木工道具・機械一覧

糸鋸木工 3

今日も高知新聞から、

「仏放射線専門家らは“ヨウ素剤 今すぐ配布を” 日本の服用基準批判」

100ミリシーベルトを超えた場合は予防的に服用すべき。早急に広範囲に配れば、まだ遅過ぎることはないとのこと。配布をするに越したことはないでしょうに、政府は手を打っているのでしょうか?仏政府はヨウ素剤配布基準を100ミリから50ミリに厳格化しているそうです。

今日もここから木工家専用です。

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糸鋸木工を本格的にするのに、スクローラーオート1300をオークションで買いました。地震直前に落札して、地震後に届きました。複雑な心境でした。もう、当分仕事はないだろうになと。でも、今は思い切って買って良かった気がしています。

オートというのは、定盤下の糸鋸刃のチャックが自動で出来ます。

材料押さえに見えるのは、鋸刃のガイドで先に磁石が付いていて、締め付ける穴に案内します。レバー先のボタンを握れば、定盤下の穴が開放、放すと締まります。

この、グロテスクなヘッドのデザインは宮崎駿です。

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棒の先のスイッチを押しこむと、案内は後退して、上下動が始まります。便利です。

ヘグナーに比べて切断スピードは速いです。照明付きは糸鋸加工では必須です。

何と言っても、定盤幅600は圧倒的です。先のデスクの製作でも重宝しました。

ヘグナーって、何じゃったんじゃろーね。中抜きには向かない機械です。

出入りの機械屋も、糸鋸盤は盲点だったようです。旭工機の営業マンは良く来ているそうなんですが・・・・・・。

結局、糸鋸遍歴で、新品のこの機械を買えるくらいの、出費をしてしまいました。アホくさ。

でも、糸鋸フトコロ1300は刃口の周りに、半径1300のスペースを確保しなくてはならないのが難な所です。


リフターはやっぱり便利。

これは。木工家専用記事です。

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アリ組の仮組にテーブルリフターが重宝することは以前にも書きましたが、本番で当木をする時にも使います。

まず、適当な柱に当木を載せて縁の高さに上昇させます。

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それから、反対側は当木を手に持って、クランプすればいいのです。一人でも楽々ですね。

勿論、これは、本番の写真ではありません。この状態で、締めつけると、脚は相当内側に傾いてしまいます。


漆風呂

寒いのにも大分慣れて、やっと仕事をする気になっている、今日この頃です。ブログもはかどりません。

漆の乾きは遅く、乾くのに4日はかかるようです。しかし、それを気長に待つのが、漆塗りのポイントです・・・・・・・これが案外難しい。

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漆風呂には、時々湿を与えなければならないので、このような軽量のフレームを作って、扉を外してから、ゴッソリ引き出せるようにしています。

久々にやったら、そのことすら忘れていました。俺の脳は大丈夫かな?

扉は、タモで丈夫に作ったんですが、頻繁に取り外すんで、軽量な杉で作るべきでした。

現在、簡易風呂でも、別の製品の拭き漆をしているんですが、濡れシーツが半日でカラカラになるほど、空気が乾燥しています。

“懐”にも恵みの雨は降りそうにありません。

ここにだけは 「ドカ雪、カモーン!」と言いたいです。


続・集塵の問題

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本日も、一般の方には、実に下らない、木工家専用です。

工房で。一番活躍しているのは、意外に、このベルトサンダーじゃないでしょうか。木工を始める前から持っていたものです。金工に使っていました。リョービ製です。

実は、横型の大型サンダーの導入を検討していましたが、出番が少ない割には場所を取るので諦めました。まあ、これで十分です。

今回、本体にボルトで固定するテーブルを外して、脱着式のテーブルにしてみました。剛性も高くなり、広くて使いやすいです。

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外すと、椅子の笠木等の加工に便利です。ベルトを水平にも出来ると思うんですが、やったことはありません。要は慣れの問題ですね。

もう、20年も使っていますから、ベルトサンダーの達人です。自慢にならんし。

しかも、改造に踏み切るまで、20年もかかるとは、馬鹿やし。

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ベルトサンダーは使用頻度が高いので、うるさかった日立の簡易集塵機から、マキタの掃除機に代えました。連動式でフィルターは粉塵専用です。

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ほんで、日立製は糸鋸盤にお下がりしました。糸鋸は以外に切りくずが出ます。しかし、やっぱり、うるさいので様子をみてみます。

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ヘグナーの説明書通りのやり方では、大して効果がないので、洗濯機用のゴムを取り付けました。集塵は大事ですが、不細工になるのも厭だな。見た目も大事よ!

