先ほど、今日更新したばかりのエクスプローラーでブログを書いていたら、UPするときに飛んでしまった。いい加減にしてほしいな。クロームでも出来るかな。
でも完全にやる気をなくしました。今日はここまでにします。損害賠償はどこに請求出来るんでしょうか?
今日も、木工家専用ブログです。
うちの近所には「障子を止めホゾにしたのは俺が最初。ここから全国に広まったのよ!」という建具屋さんがいて、一代で工務店に成長したのを見ると、あながちウソではないような気がします。そういえば、通しホゾの古い障子を見たような気がします。
一般の方に説明しますと”止めホゾ” とは、メスの材に、ホゾが貫通してない接合です。下の写真は通しホゾです。
これは李朝風の文机で、天板の厚みが1㎝強しかないので、クサビ状の通しホゾにしていますが、私も普段通しホゾは使いません。
通しホゾの欠点は、
1、2~3倍の手間がかかる。
2、どうしても段差が出来る。椅子の座板の場合、長年の使用でも小口面は減らないので、ますます出てくる。
3、ホゾ先の小口面が出るので、外気の変化を受けやすい。
メリットは、手作りぽくってカッコいいことでしょうか。
貫通ホゾは、接着材や木材の乾燥が十分でなかった頃の技法だと思います。しかし、別に否定するわけないんですよ。効果的に使えば、売上UPになりましょう。でもあんまりこれ見よがしのものは好きではないです。
*打ち込み式の椅子の場合、座板厚が30㎜もあれば、ホゾが直径25㎜で、転び角があっても十分止めホゾでもちます。それなりに精密さが必要ですが。
現在、通い盆を作っています。30㎝×20㎝の最少サイズです。最終的に30枚ほど作るのですが、昨日はあらかた出来上がったものに、漆をかけてみました。こうすることによって、デザインの修正とか問題点も見えてきます。実際、多少の改良が加わりました。
ところで、今回木地には栗、ホウ、ヒノキ、ケヤキを用意しました。
栗・・・・一番上です。木目が面白く、軽いのでなかなか良い。しかし、ストックしている材の板厚が、30mmと2枚とるには薄く、1枚では無駄が出ます。もっと厚い板は幅が広過ぎてもったいない・・・・で、ちょっと困っています。
ホウ・・・・木味が柔らかい感じで、どうもこのデザインには向かないようです。もう作ってしまったので、柿渋で塗ってみます。
ヒノキ・・・・もともと、ヒノキを想定したので、ばっちりです。ヒノキも柔らかいのですが、メリハリがあって、なんかいいです。ヒノキはやっぱり鯛じゃね。
ケヤキ・・・・勿論いいですが、高価ですし、ちょっと重くなるかも。ちょうど、五分板(15mm厚)があったので10枚くらい作りました。“五分板”とはケヤキの柱なんかを製材したときに出る半端な材で、実際は厚さはまちまちで、反っていたりするのですが、地獄市の時、安く売られています。銘木屋の小遣い稼ぎですが、こちらも有り難いです。
同じデザインでも、材料によって仕上がりは全然違ってきます。
その1、 完成間近の高杯2台の軸の部分のホゾを2㎜も細く作ってしまった。当然スポスポでやり直しだ。旋盤加工の練習にはなるのと、今度同じものを作る時は使えるのが救いだ。
単純にノギスの読み違えだ。回転する材料に直接当てるのもデジタルノギスにするか。
その2、 バンドソーの刃を交換後、仮止め(ノコ刃を張らない状態)で、内部の掃除をしようと集塵機のスイッチを入れたつもりが、10cm横のバンドソーのスイッチを入れる。
ガリガリいう。幸い大事には至らなかったが、ガバー内部の金属をを少し削る。流石にステライト刃は影響がない。ラッキーだった。
これには伏線があって、2本ある予備の刃の一つを取り出したところ、ヤニや内側のカスがひどく、不審に思いながらも、薬品やスクレーパーで1時間もかけて掃除したのだった。
それが、どうしてもうまくつかない。こんなことは初めてだ。何のことはない、少し短いのである。鋸の研ぎ屋が間違えて、他人の刃を入れていたのだった。「自分の仕事もまともに出来んのかい!!!!!」高知県人の南方的特性とはいえ、情けなくなる。
