木工家専用一覧

コーヒーテーブル?

よう仕事してます。

小さなテーブルを製作中。高さ650。仮組して全体の様子を見る。

こういうテーブル、何と呼ぶ?ググってみると「ビストロテーブル」。逆にその名で画像検索すると折り畳み式の簡易なものが多い。「カフェテーブル」というのもあった。

山桜指定で製作。強靭な材なので脚は細くしてヒットした場合の接合部への負担を減らします。ここにホゾを作るよりビスケット2枚の方が強度が出ると思います。

仮組してみる。

接着剤を塗る部分はマスキングして溝等を先に塗装します。

治具を作って、隅木を接着。乾いてから木ネジで止めます。こうするとズレたりしません。

天板は収縮を考えてフローティング式です。ボール紙で4辺の隙間を均一にしてから・・・・・

竹釘を熱し、フライパンで炒るのが良いとか、

センターを止めます。

1回目の塗りが終わったところ。仕事が途切れないのは有難いことですが、仕事して酒飲んで寝るだけの人生もちと寂しい。


四方転び

本日は眼科に行った帰りに「クラフト吉川」でランチを頂く。普段誰にも会わない仕事なので、会話すると酷く疲れます。

貫のホゾ穴は深穴なのでいつもながら緊張します。軸径12,刃径9,片刃で丈夫に作ってあるビット。やればどうってことないのですが、始めるまでが億劫です。

四方転びでホゾも長いのである程度緩くないと組めません。貫は徐々に締めて行かないとホゾ先が壊れます。

おお!計算通りじゃ。でも、解体するのも一苦労です。脚を引き抜きながら、貫も緩めなければなりません。

接合部分は後で修正が少ないようなるべくピッタリにしました。

前後・左右の貫は高さがうんと違う方がカッコいいのですが、強度的にはこの位が妥当か。

通常のホゾとは逆で、このように隙間がないと入ってゆきません。厚みはピッタリで接着剤で強度を出します。

誰も注目しないところに凝るのがこの道の極意・・・・かどうか?


シェルチェアーの製作

今日は天気も悪かったし働いた。

シェルチェアー6脚の制作をしています。

座と背を接合。以前、木工家の方からどうやって最初に固定するのか聞かれました。鋭い質問ですね。「寝ている間に小人が・・・・・。」と答えておきました。

補強の契りはレーザー加工機で。前のデータがあるから簡単です。

脚はこの形状ですから時間がかかります。つばの部分はスキューチゼルで加工しないとボロボロになってしまいます。

後は小刀やサンダーで整えます。

若干のバラツキがあるので調整しながら組み合わせます。前回はエンファシスの脚形状でしたが、テレスコピック型に戻しました。バカっぽくて良い。

で、手間かけてどうなんですか?と言われれば返事のしようがないが、こういう一見無駄な事の積み重ねが大事なんです!・・・・・そうでもないことも多いが。ボケ防止にはなると思います。


デスクの製作

YouTubeで津波を見ていましたが、やっぱり恐ろしい。

デスクの材の木取り。1枚の盤から3枚取ります。このような材は・・・・

華麗なブックマッチングになりますが、こちらは流石に使い難い。

通常こうして裏を使いますが、今回は材料の関係で刎ねた。

芯割れがあった部分はルーターマシンで削り、

埋木します。

殆ど分からなくなります。また目立たない部分に配置します。

本日、組み立てまでいきました。案外この直角が難しく、気を付けなければなりません。


板剥ぎ

今日は一応白内障手術の最後のチェックでした。保護ゴーグルを外し、顔や髪を洗っても良い。

たまには木工家専用。近所の娘さんがめでたく中学校に合格したのでデスクを作ります。こういうのは多いのですが出資者は全てお祖母ちゃん。結構なお祖母ちゃんを10人も抱えていれば我社の経営も安定するであろうが、人生は甘くないのである。

先端に一枚つぎ足すのは・・・・・・

教則本によると、クランプの圧がかかるのは45度の範囲。それが重複するようにクランプをかけなければいけないそうです。幅が狭い板だと全体に圧がかかりません。勿論、つぎ足した板には接着剤を塗っていません。


最初は怖い

感染が広がっているのにGO TOとは?高知県なんかはそのせいだと思う。

久々の木工旋盤。てか、1週間ぶりの実労働です。

何度も言うようですが、木工旋盤に長いブランクの後に刃物を入れる時は怖いです。左のセットを作るのに30分かかりました。非常に疲れるので一休み。右に作業が進むにつれ、感じがよみがえって加速度的に進みます。