集塵に気を使って、作業性が悪くなるんじゃ、本末転倒だしな。


集塵の問題

この冬一番の冷え込みのようです。高知県でも山間部は雪が舞っているそうです。

本日は、つまらない木工家専用です。

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出入りの業者が、ムラコシの集塵機の中古を探してきてくれたので、ここ2,3日、配管を工夫していました。

通称、UFOと呼ばれている、1馬力品です。集塵機は、やっぱりムラコシがいいようです。この機械は、静かなんですが、階下の3馬力品に比べると、当然力は劣ります。

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欲張って、バンドソーと横切り、ボール盤の集塵を試みました。各自にシャッターを取り付けましたが、配管が複雑になると、空気漏れがなくても、力は大分落ちるようです。

また、今は袋が新品だからいいのですが、2年もすれば、網目が詰まって 交換する必要があると思います。

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ペティーワークは構造上の欠陥があるので無理ですが、ほぼ完璧に集塵します。何より、空気中に放出される、微細な粉塵が激減すると思います。

もっと、はやく導入するべきでした。これで、火事の危険がある、角鑿盤の集塵は別として、殆どの機械に集塵装置が付きました。

しかし、一番厄介な、サンディング時の集塵は解決しておりません。

室内で作業する木工家は、毎日のことですから、粉塵対策には気を使った方がいいと思います。私など、許容量を超えているらしく、鼻に相当障害があります。

アマチュアの方は、家族と同じ屋根の下の場合を除けば、そんなに神経質にならなくてもいいと思います。


リフターテブルはなにかと便利

やっと、先週あたりから、体調も良くなってきました。が、仕事をバリバリやる気になるかと言うと、そうでもないです。

しかし~!中国にもロシアにもなめられて・・・・・・・政治家は俺みたいな、責任のない呑気な自営業と違うんですけど。いくら、私が怠けていると言っても、政治家の3倍は働いていると思います。

彼らも、忙しいんでしょうけど、それは愚忙と言って、何やっていいか分からんのでしょうね。バカだから。本当に困ったことです。

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山桜のテーブルトップは相当な重さがあって、一人では持てません。

やって出来ないことはないのですが、降ろす時に、どこかが当たると、自重で傷が付いてしまう恐れがあります。腰も痛くなるし。

オイル仕上げなら、ごまかしも効きますが、今回は拭き漆なので、慎重に進めます。

“馬”に移す時、昇降可能なリフターテーブルなら、スムーズです。

この作業台は本当に便利です。プロの木工家なら、絶対に元が取れます。

ただ、中央に見えるフットスイッチは、どうも使い勝手が悪く、なんとかならんもんかな。「もう、チョビット下!」とか音声に反応するのがいいです。


グラインダーは大事かも。

今日は、つまらない木工家専用です。

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木工旋盤での加工の仕上がりは、刃物の“研ぎ”で決まります。研ぎはグラインダーで決まるそうです。

どなたかのブログで、グラインダーによって、随分違ってくると書かれていたような気がします。

そこで、塗装もオリジナルの淀川のSG255Tをオークションでゲットしました。集塵モーターも付いていて、レバーを引いてフィルターのゴミを、底のバケットに落とします。重量は120キロ。値段はたったの¥28000でした。人気ないのね。送料が1万円以上かかったけど。

本日、早速使ってみました。左のマキタの直径150の製品とは、相当、差がありました。マキタは、はじくけど、淀川は吸付く感じか・・・・ちょっとオーバーですが。

スキューを研いで、使ってみましたが、淀川の方が速くて、楽に研げます。切れ味も数段上でした。まあ、感覚の世界ですが。砥石の厚みもマキタ13ミリに対して、25ミリですから大分研ぎ易いです。

