でも、待ってくれてるお客さんが見たら、まずいな。
昨日は、テイクオフはややハード。その分、板はビュンビュン走ります。アルメリックの本領発揮です。
ほいで、今朝は4時出発で、入野松原へ。サイズは頭ぐらいですが、なぜかジャンクなコンディション。がっかりです。
Iちゃんと、地元の方を交えて犬談義です。本日、モモちゃんは同伴していません。
親バカ、丸出しです。君は羊を追え~!
犬にまでバカにされて、惨めな気持ちになりました。
実はこの後、渋々海に入ったんですが、セットは、アウトからインサイドまでつながる、パワフルなファンウエーブでした。どうやら、愛犬自慢をしてている時が、一番良かったみたいです。
波乗りは、やってみないと分かりません。
海から上がると、元看護婦のMちゃんが海岸で、巨大エガニを捕まえていました。かなり危険な奴です。
Mちゃんは、職場で厭なことがあったらしく、大分前からプータローです。でも、近々復職の予定。 「病院やめたら、会社と同じで、給料、振り出しに戻るンとちがう?」と聞くと 「この辺の病院は、なんぼ働いても、最低賃金で~」ということでした。地方経済の現実はアホの政治家には映ってないんでしょうな。
お昼には、帰宅して、昼寝して、さあ仕事だ!と思った矢先、はるばる、入野松原からS君が 「ウクレレの修理をしてくれ~」と尋ねて来たので、一切終わりました。
でも、海岸でビックウエーバー兼、人気シェーパーの串本さんの興味深い話も聞け、木工商売の参考になりました。
盛り沢山の一日でした。
波高計の針が、跳ね上がったので、午前3時半から入野松原に出発。しかし、夜半から雨と妙な風が吹き、一抹の不安が・・・・・。
まあ、こんな天気でした。
案の定、波はグチャグチャで、コンディションに文句を言わない私でも、入りませんでした。
先っぽは、このように変化してきました。
伊田ポイントでR君が、「興津はあるじゃろ~」と言うので、寄ってみました。海岸の向きからして、風もいいはずです。
峠から、双眼鏡で覗くと、満潮のせいか、割れていませんでした。潮が引くまで、6時間も待てません。
盛大に降り注いでいるところを捉えました。雲は大したもんですね。
光も降り注いでいます。
それから、近場の仁淀と興殿もチェックしましたが、良くなくて、8時半に帰り着きました。
気を取り直して、すぐ仕事にかかりました・・・・・・・・・いや、寝ました。
ほぼ、5時間のドライブでした。疲れました。環境にも悪いな。
収まりつかずに、昼飯を食ってから、また出かけて、仁淀川河口に入りました。サイズは肩で、ロングにはピッタリの波でした。結局、家から15分の近場で出来ました。なんじゃ。
久々に会う仁淀のローカルのメンツも変わってないようでした。みんな、禿げか、白髪になっていました。
時々、仁淀でもやらして下さいね。
こう暑いと、ブログの更新も体力勝負となってきました。まあ、本業は、チョボチョボやっているので、大丈夫なのだ。
今日は、一般の方には意味不明の木工家専用です。
最近、わりと大がかりな新作に取り組んでいるので、治具作りをしています。失敗すると材料の損失が大きいので、まず、外堀から埋めているような感じです。
新作は、超精密な加工が必要なので、いつもより念入りです。
よく、治具命!みたいに、手をかける人がいますが、私は簡単に済ませます。2度と使わないことが多いですから。この治具も、さほど役に立たないことが分かりました。
お客さんに買ってもらうもんじゃないしな。
このテンプレートも、ホゾを左右どちらからでも、はめられるよう、高精度です。
黄色いテープは、微妙な直角のズレを修正したものです。
今回の加工には、ルーターマシンが欠かせません。厚さ6ミリの板に、3ミリの溝を掘るには、剛性の高い機械じゃないと無理です。それでも、なかなか、ど真ん中に通りません。
慎重に進めたんですが、今日も沢山、失敗しました。
多品種少量生産は程々にしないと、身の破滅につながります。しかし、やらずにおれない性分です。
そろそろ、山桜のテーブルを作らないといけないのですが、一気に仕上げないと、勘所を全部忘れてしまいそうです。忘れるのは、大得意ですから。
朝晩は、少し涼しくなってきましたが、日中の暑さは変わらず。今年は、残暑も厳しいというが、どうなることやら。
昨夜、「やまぶき」で天然ウナギ丼を食べてきました。すぐ横の清流で獲れたものです。ツガニ(モクズガニ)の仕掛けに入っていたそうです。
牛乳瓶よりやや細く、体長70センチの大物です。ズングリムックリでちょっと、普通のウナギと種類が違うようです。
その割には小さいって?天然ウナギは、焼くとすごく縮むんです。頭は縮んでないので、異様に大きく見えます。
大将は白焼きを薦めましたが、せっかくだから丼にしてもらいました。でも、つまみ用にご飯は僅かです。
「山椒がないか」と言ったところ、「粉山椒はないけれど、ちょっと待ってくれ」 と、山から生を採ってきてくれました。
注文したら、全部焼いているので、不思議に思ったら、「残しても、しょーがないから」と丸ごと出てきました。3人前はあります。お腹を壊しそうなので、常連さんに一切れだけ分けました。
いや~、幸せでした。
大き過ぎたのか、独特の匂いがありましたが、気になりません。皮も少々堅いです。常連さんは、皮を残していました。「俺は、こんな下品なもんより、トンカツがいい」・・・・らしいです。
腹一杯になって、他のツマミが頼めませんでした。胃袋も心も大満足じゃ。