他人の刃をせっせと掃除したのも腹が立つ。だいたい、乾燥材を挽く場合は、のこ身もホイールもきれいなもんです。
もう一本の替刃を無事はめたところに、丁度出入りの機械屋が来て、苦情を言ったり、世間話をして時間が空いたんです。
更に、バンドソーのカバーが直角に開いていたので、本来お互いに位置関係がわかりやすい、両スイッチが、平行に並んでしまったのです。
もう、私は若年性痴呆で木工は無理かもしれない。
今日は、久々に仁井田の丸太の市場に出かけた。もう、材料は焼くほどあるし、金もないので、どちらかというと、忘れられないように顔見せです。
ホントに買うのであれば、何回も下見をして、作戦を練る必要があります。
木材をいかだや船で運んだ名残で、大きな市場は大抵、海沿いにある。
海はやっぱりいいな~。手前の大きな船は何を運ぶんだろう。パナマ船籍でバリ・ハイと書いてある。
いざというときは、これに乗り込むんですな。グリコのオマケみたいですがちょっと欲しいような気もします。
売れないから、いい木を山から切り出さないし。
これは、有名な柳瀬杉です。杉の丸太の売買もなかなか奥深いものがあります。
クラシック音楽は「バッハに始まり、バッハに終わる」なんて言いますが、建築材は「杉に始まり、杉に終わる」そうです。
”ドライログ”とは、旬のいい時に切り倒し、枝を付けたまま放置して乾燥させたものをいいます。昔は当たり前にやっていたことでしょうが。
当然、あと後、虫も入りにくく、いいことずくめです。
昔は豪華な幕の内弁当でしたが、最近はちょっとショボイです。
もっと昔は、皿鉢料理に酒も付いたそうです。旦那衆の商売だったんですな。
今年は盛大に薪をくべているので、ついになくなり、昨夜は秘蔵の端材を燃やしていた。いいんです、いつかは処分しなくてはならないし、次から次へ出てくるもんですから。
やっぱり、かなり難しかったです。後は大分楽に出来るだろうけど。
いろいろな刃物やチャックを総動員しました。道具が仕事するというか、教えてくれるというか。
台の方に良い杢が出ているのが問題です。一杯やるには少し背が高いか。
拭き漆で仕上げて、早く使ってみたいもんだ。安定性はとてもいいです。
やれやれ、ホッとした。
でも、カッコイイ高杯デザインしても、銭にもならん、女にももてんのはつらいな。
道具を工夫しながらですので、一日かかって一枚。しかも「失敗や」と思うような出来でしたが、そこはプロ、なんとか合格点にもってきました。でも、明日挽いたものより明らかに見劣りするようでしたら、ほかします。
50㎝の栗を挽いたことがあるけど全然楽勝だったのにな。
ドリルが動かず、材料が回転して削れていく光景は、気持ち悪いです。故障で止まったエスカレーターに乗った時、一瞬クラっとするのに似ています。
このドリルチャックは保管中、オフコーポのセールに出ていて、少なからずショックを受けました。ひょっとして、ボール盤ともテーパーは同じなんじゃろか?今頃気付いたけど。
テレビ台出来ました。材料はホウです。通常のブックマッチングでは、ホウの場合おさまりが悪いので、白太を内側にしています。
チークオイルはホントにいつ乾くのかわかりませんね。
先日のグラインダーの改造ですが、ツールレストとして厚さが10㎜ほどの鉄板を溶接しました。かなり使い勝手が良くなりました。また、刃物も良く砥げます。苦手なスクレーパーの切れ味が向上しました。
全体像です。このままでは振動で歩く傾向にありますので、床に固定するか・・・・・・・。このグラインダーはマキタの安物で、低速タイプではないのですが、十分使えます。
大江さん、サンドペーパをかけるときだけ集塵機を回すことにしました、これはかなり有効です。
本日は、ブログ作成中、新しい”インターネット エクスプローラー”が使用不能になり、Chromeで作成しました。文章も勝手が違うので省略しました。うまくいくかな。いい加減にしてほしいな。