集塵ファンの音がちょっとうるさいですが、軸は無音で回ります。振動もなし。

ハイス刃物を研ぐには、スロースピードのタイプがいいと言われますが、私は特に必要とは思いません。仕事も遅くなるわけですから。ヘタな奴は、どっちにしても“なます”しな。

このSG255Tは周速度が1450m/分と遅めで、丁度いい感じです。

いい買い物じゃった。こんなことなら、10年前に買っとくべきだった。

こいつなら、鑿や鉋の修正にも重宝しそうじゃ。


新たな発見

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マッハGOGOGOで、主人公が運転していて、窮地に立たされたことがあった。その時、助手席の従兄かなんかが、「君は自分の車のことを、なんにも知らないんだな~」と言いながら、隅っこのボタンを押すと、ヘリコプターみたいに空を飛んだような記憶がある。

これと似たようなことがあった。実は今日は木工家専用です。

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最終型の桑原の自動鉋の昇降は、電動です。右下の緑のボタンを押すと上昇します。その外側の筒を、左に倒すと、一押しで0,1ミリずつ上昇します。

しかし、薄い材は、7ミリが限度で、それ以上は定番が上昇しません。これまでは、捨て板を使って、薄くしていました。

名古屋で、「後は手回しハンドルでセットするんだ」と聞きましたが、ウチのはハンドルがないぞ~!

今、また薄板を作る必要があり、なんとかならないもんかと、調べてみました。

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あった、ありました。なんかの“はずみ車”と思っていましたが、これが手動ハンドルでした。ちゃんとデジタルカウンターと連動しています。

取説にも書いてないぞ~。こんな、奥まったところにあるのは、あくまで特殊な場合を想定していて、普段の作業の邪魔にならないように配慮されたものでしょう。

おかげで、作業能率はぐんと上がりました。

どころで、マッハGOGOGOはアメリカのアニメにも影響を与えていています。

日本人のデザインした、フェラーリ “エンツォ” はどうもマッハ号がモデルになっているような気もします。

水木先生だけじゃなく、この時代のアニメって凄いよね。


ベンチに穴あけ

アホの森元首相の長男が、酒気帯び運転でコンビニに突っ込んだそうだけど、酒気帯びくらいで、そこまでするか~?

そんなことはどうでもいいけど、近年の日本の首相、ホントに情けない面々ですね~。

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ちゃんと仕事もしています。政治家と違って、一般市民は真面目に働かないと飯が食えないんです。でも、今日は木工家専用です。

前にも書いたけど、ベンチの座板の穴あけに、台湾製ラジアルボール盤を使いました。オモチャの機械ですが、手持ちドリルよりは正確な仕事をします。

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いや、今回、手持ちでいこうとしたんですが、試しにあけてみると、最初はどうしてもブレるので、0,3ミリほど太くなってしまいます。おそらく奥は大丈夫なので、円錐形に広がっているのでしょう。これは、いかん。

どうしても、ボール盤が使えないときは、予め木でスリーブを作っておくと完璧です。

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今日は、この後、脚の先を切って揃えて、塗装もして完成しました。

手持ち加工する前に、端材で試すとは、我ながらアッパレというか、自分でもビックリ!このことを忘れずにいきたいですね。


明日は海か!?

今年は、暑いには暑いのですが、蚊が殆どいません。また、蝉もあまり鳴きません。昆虫の裏年なのか?天変地異の前兆なのか?

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実は、仕事も真面目にやっています。昼休みは2時間とっていますけど。夏は無理は禁物です。工房のエアコンはもう1ヶ月以上、昼夜を分かたず入れっぱなしです。こうすると電気代も以外にかからず、体にもやさしいです。

“お使い物”にするとかで、T型チェアー10脚を頼まれていました。本日、木地まで完成!気が付いたら11脚になっていました。

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この、鉛筆削りのような道具で、ホゾ先を削り出します。このように曲がった小径木は旋盤にかからないのです。この道具は、アメリカ人の友達の友達が開発、販売しています。

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ただ、曲がっているので、NASAのロケット発射技術を応用した、アンチ・レべライジング・スケールを使って、転びの角度を逆算します。

当然、脚の穴開け角度が全部違ってきますので、手間と言えば手間です。それと、若干のセンスが必要です。

それでも、バランスが悪い場合は 「なにせ、自然のものなので。」と言い訳すればOK牧場です。