木工一覧

ごく稀なこと。

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以前は、ウチのショールームの前に置いていたベンチなんですが、車での荷物の出し入れに大変邪魔なもんで、入野松原の海を望むポイントに引っ越したんです。

ほいで、時々ここをジョギングする若いママさんの目に止まり、ネットで調べたとかで、全然スタイルは違うんですけど、ダイニングテーブル用のベンチの注文が来ました。

珍しいこともあるもんじゃね。

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だもんで、今日は朝4時に家を出発して、6時から2時間ほど波乗りして、お客様を訪問して、打ち合わせをしました。

それから、また波乗りをして、北山鮮魚店のブリとカツオを買って帰りました。良かった良かった。

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波はややジャンクなコンディションでしたが、胸肩で、癖をつかむと乗れました。晴れたり雨だったりでしたが、涼しくて気持ちがいい。

霧雨が降るとき、海から陸に向いて、生まれて一番綺麗でパーヘクトな虹を見ました。陸からは見られません。無粋なサファー達も、波乗りを忘れて見とれていました。幅は500mくらいだったでしょうか。

海からですので、残念ながら写真はありません。


今日は、ちょっと二日酔いだったし、仕事も一段落したのでダラダラと過ごしました。でも、お客さんと長話したり、そこはそれ、年の功で時間を上手く使いました。

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これは、先日ギャラリーから頼まれた水差しの蓋です。そのギャラリーでフランス人作家のガラス器を購入されたお客様が、それを水差しに見立てるというので、何でか、私にお鉢が回ってきました・・・・・・・つまり、便利屋じゃな。

通常、水差しの蓋は真塗りと決まっていますが、ちと、オシャレじゃないので、ウォルナットに拭き漆で仕上げました。

茶道具ということで、それなりのお代は頂くようにしていたんですが、いざやってみると意外に難しく、つまみの形もデザインしなくてはなりません。

結局、最初のは全体に薄くし過ぎて失敗し、これは2作目。プロならそれ以上の失敗は許されません。

結論として、茶道具の製作はうんと請求しないと割に合いません。それに、今回は知らないお客様の仕事で、好みが分からなくてやりにくかったです。

でもまあ、私の“お道具買い”もあながち無駄ではない訳です。

実は先日、オークションに、青磁の蓋が出ていました。逆に、本体を木工旋盤で作るのも面白いと思い、入札していたんですが、意外な高値で落札出来ませんでした。桐箱に単体でしまってある“蓋”って、どういう使い道なんでしょうかね?


記念撮影

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出来上がった、T型チェアー11脚と、在庫分の6脚で記念撮影してみました。

この写真では、座面の樹種の違いもわからないし、ちょっと窮屈に並べ過ぎました。

座面には、タモ、栃、楢、山桜、栗、ブナを使っています。

売るほどありますので、どうぞよろしくお願いします。


午後から営業。

二日前の波乗りの疲れがまだ残っていてしんどいです。波が大きいと、沖に出るのに5倍も労力が要るのです。3歩進んで、2歩押し戻されます。また、気疲れもします。

それでも、午前中は仕事をして、午後は打ち合わせでした。

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先日訪れた、古民家リニューアルをしてダイニングテーブルを製作することになっている現場をチェックしに行きました。

私の家族が全員出払っていたため、犬連れです。スーパーロングの前席3人乗りに、私、モモ、デパートの外商部長と横並びで出掛けました。流石にまずいと思いましたが、部長も、お客さまも意に介さない様子でした。私のお客様は皆心が広くて助かります。

床は、私の提案通りに施工されていて、口から出まかせも程々にしないとヤバイな~と思いました。

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新建材とうまく組み合わされています。ここは、田んぼと緑に囲まれていて、本日の暑さでも日陰は涼しいです。

この後、本宅でお茶を頂いたのですが、代々伝わる古いお軸に描かれている人物の由来を尋ねられて・・・・・・・・う~ん、それは鑑定団に聞いて下さい。木工家もいろいろ勉強しないと営業は出来ませんね。

でも、体もだるかったので、巧い具合に午後の時間が使えました。


本日は雨か?

