ハイエースの改造(キャンピング)一覧

車中泊は貧乏くさいか。

最近、軽四キャンパーも登場して、車中泊が市民権を得てきたようだ。ハウツー本もたくさん出ています。本来、夜行列車などに使われた言葉と思いますが、今回の“車中泊”は宿泊費を浮かすために自家用車で寝ることを言います。

結論から言いますと、車中泊は貧乏くさくないけれど、やってる本人は間違いなく貧乏だと思います。しかし、新年をネットカフェで迎える人から見れば、お大尽じゃわな。複雑な気持ちになりますね。

私は、大きな箱バンのハイエーススーパーロングに家具を積んで、全国あちこちで個展をします。荷物を降ろすと3畳位の空間が出来ますので、宿代を浮かすためにそこで寝るのです。

バス、トイレはありませんが快適さはホテルと変わりません。トイレについては、最近はどこにでもコンビニがありますし、郊外に出れば大自然がやさしく包み込んでくれます。

岡山で個展をした時、駅のすぐ近くの安ホテルに一泊してみたんですが、飲みに行くには便利なものの、窓の外は隣のビルで本当に貧乏くさかったです。

都心で飲んで、仕方なく品川プリンスに泊った時も、15,000円も払って薄汚い部屋でした。外国なら値引きか、部屋替えを強要するところですが、酔っていたし泣き寝入りしました。

そんな訳で、なまじっかのホテルより快適な車中泊は、新しい旅のスタイルになりつつあると思います。貧乏なだけで、貧乏くさくは全くありません・・・・・・でも、本当にいい旅の宿には泊まりたいな。

それから、車の中で、カップラーメンすすったり、コンビニの食材とカップ酒なんてのは、貧乏臭過ぎです。土地土地の旨いもんを食って、後は寝るだけにしたいものです。


ハイエースにカーテンを取り付ける。

最近、ネタの方が多くて困っています。今日の話は少し前のこと。

Katenn1 ハイエーススーパーロングにカーテンを取り付けました。

この部分は、冬の断熱に、街での車中泊の目隠しに特に重要です。

ホームセンターでプラレールを買ってきて、炙って曲げます。レール部分を変形しないように曲げるのは、ちと難しいので余分に一本買って練習するのもいいでしょう。

大体の形になったら、極小の木ねじで取り付けます。ここのモールはきつく接合されていますので問題ないです。

Dsc_0002 カーテンは通販でオーダーしました。裏地を付けると遮音、断熱がUPするというので付けてもらいました。ちょっと上等な生地で¥7000くらいでした。

幅は130でオーダーしましたが、スーパーロングなら125がいいと思います。高さは150㎝。

カーテンに高さを調整できるフックが同封されていて、天井にピタリと付きます。両側の隙間は磁石で貼り付けます。材料屋で売ってる強力なミニマグネットを縫い付けるといいと思います。

カーテンは、先日のキャンプでも効果がありました。朝の運転席は冷たかったです。荷室のふさいでない窓は、右下のマットを貼り付けます。高知では十分です。

Dsc_0003 世帯臭くなるし、場所もとるので敬遠していた敷布団を導入しました。

こりゃ、いいですわ。お家と同じや!!たまりません。

これで簡易キャンパーの改造はひとまず終わりです。残った窓をアクリルで2重窓にするか、カーテンを付けるかはゆっくり検討したいと思います。

皆様、他人の迷惑にならないよう車中泊を楽しみましょう。私は、コインパーキングに止めて、居酒屋巡りをしてみたいです。


ハイエースのエアヒーター(FF暖房)

今日は、両親の年賀状をパソコンで作っていたので、ついでにブログも更新しよう。

エアヒータは車の燃料を燃やすストーブで、エンジンをかけなくていいし、燃料消費もごくわずかで、車中泊の心強い味方だ。車の中は、明け方湿気で冷え込むので、南国高知といえども10月から5月までお世話になる。

「あんた~、その金で何泊ビジネスホテルに泊まれるの?」と言ったおばさんがいましたが、そういう問題じゃないし・・・・・少しは考えましたが。ニュージャパンヨットで購入。

Honntai これが本体。左の太いパイプから車内の空気を取り込んで、暖めた空気を右のパイプで車内に循環させる。

小さいパイプは、バーナーを燃やす吸気と排気だ。この作業は車外で行われ、車内はクリーンです。

取り付けブラケットは既製品ですが、不細工だったので、自分で加工しました。

金属の排気パイプが取り付け部分で急に曲がっているのがチューナーとしては残念なところですが、高温になるので近くのパイプやコードに影響を与えないため仕方ありません。まあ、レーサーのエンジン組むわけじゃないですから。

