木工家専用一覧

テーブルその後

今日は、完全に木工家用のブログです。

Dsc_00020001 この写真は、昨年末に温泉施設に納めたテーブルの写真です。

憶えている方もいらっしゃるでしょうが、面倒だったし、さほど天板が反った経験もなかったので、試しに、反り止めを入れませんでした。

本日、片道2時間の現場に行き、反り止めを入れてきました。

先週、宿から「反ってはいるが、さほどでもない」という連絡・・・・・・・どうせいと言うんじゃい? あまりにも安く発注した自責の念か、遠慮がちだ。

行ってみると、確かに微妙。しかし、生真面目な木工家なら卒倒するレベルかもしれない。天板が少し垂れてきているのだ。

でも、なんでも真っ直ぐが当たり前の空間で、面白いといえば面白いし、自然といえば自然だ。1台だけ、やや激しいのがあるが、それは、それなりに隅っこにセットされていて、こういうのも、いいんじゃないかと思えるのだ。

もう、反り止め持参で来てますので、勿論取り付けました。

1、今回の天板はヒノキで厚さ30だが、45なら大丈夫だと思う。

2、製作した反り止めは、量産品によくある、木ネジ用の長穴が2段に開いたタイプだが、ルーターマシンを使っても、意外に手間がかかるし、危険だ。手作りなら、木製のクリートを使った方が、作動も良いし、簡単だ。長穴のタイプは、NCにはいいのでしょう。

(普通に、私の作るテーブルは構造材として反り止めは入っています)

私も結局、真面目だけがとりえの日本人なのでしょうか。もう少し、様子をみてもよかったのです。