ボールガウジ等の刃物ではこの位にしか仕上がりません。

どうしてもスキューチゼルが必要です。

これは椅子のパーツ。今回、縦木取りを試みましたがどうも結果は良くありません。やっぱり横木取りの方が速くて正確かな?でも逆目が激しい。

明日、再挑戦やな。

最近、ブログに外国から「モデレートしてください。」しょっちゅう入って来てウザイ。スパムに放り込んでもドンドン来ます。


泣きっ面に蜂

一昨日の晩はカツオのタタキを2人前平らげて酒も十分に飲んだ。朝起きると軽度の痛風発作が右足の親指付け根に起こっていました。数年振りか。でも、靴を履けば普通に散歩が出来たので油断した。大抵は1日で治りますから。

ピンルーターによる端面の倣い加工。ワークが上がって傷を付けてしまった。型にも傷が。

べニアが勿体ないので埋木。ワークにも同様の処理をしました。

6脚分の加工完了。

それで、昨夜は牛肉なども食べて更に十分に飲みました。今朝は痛みで目が覚めました。ええ!昨日より悪化している。びっこを引きながら散歩を終えました。

幸い今日は曲木の加工だから足が不自由でも問題ない。

ボディープレスにかけると嫌な音が・・・・・。

割れていた!

この曲げ加工は今まで一度も失敗したことがありません。なんでや?

1、加熱時間が短すぎた。でも、剥ぎ面かその付近で割れているので、最初は剥ぎが切れたのでしょう。

2、PIボンドが開封してから1年以上経っているので賞味期限が切れたのか?

3、板剥ぎの時、3か所くらい仮止めして、水とブラシで接着剤をぬぐったので水が浸入して接着強度が落ちた。

どうやら№3が怪しいな。

この2枚がお釈迦に。何とかリカバリーを考えたけど、アウトラインを仕上げているので無理です。あってはならない失敗です。貫などに再利用できますが、貫の部材なんて盤から木取りしていたら自然に出て来るしな。

体調もすぐれず最悪の一日でした。でも、今夜も飲みそう。


段々増える。

・・・・・・酒の量が。タバコを止めたせいで余計体に悪いかも。

そうじゃなくって山桜のデスクの話。

幅600で12枚ホゾ。ホゾの数が年を追うごとに段々増えるんですけど。まあ、数が多い方が丈夫ではあります。それでもこの位がMAXだろうな。


曲木

今朝は天気も悪いのでゆっくり寝ていたら、入野松原のビーチクリーンではなかったか?もう間に合わないので2度寝した。

本日も全く下らない木工家専用です。アイロン曲げをします。下は温室用ヒーター。5分くらいで柔らかくなります。

型に入れ、ボディープレスで曲げます。アルミ箔と布を取ると急激に冷えるのでそのまま。表裏は工夫して分かるようにします。

ボディープレスはストロークが100mmしかありません。そのままではスピーディーに組めないので、この柱をスペーサーとして使います。まあ、昔はハタガネでやってたんですけど。

そのままでは中々冷えないので先っぽのアルミ箔は剥がす。

布とアルミ箔を取らないでプレスすると、布のしわになった部分がこのように傷として残ることがあります。ここも曲木されているわけで、どうやっても元には戻りません。手早く外した方が良いのか?

右は磨いたもの。栗は水蒸気でタンニンが出ます。

多少の戻りはあるものの精度は十分。幅方向の曲木は長さ方向程ハードではありません。


アリ組 その2

天気が悪いと能率が上がりません。今夜は飲み会なので早々の更新ですが‥‥天気も悪いし、コロナも嫌なのでお街に飲みに行くのは気が進まない。

糸鋸で切り離します。ノミで修正したりはしません。ノミより正確ですから。中国製ハズキルーペもいいけど、眼鏡市場なんかで専用の眼鏡を作ってもらうのが一番良いと思います。しかし、左目が白内障で良く見えない。

留の部分。トリマーで落としきれなかった分はアサリのない鋸で切除。バッテリー式を使いだすともうコードのには手が出ません。

さて、うまく嵌まるかな?

2,3回調整してまずまず。

出っ張りを逃す治具はレーザー加工機で制作。データを作るのも随分早くなった。

今回は幅が1500と変則なので、後ろに補強板を入れて、引き出しも3杯にします。座椅子も進めたいのですが中国から刃物が中々届きません。