Haikisairennsa 赤い矢印が排気サイレンサー。排気は車外に出ます。青い矢印は、オプションで付けた吸気サイレンサー。ちょっと静かになります。

Kyuukihaiki 車内はこんな感じ。最初はタービンが回り始めるので、ジェット機と同じ音がしてうるさいですが、徐々に静かになります。でも、吸排気口の近くは矢張りうるさい。私は音に異常に神経質です。効率は落ちるでしょうが、パイプを長くすれば静かになると思います。

まあ、エンジンかけるのとは比べ物になりませんが。上にあるのがスイッチです。なかなかお利口で吸排気口が塞がったりすると、自動で停止します。

Batteryタービンや燃料ポンプを作動させるのに電気を使います。 2,3泊程度なら問題ないでしょうが、長いとサブバッテリーが必要です。あれば、パソコンや読書灯が使えて便利です。

この車は、とても重量バランスが悪いので、重いものは後ろに設置。衝突の際はドエライ凶器になるので、床の鉄板にケースごとボルトで固定しています。

床に穴を開けたり、燃料タンクからパイプを引いたり、DIY上級コースです。それと、自動車整備関係に友人がいないと厳しいです。私は丁寧に仕上げて4日かかりました。自分で取り付けるのはお勧めできませんし、やってもらった方が、結局安上がりでしょうな。

20年乗るつもりなら、設置しても元は取れます。

*大型トラックや本格キャンピングカーのように設置場所と睡眠をとる場所が離れていれば問題はないでしょうが、吸排気口の近くで寝るのは少しうるさいです。離れれば問題ないです。静かにするにはパイプを長くするとか工夫がいると思います。


ハイエースの断熱加工

Dsc_000311 来るべき冬のキャンプに備えて、ハイエーススーパーロングの断熱加工を進めています。

天井にスプレーのりでサーモウールを敷き詰めていきます。運転席の上の内張りも簡単に外せますよ。グラスウールは安いけれど、結露するし、どうせ建築と違って手間仕事なので、いい素材を使った方がましです。ちょっとNASAみたい。

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床は3㎝厚の杉板ですから全く寒気は上がって来ません。

側面はサーモウールが、剥がれ落ちる可能性があるので、スプレー式の発砲ウレタンを使いました。この隙間にサーモウールを押し込んでいくと完璧です。

でも、一部配線まで吹き込んでしまったが大丈夫かな?

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右側の荷室の窓は、どうせサーフボードで視界がないので2㎝厚のスチレンボードで潰すことにしました。

写真は車体のRに合わせて、工業ドライヤーで曲げているところ。側面は隙間のないよう、バンドソーで角度を付けてカットしています。ドライヤーで表面を少し熔かすと両面テープが良く効きます。

こうなると、病気というか、いつもの、やり過ぎ病です。木工は、全然いい加減なのにな~。不思議だ。

昨夜、早速、海岸で泊まりましたが、雨の音も大分静かだし、FFヒーターを切ってもすぐには寒くなりません。いい感じです。家に近くなりました。夏場も、随分涼しいそうです。

* ところで、搭載している自転車ですが、広いスーパーロングとはいえ、枕元に自転車があるのはどうもいけません。以後、必要な時だけ載せるようにします。

* 施工後、隣にガソリン車が来ても気づかないほど静かになりました。いいのか、悪いのか?ただ、雨の音は激減はしません。天井に直接当たるわけですから。発砲ウレタンを吹くと凄く効果はあると思いますが、マスキングをしっかりして2液の垂れないタイプを使う必要があるかもしれません。車体をひっくり返せるなら簡単でしょうが。ゴムシートのようなものが効果がありそうです。


ハイエース用ボードキャリア

これは、木工なのか波乗りなのか、先日ハイエーススーパーロングにロングボード収納ラックを取り付けました。

Dsc_0092 ロングボードが2枚収納できます。しかもボルトオンです。しかし、シートベルト用のねじ穴は、加工されるのをトヨタが嫌ったのか、11ミリの非常に特殊なサイズで、12ミリのタップを切りました。後部をゴムで止めます。

今までは、床に立てて置いていたんですが、エアヒーターの吸気孔と干渉するので上げました。天井に吊るすのは、せっかくウォークスルースの高さががもったいないのでやめました。家具の配達もありますし。右側の視界が死にますが影響はないです。ただし、ひどい衝突をした場合、ボードが頭を直撃する可能性があります。まあ。軽いものですし、自分もつんのめっているから大丈夫だと思うんですが。でも、もしそうなったら、いやな死に方ですね。

ところで、昨日の続きなんですが、ビッグウエーブの聖地、ハワイのワイメアベイ(この動画はとても安全なサイズです)では、ローカルに直接聞いた話では(余計、あてにならないかも)毎年数人が死ぬそうです。深い海底に引き込まれると、真っ暗になり、1分近く上がって来れないこともあるそうで、サイボーグのような連中もゆるくないです。また最後に、うまく浜に上がれず、波頭荒れ狂う、岩礁地帯に流されてしまった場合、傷だらけになり、命を取り留めても、波乗りをやめる人がほとんどだそうです。怖いですね~。ここの巨大な波は予測がつかず、運任せの部分があり、ワイメアギャンブルと言われています。