昨夜から、波乗りに行くために、ニューボードにワックスも塗って、準備万端整えていたんですが、明け方は雨で、妙に気分が萎えてしまいました。そしたら、日中は薄日が差したりして残念じゃった。

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ほいで、肘付きウィンザーチェアー等の撮影をしていました。

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撮影は普段の仕事よりずっと疲れます。ちょっとでも良く見せようと無理するからだと思います。

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しかし、はやい話、実物以上には撮れません。逆に実物はいいのに、撮影してバランスの悪いプロダクトは、 素材の迫力で持ちこたえているのです。

カメラは冷酷ですからね。

特に証明写真の自販機は、年齢がもろに出るな。全然、サービス精神ちゅーもんがないよな、あいつには。


時計出来た。

久々に、幅2mのロール紙を広げて、ブツ撮りをしていました。写真家は3脚を広げたり、縮めたり、また移動させたり、商品の配置を変えてみたり・・・・・本当に体力勝負だと思います。

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「木工家による時計展」の商品出来上がりました。これは、塊から削り出し、漆を6回かけたもの。底に鍵やシャチハタの認印が隠せるように窪みがあります。 ¥35,000

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ナビブ砂漠の建物みたいですが、鍵やアクセサリーが掛けられるようになっています。材は栃です。やっぱり底には窪みがあります。玄関先に置いとくのは、ちと、用心が悪いかもしれません。 ¥32,000

注文があれば、別途製作いたします。もう、慌て者が一つ買っていかれました・・・・思う壺じゃ。


手内職

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豪華リビングセットの製作は、センターテーブルの荒木取りが済んだ時点でひとまず中断して、「木工家による時計展」の商品を作っています。

当工房は、銭になるなら、こんなメルヘンチックな製作もします。エロでも、グロでもご注文があればなんでもやります。

たまには、こういうのも気分転換になっていいです。(そうでもないけど。)

でも、4つ作ったんじゃ~商売になりません。しかし、今回はこの位にしておきます。ほんでも、一つ予約が入りました。あわて者の客を何人か抱えているかが、この商売の決め手だと思います。

高知人はレスポンスがいいので、好きです。


リビングセット

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今日は、センターテーブル以外は仕上がったリビングセットをお客様にチェックしてもらい、気に入って頂きました。ていうか、大喜びでした。

テーブルは在庫のものを合わしてみました、基本的にシンプルな、この形でいくことに決定しました。売るほどある在庫も、たまには重宝します。

実は、脚やスピンドルが乱立するので、少しハデハデしくなるかなと思っていたんですが、意外に上品です。やっぱり人柄が出るな。

景観、実用上どうかな?と心配していましたが、これなら、広い部屋さえあれば、問題なく設置できます。片肘付きの椅子は、すごく座り心地がいいです。

まだ予算のことは詰めてなくて、以前、お客様が「一回で払えるかしら?」と言うんで「そりゃーもう、うんと用意してくれないと困りますぅ~」と返事しておいたら、今日は頼みもしないのに、前金を置いていかれました。だまされやすいお客様は大歓迎です。

展示場は北窓採光で、これだけ、商品の面積が広いと、光が均一に回り込みません。今度は、夜間に照明の光で撮影してみようと思います。


肩の荷がおりました。

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難渋していた、片肘付きのウィンザーチェアーの木地がやっと完成しました。

その割には大したことないって?そんなもんですよ。

このタイプは、肘を組むのが難しいです。少しずつ調整しながらの作業です。今回は、治具を作って、まずまずの精度で組めるような方法を確立しました。日進月歩やね。その割には歳をとり過ぎました。

肘は左右には水平でなければなりません。前後方向も水平だと、前方に垂れて見える傾向があるので、やや前上がりにするのがミソです。その方が力強い印象になります。誰に聞いた訳じゃーないんですが。造形の基本です。

先ほど、一回目の塗装が終わりました。今日は工房を片付けておしまい。これで、普段のペースに戻れます。目出度し目出度し。

簡単に出来て、うんとお金の取れる仕事がしてみたい。


ほんでも幸せ。

サーフィンの合間に仕事もしています。

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片肘付きの椅子は大分出来ましたが、慎重に検討しながらやっていますので、仕事の超速い私としては、異例のスローペースです。モモも呆れています。

ちょっと込み入ったデザインをすると、あちこち手を加えなければならず、アリ地獄に陥ってしまいます。まあ、今年の大仕事だから妥協せずに、最後まで頑張ろう。

椅子は、結局図面だけでは、決定できないので大変です。でも、会社勤めで、アホな上司から、あれこれ言われるのに比べたら、天国みたいなもんです。