自転車

Dsc_00222 久々に贅沢品を買いました。ブリヂストンのCA700、クロスバイクです。嬉しくて、昨夜は枕元に置いて寝ました。

物心ついてから、私は自転車と付き合ってきたように思います。中学生の時に買ってもらったランドナータイプの自転車は社会人になっても乗り続け、タイヤを3回も替えたから、おそらく地球一周分は走ったんじゃないでしょうか。

20年前に買った、マウンテンバイクは、クロモリフレームで重いのですが、まだまだ現役です。教員となって、この自転車で、母校に学生時代と同じく、片道十数キロを通うとは夢にも思いませんでした。流石に毎日じゃなかったですけど。数年前、奈良、京都もこれで巡りましたが、次は絶対オートバイにしたいです。

今回の自転車は、不細工なアルミフレームですが、軽さを優先させました。10kgほど。最近ののスポーツバイクは、太いカーボンフレームで機能を優先させたため、自転車本来の優雅さがなくなってしまいました。この自転車は、ちょっとまだいい感じを残しています。私はマニアではないので、いつもスポーツバイクの安い価格帯のものを買いますが、それでも20年以上使えます。自転車はちょっといいのを買った方がお得です。

3125 ただ、今回の購入動機は不純です。車を駐車場に置いて、居酒屋まで歩くのが大儀なので買いました。ハイエーススーパーロングに積んだままにするのです。観光地では、量販店に駐車して、自転車で巡るんです。軽量なので積み下ろしも楽です。

とはいえ、今日は相当あちこち走りまわりました。まだちょっと暑いけど、自転車もいいもんです。近所には堤防の上とか、車の来ない道が割とありますし。


ハイエーススーパーロング

Dsc_00030001 トランスポーター兼、簡易キャンパーの愛車を紹介します。色は薄い黄色。

荷室は3,5mあり、助手席を倒せば、4m材も積めます。改造箇所は・・・・・

* 後部座席をはずして、3人乗りとして申請。
* 3cm厚の杉板、本ザネ、フローリング。職人仕上げ。安い。木材業界は大変です。
* レイズ鍛造ホイール、レカロシート(お客様にタイヤ館の社長がいるため)
* FFヒーター(車の燃料で作動する)
* サブバッテリー、走行充電システム
* 天井にIKEAで買ったLED照明。48灯だが、なぜか一つ切れた。
* シマムラ製マクラー、及マクラーカバー

Dsc_00060002 手前の踏み台は、重量物の積み下ろしに欠かせません。車内ではテーブルにもなります。

でかいので、駐車場に困るし、高速料金もちょっと高いのが難ですが、仕事に遊びに便利です。以前はボンネットのあるトラックに乗っていましたが、雨の多い日本ではトラックは定着しませんでした。1BOXは一度乗ったら止められません。材料の積み下ろしも、別に製材所ではないので問題ありません。


屋根を切る。

今日は、イスのオイル塗装が乾く時間を利用して、愛車のハイエーススーパーロングにルーフベントを取り付けた。小さいサンルーフというか換気口です。

先日の神戸の個展では、ずっと車中泊だったが、換気用にルーフベントは欠かせないと感じた。ところ構わずリヤゲートを開けるわけにいかないし。

Dsc_00150002 最初、穴を開けるのには勇気がいりましたが、ジグソーで簡単に切れました。

今度、友達の車にも開けてあげよう。

屋根は、不用意に歩くと凹みますので、毛布とベニヤを敷きました。

この車は、縦にリブが入っているので厄介ですが、木で埋めました。結局、内装材を切ったりして、丁寧に仕上げていると、1日かかってしまいました。

Dsc_00200003 この、オムニ製のベントは良く出来ていて、虫除けネットと遮光カーテンも内蔵されています。しかし、壊れたら、コンプリートで交換しなければならないような気がします。紫外線にどれだけ耐えられるか興味があります。

これだけのことでも、いろいろな道具のお世話になりました。また段取り的にも、一般の方には困難でしょう。木工をやってて良かった、稀な例です。

ちなみに、車高が2m30㎝もありますから、塀を利用して屋根に上がりました。

* この施工は結局雨漏りがして、やり直しました。最初は外側に線のコーキングをしたのですが、屋根は場合によってはダム湖のようになり、ベッタリのコーキングの上に載せるようにしなければ水の浸入を防げません。ハイエースはリブの凹凸があるので難しいです。懐が温かい人は専門店にお願いした方がいいと思います。それから、鉄板を切断した時の切粉の除去は超・ウルトラ念入りにやらないとひどいことになるます。